ボヘ弁=主人公の映像を作る。「踊る大捜査線」などを制作した本広克行氏が監督!?
この記事の元となる音源「Morning House」は、音声SNSアプリClubhouseで毎朝6:50から配信しています。1週間で1人の人生が「劇的」に変わる、新感覚のライフチェンジング番組です。
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各界のプロにも参画していただきながらのプロデュース、今週のライフチェンジャーは弁護士・石橋京士(通称:ボヘ弁、以下同)さんだ。今日は金曜日、チャレンジ5日目である。いよいよ佳境というところだが、彼の変化をつぶさに見てくださっている方々に、ボヘ弁も恐縮しきりだった。引き続き見守っていただけたら嬉しい。本日、ゲストでお迎えしたのは、「踊る大捜査線」などでも有名な映画監督・本広克行さんと、敏腕編集者・日野なおみさん。ここでは2人のお力を借りつつ「ボヘ弁の見せ方」「コンテンツ化するなら何か」について語らってもらった。
ボヘ弁、法律相談を超えて人生相談になることも
本広監督が最初にこう切り出した。
「実は石橋さんとはリアルで知り会いなのですが、今週Morning Houseを聞かせてもらって『ああ、この人って弁護士なんだー』って思いました」
これに「どういうことですか(笑)」と返すボヘ弁。実際の彼は、それだけフランクでつき合いやすい人なのだ。監督は続ける。「僕らが知っている弁護士って、ちょっと距離を取って会話するイメージじゃないですか。でも、石橋さんは中にフイッとと入ってくる感じなんですよね。だから気軽に、冗談みたいにすぐ相談しちゃいますね」
日野さんがここに一言いれる。
「そこ、大事かもしれないですね。法律の相談をするというより人生の相談をするという感じかもしれない」
一同、「おお~」となった。
ボヘ弁の「見え方」的な課題とは
ボヘ弁は法律目線で相談者を見るだけでは終わらない。「この人がどうやったら良くなるか」という視点で相談者の話を聞いていく。そこに親しみあるキャラクターが加味されて相談者もリラックスできる。相談の場は「教える人/教えられる人」という上下関係をつき抜けて、互いがフラットに話し合える場所へと変化する。その上でボヘ弁は課題感をこう語った。
「弁護士への相談って、一般的には、法律でわからないことをアドバイスしてもらったり、『契約書の文言がー』『言葉遣いがー』『法的にここがー』とかいうシーンを想像すると思うんですけど、僕が提供しているものって、その裏というか奥というか、相談者の人生レベルのことまで関わるんですよね。この、弁護士に対する世間のイメージと僕がしていることのギャップを埋めたいです」
ボヘ弁は弁護士として仕事をする時も、法律の話よりヒアリングに重点を置くという(ヒアリングについては前回の記事をご参照ください)。法律の相談では終わらない、心の相談にも乗るのがボヘ弁の真骨頂といえそうだ。
では、具体的に何をどう発信していったらいいのだろう。
下手にボヘッ感を出すとうさん臭いと思われる?
みなで議論していくと、少しずつ筋が見えてきた。SNS発信では「ボヘ弁」でブランディングしていくことも可だが、看板となるホームページではやはり弁護士としてしっかりしたものを前面に出した方がいいだろう、と。
たとえば「友だちになってくれる弁護士」という風に売り出しても、うさん臭く見られたり、「何か裏があるのでは」と勘繰られたりするかもしれない。「弁護士」という仕事に世間が抱くイメージとのギャップがそう感じさせるからだ。元アップル本社副社長の前刀禎明さんは「弁護士を再定義しよう」という。そのためにこそコンテンツが必要である。
映像の本広さんと、本の日野さん、そして皆――おのおのの意見をぶつけあった先に収斂(しゅうれん)していったのは「映像じゃないかな」という見方だった。
本広克行監督がつむぐ「醸成したいイメージ」
では、企業の方々などが相談したいと思えるような動画はどんなものになるだろうか。当然「弁護士って、ハードル、高そう」と思わせてはいけない。庶民的な風も出さないといけない。しかしそれを出し過ぎるとうさん臭く見えてしまう。本広監督は、仮に相談に乗っているシーンを映像化したとしても「私服でフランクにやっているだけでは、うさん臭さが出てしまう」と語る。
ここで、「たとえば本広監督がシナリオづくり前提でボヘ弁を主人公に映像化するとしたら、どういうものにしたいですか?」という声が出た。本広さんはこれに対し、即興で「弁護士事務所としてはかっちり。で、中に入ってカジュアル、がいいと思う。事業を立ち上げる時に『こういう人がカジュアルに弁護士についてくれるんだ』というイメージがわくものにしたい」と応じた。それに日野さんが「ワンコイン相談じゃないけど、弁護士=高いという印象も払拭したいですね」と続ける。まさにこれこそ、いまキャンペーンでやっている「ボヘ銭15分コンサル」だ(詳細は下方)。
この"15分相談室"についてはこれからも続けていきたいとボヘ弁は言う。ただ、それを「ボヘ銭コンサル」と呼び続けることには抵抗がある。そこで前刀さんが提案。「『リーガルコーチング』という名まえだったらどう?」
即、採用! となった。
苦労してきたボヘ弁の物語が大事と日野なおみさん
ストーリーについては日野さんからこういう意見が出た。
「この人はどういうストーリーで弁護士になったのか、弁護士としてはどこらへんが強いのか、といった物語がもうちょっとハッキリ出せればいいと思います。仮に15分の相談室をそのまま映像化しても、コンテンツにはならない。ストーリーを反映する必要はありますよね」
ここはテキスト(文章)の出番だろう。ユニークなパーソナルストーリーが伝わって、ホームページに来てくれたお客さんなどが「だからこういうことにこの人は取り組んでいるんだ」と分かるとなお良い。日野さんはさらに続ける。
「もっと言えば、苦労した話があるとみなからの共感も得られます」
実は、苦学生だったボヘ弁には、このテの話がたくさんある。彼は特段、勉強ができたわけではない。というか大学も法学部ではなかった。親も離婚し、お金もない中、奨学金で大学に行った。新聞配達もした。弁護士も、はなから目指したわけではなく、当初は経営者になろうと思っていた。進路を大胆に変化させて、こんにちに至るのである。
「こういう映像コンテンツを作りましょう」
そもそも、ボヘ弁のメイン顧客ターゲットは誰か。彼は、会社から「就業規則をどう変えたらいいでしょうか」とか「いま従業員とモメてるんですけど、どうしたらいいですか」といった相談を持ち掛けられることが多いという。起業や事業を立ち上げようとする人たちの相談が特に多く、「法人化のタイミングっていつごろがいいですかね」という質問も受ける。ここで本広監督が、「それをショートムービーにするの、どうですか? ためになるショートムービー。石橋さんが実際に演じてもらって。うちには撮りたがる人がいっぱいいるので」と意見した。
一同、「おお~」である。
「単純に淡々と法律や現象を解説する動画では誰も見ないと思うんですよね。そこにフィクションを入れましょう。たとえばすごく綺麗な女性から石橋さんが相談を受けて、それをバシバシ片づけていく、みたいな。で、『もっと詳しく知りたい方はコチラまで』ってつける。ドラマ仕立てにして」
これに対し、ボヘ弁が大胆発言。
「それ、監督のオンラインサロンでやってくれないですかね?」
すると監督、「全然できるんじゃないですかね」と即答。
またまた一同、「おお~」である。
あとは、「弁護士ってこんなことも頼めるんだ」「こんなことも言ってもらえるんだ」という要素を入れればOKだ。そこに「観てくれる人がどう感じるかという目線は外さないでくださいね」と日野さんがつけ加える。監督からも追加でボヘ弁に「シナリオ、書いてください」と依頼が。戸惑うボヘ弁。だが、これはやるしかない。これだけ監督と日野さんが力になってくれているのだから。みなが応援してくれているのだから。ボヘ弁の事務所に来る依頼の「あるある」を脚本化すべし。
このあと、「Morning House」ではシナリオづくりのアドバイスなどが続いた。わちゃわちゃ盛り上がる今朝のroomから――。
またまた奇跡が生まれた。
さっそく、ボヘ弁と監督で日程調整。後日、両者の打ち合わせが行われる。映像、乞うご期待!
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本広克行
日野なおみ
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