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058 ツイッターのつぶやきに引っかかる

知ることがむつかしいのではない。いかにその知っていることに身を処するかがむつかしいのだ

【名言】司馬遷【本】「史記列伝」より

058 ツイッターのつぶやきに引っかかる

自分で言うのもなんですが・・・・
わたくし、人間の器がおちょこぐらいなんです。

SNSって便利で楽しいことも多いのですが、同時に、私の刺激になることがあります。

すぐにいろいろと、引っ掛かってしまうのです。

この前、かなり大型の台風14号が九州を通過し、私たちの職場もいつもより手厚い配備を敷きました。
幸い、福岡の少し南側を通過したので、私たちの住んでいるあたりは大きな被害はありませんでした。

そんな時、知り合いの方がツイッターで
「ぐっすり寝て起きたけど、台風ってきたの?今回の台風って、マスコミや気象庁が騒ぎすぎじゃない?」
という趣旨の投稿をされていたのです。

読んだ直後から、胸のあたりにチクチクするような・・・・かといって、腹を立てるほどでもない、なんとなく不快な気持ちがうろうろしていました。

そんな時、幸いにも、友人とNVCオタクのおしゃべり会の時間が持てたので、そこで聴いてもらいました。

(私)「なんだか、ツイッターの投稿を見たあと、胸がチクチクするような、よくわからない引っ掛かりがあるんだよね~」
(友人)「そうかぁ」
(私)「なんやろうね~、気になってはいるけど、腹を立てるほどでもないし・・・・」
(友人)「companionship(仲間づきあい、交わり)ってのはどう?
(私)「ああ・・・・なんか、それかも」
(友人)「まささんは、職場で災害対応の待機をしたり、ほかの地域の人や被害にあった人たちへの思いを持ったり、いろいろあるからなあ・・・・自分は何も影響がなかったってことだけ言う人を見たら、ひっかかるのかもなあ」
(私)「そうだ、それだ!」

こうして、私の大事にしたかったものが見つかると、すごく落ち着きました。
被災地域へ人たちに抱く悲しみとつらさ。
その向こうに、つながりと愛を大切にしたい思いが私にありました。

さらに、意外でしたが、その投稿をした人とのつながりを求めてる部分が私にあるんだな~と。

そして、自分が落ち着くと、やっとその投稿をした人がどんな思いであったかを、想像できるようになるのです。

「あの人は、不安だったり怖かったりしたのかな?だから、事前に繰り返し注意を促していたマスコミにも腹が立ったのかな?」

ここまで来ると、もし次に、その人とリアルで会う時に、私の大切にしたい「つながりの気持ち」から始めることができそうです。

NVCをつくってくれた
マーシャルおじさん、ありがとう。

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まさ@有吉正樹
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