某アイドルの展示について思うこと
皆さんこんばんは。正月ムードが過ぎ去って、通常モードで仕事に追われている方も勉強に追われている方も多いのでは。
さてさて。
なにやらネット界隈で少し話題になってることを、たまには題材に話をしてみよう。
某元国民的グループの、某男性アイドルの絵画展が日本で巡回するというニュース。
ネットにはいろんな意見が飛び交っていた。もちろん超人気の彼だから、ファンの数は桁違いだ。その一方でアーティストとしての彼の人気はどうだろうか。
見た所、やはり賛否両論。
言葉を選ばずに言えば
「あんな作品が、超有名人という肩書きを使って、評価されて有名になって、国内を巡回するなんて!」という不満というか、酷評というか。
全てのジャンルの、多くの作家はそりゃ妬み嫉みも言いたくもなるだろう。彼の巡回展の行き先は、商業施設だけではなく有名な美術館も含まれる。
これまで人生をかけて活動してきた人たちの中では、「あんな作品」で「有名だからという理由」で展示ができるなんて…て思う人が多いのは理解できる。
こういう「有名人の"アーティスト"」は沢山いる。これまでも。
今回はそんなことについて考えてみよう。
(ちなみに彼の作品については今回のメインの内容ではないです。良いか悪いかは判断基準によると思うので)
彼の作品は「あんな作品」なのか
一番最初に考えなければならないことは、彼の作品はいいのか悪いのか、しょうもないのかどうか、素晴らしいのかどうかという点だ。
そしてこれと一緒に考える必要があるのが、彼の作品は「美術/ART作品」なのか「アート作品」なのかだ。このカタカナのアートについては別記事(【保存版】「art」と「芸術」と「アート」と「美術」の違いとその定義)で書いてあるので、興味があれば。
簡単にいうと、絵を描けばなんでもArtにならないし、写真を撮ればなんでもArtじゃない。カタカナの「アート」というのは定義がなされてないまま広まった和製英語だ。
そして話を戻して、彼の作品が素晴らしいかどうかということだから、
そんなの
素晴らしいに決まっている。
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