【山羊座満月チャートを読んでみた】赦しと癒し
こんにちは。
ほえーるけいこです。
6月22日（土）10:08に山羊座で満月が起こります。
山羊座のキーワードは、I use.
職業、社会的立場、名声、堅実、建設的、忍耐強く、責任を持って、組織、保守的、持続力、伝統、縦社会…などなど。
新月・満月のお願いを書いている人は、よかったら参考にしてみてください。月は22日（水）08:09に山羊座入りしてすぐに満月タイムを迎え、24日（月）の12:15まで山羊座に滞在します。
山羊座で起こる2回の満月
金星、水星と並んでキラキラと明るいムードの蟹座の太陽が、山羊座の初期度数にある月と向かい合う満月です。魚座最終度数付近に位置している海王星とも、ゆるめのTスクエアを作ってます。
この山羊座では、2008年頃から冥王星が運行してきました。現在冥王星は水瓶座のごく最初の方にいるのですが、9月の上旬から11月の下旬にかけて再び山羊座に戻り、その後完全に水瓶座軌道に乗ることになります。山羊座では来月も満月が起こります。今度は、最終度数付近で起こります。山羊座冥王星期の最後の最後と呼べること時期に、山羊座の最初と最後の度数で「実り」を意味する満月が起こるのは、なんだかすごく面白いことだなぁと興味を惹かれてしまいます。
冥王星が完全に水瓶座軌道に移るまでには、まだまだ印象的な配置を取るタイミングがありそうだなと、チャートを眺めつつ感じてはいるのですが、それでもやはり後から振り返ると今は、「山羊座冥王星期を締めくくるような出来事だったなぁ」と思えるようなタイミングになのではないかと思えてならないのです。
海王星の赦しと癒し
山羊座と蟹座はどちらも、非常に「守り」の固い星座です。蟹座は家族、身内を、山羊座は社会とその伝統を守ろうとするのです。そのエネルギーがよく発揮されれば愛する者への責任を想起させる星座なのですが、今回は自国ファースト、国粋主義政党などの台頭など、ここまでの山羊座冥王星期に大きく広がった排他的な流れが、どうにも頭に浮かんでしまうなぁと思います。
一方で、この満月ラインに今回ゆるめのTスクエアで関わっているのは、魚座の海王星です。海王星は、非常にボーダレスな天体です。他者との境界を曖昧にし、溶け合い、癒し、赦すようなイメージを持っているのです。これまでの時代の中で起こったたくさんの出来事と、それの伴う苦しみや痛みをこの海王星が癒し、洗い流してくれるようなイメージが生まれます。他者の痛みに寄り添い、解け合い、共にある。そんな慈愛のイメージが強く想起されるのです。
世界各地で戦争や紛争が起こり続ける今、「守り」の力がさまざまな類の暴力に反転していくことの心配は尽きません。けれど、この満月の配置で強調されている海王星は、人々の間に引かれた境界線なんて慈愛と慈しみと共に軽々と超えてしまうような力を持っています。しかも最終度数付近にあってものすごくパワフル。その「浸透力」が救いをもたらすことを、今は切に願いたいと思います。
それではみなさま、素敵な満月を。
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