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当たり前は決して当たり前ではない 幸せとは…

2024年、年が明けて早々、どうして神様はこんな試練を与えるのだろうか?
まだ1月3日だと言うのに毎日のように目を背けたくなるような災害や事故が多発している。

1日  『 令和6年能登半島地震』
2日  『 羽田空港 航空機衝突事故』
3日  『 北九州市大規模火災』

この他にも多くの全国各地で火災や事故でたくさんの人が亡くなっている。

お正月は家族や親戚、友人などと新年を祝うおめでたい日であるはずなのに、今年は全くそんな気持ちにはなれない、、なんて人は僕以外にも多いはず。この3日間、ずっと心が痛い。
テレビを見て、そこに苦しんでいる人がいるにも関わらず、何も力になる事ができない自分がここにいる。本当に無力さを痛感している。

地震があった石川県、とりわけ奥能登地域ではほとんどの家が壊れ、震源地の珠洲市では市内の約9割以上の家が全壊したと言われている。倒壊した家の中に家族がいて、瓦礫に埋もれ身動きが取れない。119番しても繋がらない。最初は返ってきていた返事も救助が来た時には返って来なくなっていた。それは地震発生から24時間がたった頃の話。家の前で涙を流しながらどこにもぶつけられない怒りや悲しみをただひたすら我慢している人を見てまた胸がキューっと締め付けられるような思いがした。輪島市では大規模な火災により約200棟が全焼し、まるで戦争によって原爆が投下されたかのような光景になっていた。多くの地域で道路はひび割れ、水道管や電柱は破損し、インフラは機能していない。地震が起こるまでは、みんな楽しいお正月を家族と過ごしていたはずなのに、あまりにも急すぎる。

地震によって根こそぎ倒れた建物


約200棟が全焼した輪島市

僕達は普段生活してる上で、蛇口をひねれば当たり前のように水やお湯が出る。電気も自由に使える。食べ物もスーパーなどに行けば買える。家に帰れば暖かい布団でも寝れるし、地震などの恐怖に晒されることなどほとんどない。それが当たり前になっている。この地震で被災した人も、地震にあうまではほとんどの人がそうだったと思う。でも今は水も出ない、電気も通らない、食べ物だってない。着の身着のまま必死になって逃げてきた人がほとんどで、真冬の北陸で寒さを凌ぎながら必死で避難生活を送っている人がほとんどだ。たぶん、今ほど普段の何気ない日常が幸せだと思ったことは無いと思う。僕は普段から幸せとは 『 気づけるか、気づけないかの差』だと思っている。今回の地震で普段の生活がどれほど幸せなことなのか気づいた人は多いはず。実際にインスタ等でそのような趣旨の投稿をしてる人も何人か見かけることもあった。
いつ、誰に起きてもおかしくない自然災害や事故。今までなんとなく過ごしていた日々も、今回の地震をきっかけに意識が変わる人が増えればいいなと思った。


今の自分にできること

今の自分にできることはなんだろうか?
被災地へ救助に行ったり、食料を運ぶことはできないけどなにか自分達にもできることがあるはず!そう考える日々が続く。
真っ先に、義援金を送った。またSNSでフェイクニュースを拡散させないことも意識した。そして、何より今の自分の仕事を全うしようと思った。場所は違えど思いは同じ。緊急消防援助隊で今も震源地である珠洲市で活動する消防学校時代の同期からのLINEに心を寄せながら、1人でも多くの人が助かることを願い、これからも自分にできることを続けていこうと思う。この記事を読んでくださっているあなたにもきっとできることがあるはずです。被災地の方々を思いやり、今自分達にできることを全力でやっていきましょう。


※お願い
・SNS等で救助が来ない事など批判的な意見も見かけますが、現場で活動されてる方(特に地元の警察や消防、自衛隊)の方々は、自分も被災者でありながら、本来なら自分の家や家族の事が心配であるはずなのに1人でも多くの人を助ける為に必死に活動されてます。以前倉敷の消防の方に話を聞いた時、倉敷であった豪雨災害の時はまる2日間119番通報が鳴り止まず、睡眠やご飯も取らず活動されていたと聞きました。批判はやめて自分にできることを一緒に探しましょう。

今日も読んでいただきありがとうございました。
被災された方々に普段の日常が一日でも早く戻ることを切に願っています。

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