「GAFA」や「BATH」が多額投資をする“クラウド”とは?
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最近、iPhoneなどの登場で“クラウド”を日頃耳にしますよね。今回は、「“クラウド”とはどんなものなのか?」「なぜ今世界を牽引するGAFAやBATHがもの凄い額を投資するのか?」を解説していきます。
※GAFAとはアメリカの大企業、Google、Apple、Facebook、Amazonの総称。
※BATHとは中国の大企業、百度(バイドゥ)、阿里巴巴(アリババ)、騰訊(テンセント)、華為(ファーウェイ)の総称。
“クラウド”とは何か?
“クラウド”とは、クラウド・コンピューティングの略です。“クラウド”を簡単に言うと「ユーザーがサーバーやストレージやソフトウェアを持たずに、インターネットを通じて、サービスを必要な時に必要な分だけを利用できるもの」
今までは、ハードウェアを購入したり、ソフトウェアをインストールしたり、ソフトウェアのライセンスを購入しなければサービスが使えない事が一般的でした。しかし、クラウドの登場よって、インターネットを経由するだけでサービスが利用できるようになりました。
クラウドサービスの分類
SaaS(Software as a Service)
ネットワークを経由してソフトウェアを提供するサービスです。
実際に使われているサービス:Googleマップ、Yahoo!メールなど
PaaS(Platform as a Service)
アプリケーションを構築して稼働させる開発環境をネットワーク経由で提供するサービスです。
PaaSとは、システム開発者にとって欠かせないサービスですが、私たち一般人は、ほとんど使いません。
HaaS(Hardware as a Service)IaaS(Infrastructure as a Service)
サーバーや記憶装置などのインフラ機能をネットワーク経由で提供するサービスです。
iPhoneなどのアップデートで出てくる「OS〇〇」といったインフラ機能を提供するサービスです。
GAFAやBATHは、なぜクラウド事業を拡大するのか?
先ほども言った通り、“クラウド”が無い時代は、個々で企業ごとで情報をハードウェアやソフトウェアに保管していました。しかし、“クラウド”は、ネット経由で全ての情報をクラウド上に保管することができます。すなわち、GAFAやBATHは、個人や法人などの情報をクラウド上に集めることに事業拡大し、独自のプラットホーム体系を作ってます。これらの情報を得ることで、大きなメリットがあります。莫大な個人情報を手に入れることで、データを分析しニーズに合ったモノ・サービスを展開していく、または新事業の拡大にもつながります。
Amazonを例に挙げると、Amazonは、EC(いわゆるネット通販)が目につきますが、実際はAWS(Amazonのクラウドサービス)の年間売上高は400億ドル以上でAmzonで最大営業利益を生み出しています。そして本業のリテール事業(小売事業)は、Amazon内の売上高は1番多いですが、ほとんど利益を生み出していません。