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ryuseizan
🍀地下水脈🍀
NVCの中でよく使われる表現に「my needs, your needs(私のニーズとあなたのニーズ)」があります。
「私の大切なものと、あなたの大切なものは別々だけれど、どちらもとても大切です」という形で、これまで私はこの言葉を使ってきました。
しかし、重子さんとの対話を通じて、この見方が大きく変わりました。
重子さんが伝えてくれたのは、「私とあなたは別々の存在でありながら、その深いところでは地下水脈のようにつながっている」ということ。
思い返せば、Sara Peytonも同じことを教えてくれていました。
たとえば、ミュージシャンが作曲をするとき、表面的な「寂しい」「悲しい」といった言葉だけでは、人の心には響かないと言います。
その体験を深く掘り下げ、大きな地下水脈にたどり着くとき、そこには普遍的な何かが流れ、多くの人々の心に響く音楽が生まれるのです。
これは、NVCにおける「my needs, your needs」にも通じることだと感じています。
私たちはそれぞれ異なるニーズや感情を持ちながら、その奥深くでは同じ「命の水脈」に触れているのかもしれません。
違いを尊重しながら、そのつながりを信じる
その視点を大切に、これからも探求を続けていきたいと思います。
私たちがともに掘り進めるこの地下水脈が、どんな豊かなつながりを生むのか、これからも楽しみです。
ルーミー詩集より
「正しいことと間違ったことの考えを超えたところに、野原が広がっています。そこで会いましょう。」
「魂がその草の上に横たわるとき、世界は言葉で語るにはあまりにも満ち足りています。」
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