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日本にもこんな通りが欲しい!たった数百メートルで、DIY→アンティーク→家具→雑貨を一気に巡れる楽しい通り。
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さて今回は、雑貨屋「TIGER」をあとにして、コペンハーゲンの街の中心部のデパートまで行ってみましょう。だいたい上の地図のようなルートです。
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バスが便利だけど、いつも通り、最初の数日はすべて徒歩で。Osterport駅へ歩いていくと、白い屋台ボックスを一人のお兄さんが引いていました。ひと一人で引っ張れる重量ではないよな?と見ていると、やはり補助エンジンが作動中。しかも、車道を歩いています。ここでは、引っ張る人と小さなボックスを含めて“一台の車両”扱いってわけです。これ福岡の屋台みたいに置き場があるのかな?
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Osterport駅に到着。駅舎とは反対側の橋を渡ると、線路沿いにちょっと現代的な建物を発見。
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これホテルなのか! あえての線路沿いにホテル。ホテルの口コミを見ると、ちょっと電車っぽくなっているとか?
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しかもエントランスロビーは、こんなオシャレで、ホテル完備のレンタルサイクルも充実。さらに駅が目の前なので、走れば30秒で電車乗れます。
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あっ!さっきの兄ちゃんが。先に駅に到着して既に出店完了といったところ。交差点に一台の華が咲く。駅前の設置の仕方がなんともしっくりきています。このあと小街のいたるところで、このような屋台に出会うことに。この先、ままっすぐいくと、左手奥に例の人魚がある公園。我々は一本右斜め前の通りを入っていきます。
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中心部には珍しい低層の建物が出現。映画「コペンハーゲン」でもロケに使われいて印象的だったオレンジ壁のこの一帯。この先を、もう少し歩いて曲がったあたりから、少し雰囲気が変わってきます。
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こんな可愛いショップがあったりして。ここ何やかというと、実は、、、
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フック屋さん! 強烈です。店主のおじさん、いろんな国のものを集めているのだとか。興味深くいろいろ聞いていくと、それはインドだ!とか言われて、ビックリします。田中は、夏水組の夏水ちゃんにお土産をゲット。
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その隣からまちの小さなミニホームセンター的DIYショップがいくつか続いていました。確かにアジアでも、どの国でもDIY通りってありますよね。日本にはなぜかない。そして、その先に現れたのは、アンティークショップたち。
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ふらっと入ってみると。
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レベルが高い。すべてが欲しくなるレベル。
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本気すぎる。これなんて建物オブジェだけど、電動の何かが仕込んであって。謎すぎる。謎すぎるけど、最高イケテル。欲しい。しかし、メチャ高い。
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足型、に可愛いなぁ。
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そしたら今度は雑貨屋と家具屋がどんどん現れはじめる。雑貨屋はインターナショナルに。こけしも登場。
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日本でもよくみるもの、はじめてのもの。
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DIYショップにアンティークショップ、雑貨屋に家具屋に照明屋、ラグショップたちが、カフェやレストランを挟みながら通り沿い一直線に続きます。確かにどれも、暮らしを成長させるという点で、互いの相性がいい。そして、それらがグランドレベルに展開しているのが最高です。
極めつけは、この通りと目と鼻の先に、デザインミュージアムがあって、至極の家具たちが展示されていたりもします。その周辺には、もう少し高級ラインの家具屋さんが集まっているのだから、エリア一帯としてのブランディングが秀逸です。まちの雰囲気と路面に出ている、あるいは窓越しに見えるモノたち、カフェ、ミュージアム、それらが重なり合うように、ライフスタイル系ショップを楽しめるこのエリア、あまり観光本には載っていませんが、オススメです。
ちなみに上写真の右奥は、さっきのフック屋さんがあったところ。本当に数百メートルしか歩いてないんです。あれですよね。本当は、表参道ヒルズなんて、同潤会青山アパートで築かれたこれまでの文化と、それ以降の時代を読み込むことができれば、ハイブランドではなく、こういう通りにした方が、商業的にもより成功したのでは?と考えてしまうのは、安易でしょうか。しかし、ひとつ言えることは、その時代の繊細な空気感というのもを醸造させる器としては、大きなハコ、大きな施設には難しいということです。
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そんなことを思っていたら、偶然、昔のハードディスクから、2000年ごろの青山アパートの写真が出てきました。全体としては大きな施設ですけどね。やはりハコの小ささが、人々に与えていた能動性は、計り知れないものがありました。これはどう考えても超絶「豊か」です。コペンハーゲンの人にも、この風景なら、胸をはって自慢できる。
しかし、今はありません。日本にこの「豊かさ」を取り戻すこととか、新しくつくるときにも「豊かさ」をデザインを軸につくるには、何が必要かということを、本気で考えていかなくてはいけません。
大西正紀/mosaki
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