頑張ります!のグラデーション
頑張ります!
そこにはグラデーションがあると思う。
何がなんでも命を賭して頑張るのか、
自己紹介の時に言うように、「一生懸命頑張りまーす」と単に言っただけなのか。
この「言葉のグラデーション」の取り違えは、案外厄介な問題だと思っている。
「はい!すぐやっときます」
仕事でそう言ったとする。
今から最優先でやるのか、
今日中のことを「すぐ」と表しているのか、
今月中なら「すぐ」と感じる人もいるだろう。
やはりここにもグラデーションがある。
そして勝手に期待して怒ってしまったり、逆に期待を感じ取れず、理不尽にキレられたと思うこともある。
定性的な言葉には、なんとも測りがたいグラデーションがある。
だから、まだまだ信頼関係が浅かったり、関係悪化を絶対に避けたい場合は定量的な取り決めをする。
「安売り」とだけ約束して、具体的な値段を提示しないお店はないだろう。
そこには客とお店という埋めがたい溝がある。
逆に定性的な言葉のやり取りで、噛み合うことに仲良くなった感じがする、という現象もある気がする。
そして言葉もなく、通じ合っているのが最も得難い関係なのかもしれない。そんなことも考えた。
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