093 感謝を受け取れ(ら)ない
感謝を受け取るのは、私にとって、とても難しい。
感謝の言葉を聞くのはとっても嬉しいんです。
あなたが、心から喜んでいることを知るのは、とっても幸福なんです。
笑顔で、嬉しそうにあなたがいることを知るのは、私にとってとっても嬉しい、幸せです。
ところが、「まささんのおかげで・・・」というニュアンスを私が勝手に感じてしまうと、なんとなく、むず痒いというか、申し訳なく思うのです。
自分の至らない点が真っ先に思い浮かぶし、自分ではない人が福岡で学びの中核をしてくれてれば、もっと素早く大きく広く発展しただろうと思うのですよ(比較しちゃいます)
「そんな人がどこにいるのですか?」と聞かれると、「私がいなければ、たぶん出てきた人です」と即答します。
私がオーガナイズするがために、献さんと重子さんの講座に出たくても出れない人がいるだろうな、というのが一番大きい葛藤かなぁ・・・
ほら、私という人間には、特有の癖があって、頑固だったり、聞く耳を持たなかったり、自己中だったり、ワガママだったりするわけですよ。
他の人のオーガナイズならきっと、たぶん、あの人とか、この人とか、喜んで参加できたと思うのですよ。
そして、感謝を伝えてくれるあなたに対しても申し訳ないのです。
私じゃない誰かなら、あなたを今の10倍喜ばせることができたはずなのです。
わが子に対してもひどい親だっただろうと思いますし
職場においてもひどい同僚だったり部下だったり上司だったりするでしょう。
あの時、あのお客さんへの対応を悔いたりもします。
自分を責める材料は、いくらでも身の回りにあるのです。
敬愛するRobert Gonzalez師が、これまた敬愛する友人である安納献さんに伝えた話を(勝手に)引用して、じっくり心にとめてみます。
「知っておいてほしいのは、わたしがあなたに感謝の気持ちを伝えるとき、それはあなたがどれだけ素晴らしいかということについてではないということなのです。それは褒めるということではまったくない。今朝、あなたが今を可能にしたすべての先人、みんな、そこに至るまでのすべてのことについて言ったことを聞きました。それは現実として認めますが、その背景を持った上であなたがあなたであることに非常に特別な何かがあるのです。あなたのユニークさ、あなたのエネルギー、あなたがそれらのものを受け取って上で世界の中でどうあるか、それこそがわたしへの贈り物なのです。わたしへの贈り物。わたしの感謝は、あなたについてというよりも、私についてなのです。あなたが私に何かを与えてくれたこと、そして私はそれに感謝しているのです。
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ロバート・ゴンザレス
2017年10月15日 国際集中トレーニング後の感謝サークルにて」
それにしても・・・光を見るのは難しい。