「ちゃんと」って何だろう。

文章を書く際に、または話している際に、「ちゃんと」という言葉を無意識に使っているときがある。

この「ちゃんと」というやつは、意外と厄介だ。
いや、きっと便利な言葉なんだろう。

ちゃんとやる。
ちゃんと聞く。
ちゃんと振り返る。
ちゃんと動く。

なんだか、こうやって書くと、なんとなく「ちゃんと」する。

でも、これって実は内容はあまり無いのではないか。
そんな気がして、無意識に「ちゃんと」と打ってしまったときは、「いかん、いかん」と反省しながらDeleteキーを連打。

「ちゃんと」に代わる言葉はいくつかある。

「丁寧に」や「じっくりと」のように少しニュアンスを明確にしたり、
「◯◯までに◯◯を使って」というように「ちゃんと」の内容を具体的にすることもある。

そうやって中身のなさを補充してみると、少し安心するのはぼくだけでしょうか。


■「それでも」を考えてみる。

「それでも、便利な言葉だから使ってはダメなのか?」

ダメってことは、きっとない。
そもそも、どんな言葉を選んで表現するかは、その人次第だ。


ただ、少なくてもぼくはあまり好まない。
使うときも、その後に「どんな風にちゃんとしているのか」を書きたい。
便利さに、伝えることを委ねすぎたくないと思う。

使うのであれば、それこそ「ちゃんと」使いたい。

便利だからつい使っちゃうけど、便利さに使われたくないよね。

今日のところは、そんな感じです。

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