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2023.7 鈴木重子・安納献のNVC講座 1DAY+3DAYSを終えて(その2)
ワークショップを終えて、心に残っていることがあります。
「NVCをやってます」とは
私が「NVCとは「OFNR」を使うことです」という認識をしてから、随分経ちます。
少なくとも、「ニーズ意識」を持ちましょう、というのは、私がNVCを分かち合う場では大切にしてきました。
しかし、マーシャルおじさんは、「自然な分かち合いが可能なつながりの質を作る」というのを目的として、体系を作りました。
その、実践の一つとして、OFNRやニーズ意識というものがあるのです。
OFNRという手段が、あたかもNVCであるかのように広がっているし、その流れに私が加担してきたんだろうなという嘆きがあります。
戦う前に勝負はついている
苦手な人がいる、喧嘩をする、争いになる、誰かを助けたい。
そうなって初めて私は、NVCを使えるだろうか?と思うのです。
でも、苦手な人はなく、喧嘩をせず、争いをせず、困っている人に自然それと気づかれずにサポートすることの方が、私の本当の願いなのです。
まずは、自分との間に「自然な分かち合いが可能なつながりの質」をもたらし、それを生きたいと、憧れるようになりました。
そぎ落とされる
これまでのイベントでは、経済的に成り立たせるために、一生懸命、セールスしてきましたが、今回の講座は、幸いなことにすぐに 「SOLD OUT」しました。
そうなって初めて、
「私は不特定多数の人たちに、重子と献を伝える情熱がない」ということに気づいたのです。
私は大切な大切な友人である重子と献の願いや実践を、心から尊重したいのです。
これからは、その意識をこれまで以上に大切にイベントを作っていきたいと思います。
見せてやりたかった
亡くなった息子に、「人間は思いやりと愛で関係性を作れるし、その世界を生きることができるんだよ」という世界を見せてやりたかった。
私が、その恵みを得ているからこそ、その世界の喜びを、何より大切な息子に体験し、生きてもらいたかった。
種を蒔く
これからも私は、「人と人が、思いやりといたわりの中で、深い層・深い声で対話する世界」の種を蒔き続けていきたい。
イベント間だけの、僅かな一瞬であったとしても、その体験はあなたの中の種子となり、芽吹き、育ち、世界を作っていくと信じているから。
私は、あなたの中に、涅槃を見ています。
ようこそ
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