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Yes,and 自己紹介|ワークショップデザイン|アクティビティ記録
1.こんな感じ
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2.やり方
場面:ワークショップの導入時、グランドルール説明
人数:3人以上
必要な道具:なし
①自己紹介の順番を決めます
②一人ずつ簡単な自己紹介をしてもらいます。(1〜2分)
(お題例)①お名前/②普段していること/③最近楽しかったこと
③一人の自己紹介が終わったら、次の順番の人は、前の人の自己紹介の発言にかぶせて「いいですね!それなら〜してみます」と一言追加してください。(本当にできるかどうかは気にせずでOK)
③その後、次の人の自己紹介のターンとなり、これを繰り返します。
3.解説
●デザイン思考で重要とされる「Yes,and」とは、誰かがした発言に対して、「いいね、だったら〜」「いいですね、では〜」のように返答するよう心がけるマインドセットのことです。
「でも」「しかし」(「Yes,But」)で返答せず、肯定的に返答することで、安心安全な場づくりや、自由な意見交換がしやすくなる雰囲気づくりに繋がります。
※参考:
https://forbesjapan.com/articles/detail/20928
●特に参加者が社会人の場合、ご自身の立場やお互いの関係性を気にしてしまったり、仕事の癖が抜けずに「意見が良いか悪いか評価をする」という思考になりがちです。
今回は自己紹介ワークに組み込むことで、グランドルール(その場全体として大切にしたいルール)を体感的に理解してもらい、ワークショップ内でルールがより機能されることを意図しています。(「分かる」と「できる」は別物。)
●またなんとなくワークショップの導入時は「とりあえず自己紹介しましょう」となりがちですが、意外と何を話していいか分からないものです。
だからこそ、「グランドルールを体感するために自己紹介で試してみましょう」という流れにすることで、自然と自己紹介をする理由ができ、自然とお互いについて知り合うことができます。
●定番のワークではないので、ファシリテーターが実際にやってみせると、参加者にやり方のイメージを持ててもらい、スムーズに進行できます。
●また追加する一言については、「本当にやりたいか・できそうか」等は加味せず、思いついたものをどんどん言ってもらうようアナウンスすると、発言のハードルが下がります。
今回は以上です!