コンセプトと資料
ガーガーと企画段階のやんわりしたことを言う人が今日もいる。
正直ちょっと辛い。「あなたが資料作れば良いんですよね。でも、年を言い訳にして作らないんですよね」と詰めてしまいたいが、なぜかそれができない。
相手が可哀想だからか、自分がビビっているのか分からないが。
でもとにかく辛いのは、構想段階のプランの方が魅力的に決まっているのに、自分が資料に落とし込むと細かいところを、「ここはこうだ」とか「もっとこういう観点が」とか無邪気に色々言われることだ。
コンセプトばかり語っていれば、そりゃ素晴らしいものが頭の中にあるだろう。
漠然とした構想より、泥臭い実際ものに落とし込んだら魅力が落ちるのは当然なのだ。
お前も実際の資料に落とし込んでみろ。
それで俺のより良いものになるんだったらそれを使おうぜ。そう、思う。
今日も相手が語る空想にも近い企画段階の案を、汲み取って歩み寄って資料に落とす。
こちらから確認の会議は取らない。またコンセプトと比較して嫌なことを言われるから。
相手からメールで返信がくる。
そういえば良い加減teamsを使いこなして欲しい。
「資料のことで言いたいことがあります。会議の時間とってください」
なんでこっちが会議を設定しないといけないのだ。聞きたいことがあるのはそっちなのに。
承知しましたと返事した時、目が湿っていることに気がついた。
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