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ロシアの目的「ウクライナのNATO非加盟と非軍事力」
こんにちは。
今回はロシアが本格的にウクライナの侵攻をしています。
そこで、なぜロシアはウクライナに拘っているのか簡単に説明できたら良いなと思います。
ソ連の時代の関係性
ソ連の領土は、ベラルーシ、ウクライナ、モルドバ、グルジア、アルメニア、アゼルバイジャン、カザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、キルギス、タジキスタン、エストニア、ラトビア、リトアニア
これらが領土でした。
ソ連とアメリカの冷戦化で発足した、ソ連側の軍事同盟「ワルシャワ条約機構」とそれに対抗してできたアメリカ側の軍事同盟「NATO(北大西洋条約機構)」です。
ワルシャワ条約機構の加盟国は、ソ連をはじめブルガリア、ルーマニア、東ドイツ、ハンガリー、ポーランド、チェコスロバキア、アルバニア、(モンゴル、北朝鮮)
ワルシャワ条約機構は、冷戦終結に伴ってソ連内で革命が起きて解散しました。
しかし、NATOは止まりませんでした。
どんどん旧ソ連の領土であった国やロシア近国がNATOに加盟していきます。
それをよく思っていないのがロシアなのです。
NATOの展開とロシアの国防
なぜよく思っていないのか、ロシアは領土が大きいため「国防に莫大なお金がかかる」+「国防の場所に兵隊派遣するのに時間がかかる」からなのです。
すなわち、ロシアは急速にせめて来られたら防衛が間に合わない。
そこで、ベラルーシとウクライナここを緩衝国とすることで、国防のために時間を稼ぐことができるのです。
そこで、ウクライナがNATOに加盟する可能性が出てきたことで、それをよく思わなかったのが、今回のロシアなのです。
もともとウクライナとは特殊な場所です。ウクライナにもロシア系住民がたくさんいるクリミア半島及び東部、親ロシア派がたくさんいるウクライナ東部などがあります。
そこでロシアは、クリミアと東部を取り入れることで、「(そこにいる)ロシア人への危機がある」という名目でウクライナのNATO加盟を全力で止めてきているという状況になっているのです。
ロシアの最終的な思惑として、
①ウクライナに傀儡政権を樹立させる可能性
②ウクライナ政権を転覆させロシアの指示通りの政権を樹立をさせる可能性
③ウクライナの東部を領土を占領する可能性
プーチンの思惑はそれらを超えているかもしれません。
軍事力での有無
もしロシアの思惑になった場合は、中国が台湾へ動き出す可能性が大いにあります。
ロシアは核兵器という武器をちらつかせているため今の現状、欧州はじめアメリカは軍事介入は簡単にできません。
もちろん、NATO加盟国ではないため軍事介入の義務はありません。
核兵器という力はとても大きく、加盟国以外の他国の軍事介入は極めて難しい。
そして、今回のウクライナ侵攻のように先手を取れば、自国の思惑が実現できるという方程式が成り立つことが証明されます。
そこで、中国が長年狙っていた台湾への侵攻が起きる可能性が出てくるのです。
今のところ、先進国のロシアに対する経済制裁だけですが、それがロシアにどれだけの抑止力があるのかが、今回のポイントです。