2024.1鈴木重子・案納献のNVC講座を終えて(その1)
1 はじめに
講座のすべてが終わり、寂しさと充足感の両方を感じています。
サブテーマは「深い怒りや悲しみを持つ人と対峙するときの在り方」でした。
大きな怒りを持つ人に圧倒されたことがある人。
大切な人が、深い悲しみの中にいて、どう声をかけていいのか悩んだことがある人。
こんなときに、私たちは何ができるのでしょうか?
3日間かけて、慎重に丁寧に、講座は進んでいきました。
私の心に残ったことを、記録として残しておきます。
2 感謝
今回も、各地から、多くの人が参加してくださいました。
ワークショップは、その一回限りです。
集まる人、集まる場、集まる時、そして起こる化学反応。
誰かひとり欠けても、誰か一人多くても、起こることは違います。
この場を共に囲ってくださったすべての皆さんに、深い深い感謝があります。
同時に、参加はしなかったけれど、思いを寄せてくださった方すべてに、「ありがとう」と伝えたい。
そして、場をリードしてくださった親友にして師である、鈴木重子さん、安納献さんに、心からの感謝をささげます。
3 オーガナイザーとしての願い
NVCを学び始めたのは、2014年でした。
福岡で小さな学びの場を始めたのですが、OFNRの練習や知識の習得に偏ってしまい、人を大切にできなかった私の後悔があります。
また、NVCを教えながら、人を大切にしない講師を見たこともあるのです。
NVCを学ぶ上で、OFNRの手順を知ることや、知的な理解とテクニックはもちろん大切です。
しかし、私はそこにNVCの神髄を見ていません。
重子さんと献さんのリードとともに「自然な分かち合いが可能なつながりの質」がどのように現れてくるのかを、あなた自身が、場を構成する一人として目撃し、体験してほしいのです。
それは、オンラインでは、決して味わうことができません。
同時に、体験できなかった方がいることにも思いが至ります。
あなたが、望まぬ体験をしたことと、私自身の力不足を、とても悲しく残念に思います。
(次回に続きます)