今後の仮想通貨の行方
これはあくまでもマサ吉の考え方なので、これから確実にどうなるという話では無いです。
しかし、今の現状を考えるとこうなっていく可能性が高いだろうと自分自身では考えております。
まず、仮想通貨が今のドルや円やユーロやポンドなど、法定通貨の代わりになることはあるか?という問題ですが、「有り得ない」と考えています。
国々によって事情は違いますが、日本も諸外国も含め、その国の事情によって通貨高政策や通貨政策をします。
そうすることによって国内の景気の安定や回復を目指していきます。
日本の場合は輸出大国と言われていますが、実際にGDPにおける輸出の割合は2割程度です。
下請けで全て国内で終わるが、その卸先が輸出企業みたいなのを含めても3割に満たない程度です。
しかし、日本では車産業や電気産業など、昔からの大企業が輸出企業には多く、そういった企業に優遇措置が取られることが多い為、円安是正の措置を取られることが多くなっています。
しかし、仮想通貨が世界に基軸通貨になった場合にはそういった措置が一切とられることなく、単純に自由競争となってしまいます。
どっかの国が景気が悪いからお金を刷ってとりあえずみたいなことが出来なくなります。
海外の自国通貨を戻して通貨高にして貧困に苦しむ人達に食料などを安く買えるように負担を減らすなども出来なくなります。
純粋な資本主義という意味合いで言えば世界が一つの通貨になること自体は実力主義大好き人間のマサ吉からするとわかりやすくてよいのですが、国という概念が消えない限り、そして票を取ることで政治家を続けられるというシステムがなくならない限りはまず仮想通貨が今ある法定通貨の代わりになるということは有り得ないと考えています。
そしてまだシステムが脆弱なこともひとつの理由です。
毎月のように世界でハッキングが行われており、その額も数十億から数百億単位で奪われています。
国から考えると、これを軸にした場合にもし国民の財産が仮想通貨に比重を高くした場合に銀行に預ける代わりに仮想通貨に預けてますとなるとその国民の財産が奪われる可能性が今の状態だと銀行に預ける場合とは比較にならないくらい高いと言わざるを得ない状態なのです。
そういったことがあったとしても税務署の見解では税金の特例措置はしないという見解を今回も出した通り、何か問題があったとしても通常通り税金は払ってもらいますよ。
というものでした。
これから先、SUICAなどのように色々なお店で仮想通貨決済が出来るようになったとして、もし大手取引所でハッキングが行われ、それが何千億単位で、取引を沢山している人達だけではなく、支払いなどに使いたい為に仮想通貨に換えておいた人達がハッキングにあった場合には仮想通貨難民という状態に陥り、税金が払えずに黒字倒産みたいなのが連鎖的に起きてしまうということも今の状況では考えられるということです。
そしてまだ法律が追いついていないということもあります。
GOXであったように仮想通貨は法律上で言うと資産ではなく情報という判例が出来ました。
どういうことかと言いますと、今の法律では仮想通貨はただの情報に過ぎず差し押さえ可能な資産では無い為、何か起きた時に仮想通貨に変えられている場合は資産の差し押さえが出来ないとなっています。
簡単に言えば税務署であれど仮想通貨においている分に関しては判例上差し押さえは出来ないと今の判例ではなっています。
お金を借りて返さないといって裁判を起こしても相手が仮想通貨に変えてしまっていたら差し押さえが出来ません。
海外の取引所に送金をし、その送金先銀行口座をノミニー(海外の名義代行)業者を使って海外の銀行口座を作って海外で下ろしてしまったり、その会社のデビットカードを作って若干高い手数料を払ってしまえば差し押さえは出来ない口座が出来上がってやりたい放題出来てしまう現状なのです。
簡単に言うと今の法律だと色々と悪いことが出来てしまうということです。
これが法律が色々追いついたとしても、上に書いた理由から国々の事情がある為、通貨高通貨安を自国で誘導出来ないような状況に諸外国がする理由が見当たらないので、私自身は仮想通貨が世界に基軸通貨にとって変わるというようなことは無いと考えております。
そしてここからはそんな仮想通貨でお金を増やすということについて書いて行きたいと思います。
去年は億り人という言葉が出来たように、ほぼ上げの一方通行相場となりました。
はっきり言ってバブルでしたね。
でもそんな一方通行相場での勝ち組ってどれだけいたか分かりますか?
2割に満たないくらいです。
株や先物やFXでは1割が勝ち組で、年収1千万円を安定的に越える様なプレイヤーはその1割の中で更に1割と言われています。
実際に大手証券会社の人に聞いたのでそこまでずれてない数字だと思っています。
なので実際にサラリーマンを続けるより圧倒的に良いという成績を安定的に叩き出している人達は全体の1%前後ということです。
あれだけ上げてるだけの相場でも2割に満たなかったので、今現在下げ続けたりレンジになったりしていることから、今年に関しては株やFXと同じ様に1割の人達が勝ち組で9割が負け組。そして安定的に勝つのは1%前後という構図になっていくと思います。
この数字だけ見ると悲惨に感じられるかも知れませんが、私自身はどちらかと言うとやっと正常な相場になると考えているだけです。
株でも先物でもそうですが、始まったばかりのものは何処が天井か分かりません。
なので何処まで行くかは誰にも予想が出来ません。
ですから、凄い良いとこでエントリー出来たことに関しては先見の明があったと言えるかも知れませんが、凄い良いとこで決済出来たというのは結果論でしかなくなります。
勿論、何がしかの発言や、国などの動きによって天井ではなく、天井近くで利益確定することというのは出来るかも知れません。
しかし、安定的に利益を上げている大口のトレーダーの殆どは私が知る限りテクニカル重視で、抵抗帯を意識したトレードをしていることから抵抗帯の無いただただ上に行くだけの相場で利益を上げている「ガチホ最高」とテンション上げている人達では無いからです。
色々な仮想通貨があり、これからも数倍、10数倍、それ以上になる仮想通貨も出てくるかも知れません。
色々な可能性はあります。
しかし、確信的にそうなると言える通貨が皆さんにあるのでしょうか?
何か他と明らかに差別化出来るものがあるのでしょうか?
私自身は仮想通貨界隈で有名な方ほど仮想通貨を熟知しているとは言えません。
しかし、仮想通貨のチャートを見ても株やFXと似た様な動きをしています。
そのことから、勝っているトレーダーがチャートを動かしているということは間違いないと考えています。
しっかりとチャートの傾向を読み取り、何かのファンダメンタルが発生したとしても、そこで入るのではなく、そのファンダメンタルによってどっちに動くかをしっかりと見極め、一定のレンジや持合が発生した後に切り上げや何かの否定の形を作ってから行くというチャート形成をしています。
見ていて若干株やFXと違うなと思うのはトレンドの伸び方とレンジのブレイクの勢いが違うと感じました。
それに関して確実では無いのですが、私自身考えがありまして、FXに関して言うのであれば小口の人間が100人1000人1万人と集まったところで相場を動かすほどのお金にはなりません。
そのくらいに市場規模が大きいからです。
しかし仮想通貨自体はFXなどと比べるとまだまだ市場規模が大きいとは言い難いです。
数字に置き換えると分かりやすいと思いますので、数字に置き換えて説明しますと、ドル円の場合に仮定として常に1兆円の流動性があるとします。
1PIPS動かすためには100億円必要だと仮定します。
レバレッジがあったとしても1億通貨必要になります。
その為、10万通貨の人が同じポジションで1000人同時に同じ方向に入る必要があり、逆方向に張る人が全然いないという必要があります。
その為、そういったことがおきにくいことから小口の人達が相場を動かすというのが難しいというのがあります。
そもそも日本の低スプレッド固定の大手証券会社は呑み行為をしている為、顧客の注文を市場に流していないのでGMOクリックやDMM、YJ、SBIなどを使っている限り流動性が生まれることは殆ど無いのですが笑
分かりやすくいうとそういう大手証券会社を使っている人達はデモトレードをやっているのと殆ど変わらないということです。
デモトレードをやって買ったらお金貰えるし負けたらお金引かれるみたいな状況と似ているということです。
一緒ではなく、似ているというのはなんでか?と言うと、たまに市場に流していることもあるからです。
殆どが自社内で完結させることからそういった言い方をしました。
そして仮想通貨に関してもなのですが、呑み行為自体はあります。
実際に取引をして検証もしたのですが、エントリーボタンを押してから10分以上エントリーされるまで時間が掛かったり決済ボタンを押してから決済されるまで17分最大で掛かったりしたことがあったのですが、それだけならまだしも(それだけでもゴミですが)エントリーされた場所や決済された場所が9割方実際に押した場所から悪いところで約定されていることから呑み行為を確信しました。
自分の生徒さんのも合わせて試行回数は400回以上あります(決済もあわせるとその倍です)。
それで9割方悪い位置につくというのはもう天文学的数字なので100%の確証があるとは言えませんが、私の中では呑み行為が仮想通貨業界にも確実にあると考えております。
GMOに関してはそれで去年の11月社長がクビになってるので間違いないでしょうけど笑
本題に戻りますね。
仮想通貨の場合はFXと比べるとまだまだ流動性が高いとは言えません。
そのことから小さいロットが集まるだけでも相場に若干の影響を及ぼすことが出来たりします。
そういったことからFXに比べると抵抗帯がピンポイントではなく、そこら辺となることが多くなります。
ですので、下げている時にFXだとここで一旦下げ止まって停滞もしくは反発あるだろうなと思う場所が、仮想通貨だとここら辺でという感じになることが多くなっています。
その理由は大口の人達が考える利益確定ポイントや反発ポイントに小口の人達が混ざってそこらへんでわちゃわちゃ取引をしていることからそういったことが起きると私自身は考えています。
それを分かったところで投資にどうやって役立つの?という声が聞こえてきそうなので、一つだけヒントをお伝えしますね。
皆さんは確実に天井や底を当てる自信がありますか?
まぁ無いと答えてると思います。
無いから含み損を抱える瞬間が誰しもあるのだと思います。
別に天底を当てなくても良いのです。
天井から逆V字になったり底からV字になったりすることがあります。
でも毎回そうなっていますか?
殆どの場合って天井付近かそこよりちょっと下とかでレンジになってから下に行きませんか?
底でもその反対のことが起きていませんか?
もしその付近で反発する可能性が高いローソク足の傾向とかを見つけることが出来たらそこから反発を取りに行けばよくないですか?
どこまで行くかわからない天底を無理に取りに行かなくても
一度止まったんじゃないか?と思えるような場所になってからでも遅くないと思いませんか?
そしてそう思えるところを見つけたのにまたトレンド方向に行って高値更新したり安値更新したらロスカットすればよくないですか?
ガンガン進んでる最中だと何処が天底かわからないから反発するんじゃないか?って考えてロスカット出来なくなったりしてませんか?
大事なのは明確にロスカットの場所を決められることです。
自分が上や下だと思った時にそれが違うってなって上じゃない、下じゃないって決められてロスカットが出来ることです。
皆さんは上か下かという理由をサイコロの奇数偶数やコインの表裏で決めてる訳じゃないですよね?
何がしかの理由があって上だと思って入るのですよね?
じゃあそれが違うかもって思う理由だって必ずあるはずなのです。
その理由を明確にしないまま投資するのはただのギャンブルです。
もし自分が上だと思うのであれば下だと思う理由が上だと思う理由より多くなった時にはロスカットするべきなのです。
下に行く理由が多ければ多いほど流れとは逆行している取引を少なくともしているはずなのですから。
投資は含み益があればよいものではありません。
しっかりと決済をして、そのトータルがプラスになることが大事なのです。
ビットコイン100万円台で購入して200万を超えてガチホ最高と言って200万円台で利益確定出来た人達は喜べたでしょう。
しかしずっとガチホしている人達は毎日の様に「利確しときゃよかった」っ後悔しているのでしょう。
そんな後悔してたって意味無いし、今みたいに高値も安値も混在するようなチャートではガチホしてもどっかで反発をしてその度に一喜一憂してメンタルやられるだけです。
まだ有名じゃない通貨はガチホでもいける可能性ありますけどね。
FXから仮想通貨に行った人も仮想通貨から始めた人も仮想通貨からFXに来た人もいらっしゃると思います。
でもどんな人達でも一緒なのはお金を増やしたいということですよね?
でしたらしっかりと投資に取り組んで、出口戦略を立てずにただただ塩漬けになることが無い様にして頂けたらと思います。
ロスカットすることを悪いことだとお考えの人が一定数いるようですが、ロスカットをすることは資産の目減りを限定させる上で必ず必要なことなので、そこは勘違いしてはいけません。
勝率8割あっても5回に1回は負けるし25回に1回は2連敗するのです。
大事なのはその2連敗することではなく、その2連敗をしっかりと想定の範囲内のロスで終わらせることなのです。
そこをしっかりと理解した上で投資に取り組むことが出来たら少なくとも今までよりは良い投資生活を過ごすことが出来ると思いますので、そこを意識してやってみてくださいませ。
(`・ω・´)無料で公開しますので良いと思ったらサポおなしゃす。
(`・ω・´)タバコ代下さい。
(`・ω・´)キャバ代ください。
(`・ω・´)飯代も下さい。
(`・ω・´)後はなんだろ?
(`・ω・´)わからんけど下さい。
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