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2024年10月の星の動き

こんにちは。ほえーるけいこです。

季節が進んで、グッと秋めいてきたなぁと思う今日この頃です。窓を開ける時間が増えたからか、近所のこどもたちの元気な声が聞こえてくるのがなんとも微笑ましいなぁと思っています。季節の変わり目、どうぞお元気でお過ごしください!


水の星座に天体集合、愛と情熱のきらめき

10月は全般に、多くの天体水の星座を運行している点が非常に印象的です。水の星座とはすなわち蟹座、蠍座、魚座の3星で、感情や共感を表す星座です。物事が動くときには一般に、情報や物理的な要因、直感だけでなく、「守るべき人のために」「悲劇を繰り返さないために」といった具合に、感情の動きが起点となるものが少なくないものですが、この時期は特に、感情が起点となって現実が動くような場面を、私たちは多く目撃することになるのかもしれません。

蟹座火星とトランスサタニアン

先月5日に蟹座入りした闘いの星・火星は今月もぐんぐん火星を突き進み、冥王星のオポジションに向かっていきます。冥王星のほかにも今は、天王星、海王星といったトランスサタニアンと呼ばれる星々もまた、それぞれの星座の最終度数付近を運行している時期です。トランスサタニアンは月や水星に比べると進行のスピードがはるかにゆっくりで、「ひとつの時代」と括られるような長い時間を象徴するとされています。それぞれがそれぞれの星座で作ってきた「時代」を、闘いの星・火星が刺激することになる、というわけです。

そんなわけで11月4日(月)の火星の獅子座入りまでは、これまでの経緯の中で溜まりに溜まったものが、かなり派手に噴出することになるのではないかという予感があります。冥王星は12日(土)に順行に戻り、いよいよ11月20日(水)から水瓶座の軌道を本格的に運行し始めることになります。その前のラストスパートと呼べるタイミングがまさに今なのだと思います。かなりドラマティックな展開が起こっても、決しておかしくないときです。

風の星座のトライン、活発なコミュニケーションの広がり

月の初め方、太陽と水星は天秤座にあって、双子座の木星とトラインの位置関係を取り続けます。天秤座は議論や交渉、契約と関連が深く、双子座はコミュニケーション、ニュースを表す星座です。この時期、さまざまな場面で議論や交渉が活発に行われることになるのではないかと思います。しかしここで行われるのはおそらく、シンプルな情報のやりとりではなく、もっと血が通った、気持ちのこもった感じが含まれているのではないかと思います。

水星と太陽は中旬以降に蠍座に入っていくので、ここからはさらに感情的な側面が強化されていくのではないかと思います。なかなか届かなかった小さな声、言葉にならなかった声が、このタイミングでようやく語られていくようなイメージも浮かびます。ここで表現されるのは情報ではなく「ストーリー」です。語る人の人生を反映しているからこそ、力を持ちます。

物理的、経済的な「新しさ」

物理的、経済的、つまり実際的な側面でも、中旬まではかなり活発な動きがあるのではないかと思います。愛と豊かさ、喜びの星・金星が蠍座にあって、牡牛座の天王星と向き合う位置関係になるからです。ただしこちらは、「前例踏襲」といった動きにはなかなかなりにくいのではないかとも思います。向き合っているのが革新、刷新を表す天王星なので、新しいこと、前例のないこと視野に入れて取るべき手段が決められていく、といったイメージが浮かびます。また、金星にとって蠍座は少々居心地のよくない場所で、同じく強い状態ではない蟹座の火星とトラインの位置関係にあるため、少々荒ぶる感じも予想されるのではないかと思います。

18日(金)には、愛の星・金星が射手座入りしていきます。ここのところ天空的には「火」の星座が少なかったので、ここからなんだか元気が出てくるのではないかと思います。金星は対岸の双子座木星とオポジションの位置関係になるので、かなり楽観的でキラキラした雰囲気が出てきそうです。

天秤座の金環日食、牡羊座の満月

3日(木)3:49に、天秤座で金環日食を迎えます。日本からは残念ながら見ることはできません。日食は新月のスペシャルバージョンのことを言います。対話、交渉、そして調和の星座である天秤座の新月であるのに加え、コミュニケーションの星・水星も重なっていることもあって、ここからロングスパンで対話や議論を重ねていくテーマが提示されたり、対話そのものがここからスタートしたりするのではないかというイメージが浮かびます。このチャートでは、水の星座にある火星、金星、土星がグラントトラインの位置関係をとっています。ここでもやはり、情報だや条件だけでなく、心、気持ち、ハートを起点に議論がスタートしていくことになるのではないかという予感があります。

17日(木)20:36には、牡羊座で満月が起こります。冥王星と火星のオポジションとゆるめながらコンタクトしていて、活動宮のグランドトラインができています。かなり鉄火で野心的な形で、バチっと「決まる」ことがありそうです。満月は「満ちる」タイミングなので、ここまで続いてきた諍いや戦禍が、リーダーシップをもとにした調和的な対話の末に収束していく、といった展開になることを切に願っています。

それではみなさま、素敵な10月を!

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