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2020年11月1日

何か答えの様なものはなかった。

朝、子供達の笑い声で起こされる。夜中何度か目を覚ましてしまった僕は、もうちょっと寝ようと寝袋に包まるが、『監督』と呼ばれるハートランド朝霧の名物オヤジの叫び声で起きようと思う。

ちょうど日の出だったから、オヤジは叫んでいたのか。

朝はホットサンドとコーヒー。もはやお約束になりつつあるこのメニュー。


少し寒いから薪に火をつける。お日様が出てきたら焚き火はいらないぐらい暖かい。

太陽はありがたい。

富士山ばかり気にしていたら後ろの山も綺麗だった。牛たちも起きはじめたのかモーモーと鳴いている、何かを要求しているのか?ただのおはようの挨拶なのか?

特にやる事のない僕は、片付けてお風呂に行く事を決意する。日曜日だし混みそうだから早めに行動する。

いつもここに来るとソフトクリームを食べてから帰る。写真を撮り忘れたけど、美味しいのだ。監督にもう帰ると告げると、もう来るなと言われた。

たぶんまた来るけど。

監督からお風呂の割引券をもらって、お風呂に入り、焼津にいる友達に会おうと思い連絡を入れたけど、タイミングが合わなかった。

思いつきで動くとこんな事もある。

焼津でお昼ご飯を食べようと思っていたから、どうするか迷っていたんだけど、行きに『なんつっ亭』を見た事を思い出して、行くことに。

だいぶ海の方へ来ていたから、再び山に戻る。東名高速を使えば速いと何度もGoogle先生はおっしゃるが、僕はケチって下道。

美味かったぜベイビー!

渋滞に巻き込まれながら家に戻る。道に建物が増えてくると余計な事を考え始める。この思考の波から逃げたくてキャンプに行ったんだろう。
一人で焚き火を見ている時は何も考えないで、自分の欲求に従っていた。トイレだけは焚き火の様子と相談したが、食べたい時に食べて飲みたい時に飲む。

ただそれだけの事が、なんて幸せなんだろうと思いながら。

やはり心も身体も疲れていたんだろう。気分転換になったような、ならなかったような。心も身体も疲れていたって事がわかっただけでもいいか。

そんないちにち。

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