弁護士・石橋京士のTwitterプロフを専門的に添削・改善するとこうなる。
変わりたい。でも怖い――。そんな気持ちを抱いている人も、かなり多いのでは。Clubhouseの朝番組「Morninghouse」は、人生が劇的に変わる場所。各界のプロを番組にお呼びし、ライフチェンジャー(人生を変える〈たい〉人)をプロデュースする。今週は、弁護士の石橋京士(通称:ボヘ弁、以下同)さん。「発信力が弱い」と悩む彼のSNSアカウントに、いよいよ今朝、Twitterのインフルエンサーがメスを入れた。
ボヘ弁のTwitterプロフィール「Before」
前回の記事で、ボヘ弁がどうなりたいか、自らの何を変えたいのかについて触れたが、彼のやりたいことは以下にもある程度、凝縮されている。ボヘ弁は今日にあたりプロフを自分なりに改善してきたようだ。
なかなかいいプロフになっていると思うのだが、どうだろう? 実はこれ、今日の講師「あや」さん流のプロフ構成を参考にして作ったそうだ。
インフルエンサー「あや」さんによる添削開始!
本日ご登場の「あや」さんがここにさらに手を入れていく。まず気にしたいのがプロフへの導線である。大抵のユーザーは以下のような経路でプロフに流入し、最終的にフォローに至る。
自分のタイムラインにツイートが流れてくるのを閲覧
→アイコンをタップ
→プロフィールを閲覧
→固定ツイートを閲覧
→直近のツイートを閲覧
→いいなと思ったらフォロー
大切なのは一貫性を持たせること。たとえばプロフとツイートの内容がちぐはぐだと、"よくわからない"アカウントと見做されてしまう。アイコンもできれば目を引くもの、しかも他のSNSのアイコンとも統一した方がいい(ボヘ弁といえばこの顔と認知されることが大事)。ツイートはそんなに真剣に読まれないことが多いので、プロフまで見てもらえるようツイは工夫しつつ、流入してきた人をプロフでガチっとつかむのが上策だ。その上で、あやさんは言う。
「相手に『どう伝えるか』と同時に、相手に『どう伝わるか』を意識する方がいいと思います。答えはお客さまが持っています」
あやさん、鬼速で修正案を提案する
ボヘ弁の課題は、係争案件などに表れているとおり、弁護士的な難しい言葉を使わざるを得ないところだ。ツイートにしても「わかりやすく」を追求しつつ、どこかで難解さをオブラートに包んで「あとはYouTubeで~」などと促す必要がでてくる。では、たとえばYouTubeチャンネルへ人を導きたいとしたら、工夫すべきはどこか。あやさんは「位置情報の欄」だと語る。
リンクのそばに上記の文がでてくることで、YouTubeへのリンクをユーザーはよりクリック(タップ)するようになる。また、それまでプロフに書いていた「YouTube【ねぇねぇボヘ弁】ボヘ~っとした弁護士が~」という一節は、これにより省略することができるので、その分プロフを別の文章に差し換えられる。加えてあやさんは、プロフの構成について「あくまで一例です」と言葉を添えつつ以下のように提示してくれた。
超・有料級の情報だが、あやさんは助言を惜しまない。
ボヘ弁のTwitterプロフィール「After」
その他、あやさんからのアドバイスは以下のとおり。
・「ボヘ弁」という語がわかりづらいのでプロフの冒頭・出だしは弁護士系の話に
※この弁護士大丈夫か? と思われないように
・ボヘ弁のお客さんのターゲットが「個人」なのか「経営者」なのかによって表現を変える
・プロフ内のリンクの貼り方が散漫なので、たとえばYouTubeに人が流れるようにストーリー的な要素をプロフに盛り込み統一感をだす
・「ボヘ弁」の名の由来、なぜ弁護士になったのか、なぜYouTubeに挑戦しているのか、もプロフや固定ツイに入れられたらいい
・ホームページのリンクも末尾に貼った方がいい
これらを受け、ボヘ弁は現在進行形でプロフを更新中だ(Twitterへのリンクは下方に)。
また、あやさんからこんな提案もあった。「ユーザが、どんなことをボヘ弁さんに聞きたいのか」をユーザーのみなさんに直接聞いてみましょう、と。「弁護士にどんなイメージを持っていますか?」「弁護士にどんなことを聞いてみたいですか?」――ユーザーが知りたいことはユーザーが知っているのだから、直に聞いみて「こんなことを発信してほしいんだな」というヒントを得るのが得策だ、とあやさんは言う。素晴らしいアイデア。
屋号の話、どうなった?
さて、そして表題の話題である。前回、屋号を変えようという話になったのだが、その後どうなったかというと、何とコピーライター川上徹也さんとプロデューサー川原卓巳さんが一案を考えてくれたというから驚きだ。現在の事務所名は
「一京綜合法律事務所」
一方の新しい案は以下のとおり
「石橋ボヘ弁法律事務所」 +コピー:企業に石橋。あなたにボヘ弁。
ボヘ弁自身はこのことに感謝しつつも頭を抱えているようだ(笑)。なぜなら、こういった名に屋号を変えることにはリスクもあるからである。
・「法律事務所の名称に関する規定」にひっかかるかも
※品位を損なう名称は厳しいという……。
・名称を変える時のデメリットがある
=コストがかかる。たとえば
①事務所の看板を物理的に変えなきゃ
②封筒とかドメインも変えなきゃ
③これまでお客さんとやりとりしてきた連絡先も変わる
※今まで付き合ってきたお客さんに認識されなくなる
悩むボヘ弁。プロフと屋号の変更、なるか? 苦悩の日々が、きょう新たに始まった。
※実際のあやさんによる添削は、もっともっと具体的かつすんごいレベル感でした。
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