ロシアの経済制裁で話題【SWIFT】とは?
こんにちは。
ロシアがウクライナへ侵攻し、世界が大きく動揺しています。
EU各国やアメリカ、日本、NATO、G7などで、急速にいろんな経済制裁を話し合われています。
例えば、ロシアの金融資産や口座を凍結させたり、半導体など武器になる可能性となる物の輸出を停止することなど金融・エネルギー・運輸等の規制を発表しています。
その中で、ドル建てのSWIFTからロシアを除外することの可能性があります。
SWIFTとは?
SWIFTとは、Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication(国際銀行間通信協会)の略になります。
国際銀行間の送金や決済に利用される安全なネットワーク等を提供する非営利法人で、本部はベルギーにあります。1万を超える世界中の金融機関がSWIFTの標準化された通信フォーマットを利用して日々大量の決済業務を行なっています。
ドル建てのSWIFTから除外されると経済的な大打撃を受けることになります。
世界中の貿易で使われている通貨は、基軸通貨の「ドル」です。
※同じ通貨を用いている国同士の貿易の場合は、その通貨を用いる。
(例えば、ユーロを用いている国同士での貿易。いちいちユーロをドルに変えて貿易すると高額な手数料や為替リスクがある)
つまり、ドル建てSWIFTから排除されると、実質全ての国と貿易ができなくなります。
しかしこれを実施するとロシアは経済的に一番大きな打撃を受けますが、多くの国で物価の高騰が起きます。
ロシアは多くの国に天然ガス・石油などのエネルギー資源を供給しています。
その天然ガス・石油の供給が止まれば、必然的に物価が高くなります。