082 ジャッカル語を解禁すること
NVCでは喩(たと)えとして二つの動物が出てきます。
ひとつはキリン
大きな心臓と高い視座を持ち、NVCの気持ちで人の話を聞いたり、自分を表現することができます。
もう一つはジャッカル
意地悪く、批判や非難が大好きです。
ちなみに、NVCでは常時キリンでいることは求められません。
ジャッカルをやりきって、キリンにシフトするという体験があります。
ホルヘ師匠はフグになるというやり方を教えてくれました。
自分の中に大きなスペースを作り、そこで思い切り毒づくことから始めます。
ホルヘ師匠は、デモとして「俺の兄弟たちは緑色の血をしたモンスターだ」みたいなことを言ってたな~
もちろん、相手の人に聞かせるのが目的ではありません。
私の理解では、「いい人」であろうとすると、「自分の怒りや敵意といったエネルギー」を抑圧してしまうのです。
自分を抑圧した状態から、大事なもの(ニーズ)と繋がろうとしても、たいていの場合うまくいかないのです。
そこで、一度、自分のジャッカルを思う存分解放するのです。
ところがですたい(博多弁風)
ジャッカル語を開放するジャッカルパーティーというのを体験することがあるのですが、周囲の人と悪口を思う存分言い合うと、それだけで一時的な開放が生まれて解散!となるのです。
飲み屋で上司や顧客への愚痴をこぼすサラリーマンとか、この感じかなぁ?
ホルヘ師匠のプロセスですと、フグのスペースで悪口を思う存分表現するのは入り口です。
十分に吐き切った後で、自分の大切にしたいもの(ニーズ)と繋がるということをします。
このプロセスを丁寧に書いた記事もあります。
いつでも、ニーズにつながるところまで、戻っていられるといいなぁ
それは私の、とても大きな憧れです。
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