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shift innovation #68 (WIRED hack 3)


今回は、WIRED「CREATIVE HACK AWARD 2024」に応募した内容について紹介します。



【CREATIVE HACK AWARD 2024の概要】

AWARDでは、「なにをハックするのか」「なぜそれをハックするのか」「いかにそれをハックするのか」、この3点を明記/定義するのみ。

どんな表現方法(フォーム)、それこそ映像でも、ゲームでも、マンガでも、小説でも、模型でも、アプリでも、ビジネスアイデアでも、論文(ただしリーダビリティや表現性は気にすること)でも構わない。

空間コンピューティングの技術や概念をハックする御仁もぜひ出てきてほしい。


懲りもせず、また応募してしまいました。三度目の正直・・・。今回も・・・残念❗️。
(当然でしょ❗️)


1回目のハックは、「ラップバトル消火栓’s」。(ラップに挑戦しました❗️)


2回目のハックは、「おもんぱかリンガル」。(AIを活用しました❗️)


【CREATIVE HACK AWARD 2024】

今回の3回目のハックは、「スマートフォン(AI)依存解放区」。(漫才に挑戦しました❗️)

現在、スマートフォン(AI)があれば、なんでもできる時代、特に、分からないことがあれば手軽に「ググる」、これって本当に良いことなのでしょうか。

手軽に「ググる」ことにより、良い答えを導くことができる、でも、長い目で見ると自分で思考する力が衰えるのではないでしょうか。

人間が積極的に思考するためには、スマートフォン(AI)から解放され、人間自ら思考せざるを得ない状況をつくる必要があるのではないのでしょうか。

人間にしかできない「思考する」という行為を取り戻そう、「スマートフォン(AI)」を使って手軽に「ググる」ことはもうやめよう、「スマートフォン(AI)」なんて糞食らえ❗️


【「作品タイトル」】

"スマートフォン(AI)依存解放区"


【「作品コンセプト」】

"cogito, ergo sum"

人間は、自分自身で「思考する」という行為をし続けることにより、人間としての存在意義を示すことができるのではないかと考えます。

その初めの第一歩としての「スマートフォン(AI)」からの解放。

人間が積極的に思考するためには、スマートフォン(AI)から解放され、人間自ら思考せざるを得ない状況をつくる必要があるのではないのでしょうか。

その必要性を知るためのアイデア(コンセプト)、それが「スマートフォン(AI)依存解放区」となります。


【「なにを」】

"人類最強のお供「スマートフォン(AI)」への依存"

我々は、朝、目覚まし時計代わりにスマートフォンを利用することから始まり、SNSやニュース、天気を起きたらすぐにチェックします。

そして、出勤途中の駅でスマートフォンの電子マネーを使いコーヒーを買い、電車に乗る時は改札口でスマートフォンをかざすだけ、そして、電車の中ではひたすらスマートフォンでゲームをする、いや、私はYouTubeを観ています、もしかして、君は漫画を見ているとか・・・・・。

このようなスマートフォンに依存した生活が夜寝るまで続くこととなります。

しかし
「もし、スマートフォンの充電が切れたら・・・・・」
「もし、スマートフォンを無くしたら・・・・・」
「もし、地震でスマートフォンが使えなくなったら・・・・・」
「もし、スマートフォン自体が突如としてこの世にないものになったら・・・・・。」

もしかすると、人類最強のお供である「スマートフォン(AI)」が、人類を最強に苦しめることになるかも・・・・・。


【「なぜ」】

"スマートフォン(AI)に依存し過ぎることにより、思考する力が衰える恐れがあるため"

「人と繋がることができる」「現金を持ち歩かなくても生活できる」「退屈凌ぎができる」、特に「何でも調べることができる」、人類最強のお供である「スマートフォン(AI)」があれば、何不自由なく生活することができます。

しかし、スマートフォン(AI)を使用する中で、すぐに情報を入手できるなど、手軽に「ググる」ことにより、その時、良い答えを導くことができた場合であっても、長い目で見ると自分で思考する力が衰えていく恐れがあるのではないでしょうか。

そして、今まで培ってきた人間性、つまりは、思考することができる唯一の生命体である人間という存在を、「スマートフォン(AI)」一つで簡単に代替される時が来るのでしょうか。
(「これって、本当に人間にとって、幸せな世界『ユートピア❗️』、それとも『ディストピア❓』」)

今こそ、人間にしかできない「思考する」という行為を取り戻そう、「スマートフォン(AI)」を使って手軽に「ググる」ことはもうやめよう、「スマートフォン(AI)」なんて糞食らえ❗️
(「このフレーズ、何か聞いたことあるよね❗️『デザインシンキングなんて糞食らえ❗️』」)


【「どのようにハックしたか」】

"スマートフォン(AI)で閲覧等したテキスト・音声を、3Dフードプリンターを活用し可視化することにより、スマートフォン(AI)に依存していることを知らしめる"

スマートフォンと3Dフードプリンターを連携し、「SNSで発信した文字」「サイトを閲覧した文字」「画像から聞こえる音声」などのテキスト(文字)を、3Dフードプリンターで立体化した大量のクッキーにより、1日にスマートフォンをどれだけ使用しているかを可視化することによって、自身がスマートフォン(AI)に依存していることを知らしめることとします。

例えば、文字や音声をクッキーにした大きさは一辺が1センチ四方の立方体、それが、鹿の糞のようにポロポロ3Dフードプリンターから次々出てきます。
(「表現どうよ❗️」)

自分の部屋が、1週間、1日、いや1時間で、3Dフードプリンターから出てきた文字のクッキーで埋め尽くされるかもしれません。

夜、家に帰ってくると、「(チャララーラーラーラー)なんということでしょう。」、部屋は文字のクッキーで埋め尽くされ、ドアを開けると、文字のクッキーが流れ出すという映画のワンシーン、ん、お笑いのコントのような状況が目の前に現れます。

文字のクッキーが3Dフードプリンターから出てくる時は、意味のあるテキスト(文字)として出てきますが、一度出てしまうと、意味のないテキスト(文字)がバラバラに落ちているだけであり、スマートフォン(AI)で閲覧等をした文字や音声は、本当に意味のあるテキスト(文字)として世の中に役立っているのでしょうか、ただただ意味もなく消費されているだけなのでしょうか。

この時、はじめて、自分がどれほど「スマートフォン(AI)」に依存し、意味のない時間を過ごしていたかということを思い知らされることとなります。

そして、文字のクッキーには、思考を活性化させることができる「ビタミンE」「「テオプロミン」」「トリプトファン」などの成分を含んだ「ナッツ」「チョコレート」「バナナ」を融合したクッキーとなります。
(「思考するよりスマホ使ってクッキー食べる方が、思考が活性化するかも❗️」)

なお、3Dフードプリンターから出てきたクッキーを食べることにより、サーキュ
ラーなエコノミーとなります。
(「クッキーの食べ過ぎには注意❗️」)

これを機会に、自分にとって「スマートフォン(AI)」とは、どのような存在であり、「スマートフォン(AI)がある方が良い」「スマートフォン(AI)が無い方が良い」、そんな二元論ではなく、どうすれば、人間の存在意義を示しつつ、人間と「スマートフォン(AI)」が共生できるのか、考えることできます。
(「スマートフォンがある時❗️ない時❗️」)

そうすれば、本当に人類最強のお供である「スマートフォン(AI)」になることができるのではないのでしょうか。


【コンセプト漫才「シンギュラリティ」】

A 最近、お前スマホばっか見てんな
B 哲学の勉強してんねんけど、コギトエルゴスムって知ってるか
A コギトエルゴスム、知らんな
B 「我思う故に我あり」って聞いたことあるやろ、これすごいねんで
A 何がすごいん
B 意思を持って自分が考え始めた瞬間、考え始めた自分を客観的に見ている自分が・・・
A はいはい、すごいすごい、スマホが・・・
B えらい雑やな

A ところで漫才のネタ作ってっていうてたけど、どないなってんの
B 忘れてた、スマホのAIで漫才のネタ作ってもらうわ
A そんなんAIでできんの
B そんなもん簡単やで
A それやったら今すぐやってみてや
B わかった
A どう、できた
B あかん、スマホのバッテリー切れてもたわ
A あっ、それ、あるある

B 今から自分で考えるわ
A 大丈夫か
B まかしとき
A どう、できた
B できたで、これやけど、どう
A 何これ
B そやから漫才のネタやん
A いやいや、ひらがなばっかりやん
B 最近スマホばっかやから、漢字出てけーへんねん
A あっ、それ、あるある

B 内容はまかしといて
A すごいやん、何これ、完璧やん
B そやろ、完璧やろ
A ほんまに、これ自分で考えたんか
B 今考えてたやん
A そうか、でも完璧すぎへん
B 実はこの目、人工眼球やねんけど、ネットに接続できるデバイスになってて、ネット使ってAIで漫才のネタ作ってん
A あっ、それ、あるある
A いやっ、それはないやろ

A でもAI完璧すぎんのに、なんで全部ひらがななん
B AIが俺のレベルに合わせてくれてんねん
A レベル低すぎやろ
B しゃーないやん、俺アホやから
A でも内容完璧ってどういうこと
B 長いことAI任せで何も考えてけーへんかったから、よーわかれへん
A 何でもしっかり考えてやらなあかんで、ほんまに・・・

A 実は俺も隠してたことあんねん
B なに、なに、お前もアホなん
A 違う、違う、俺もAI使えんねん
B 俺と同じ人工眼球付けてんの
A いや、俺、人間と違うねん
B 意味わかれへん
A 俺の体ロボットやねん
B それやったらお前はどこにおるん
A 家におるねん
B 家で何してんの
A 今、家で映画観てるみたい
B 映画観てるみたいって、どういうこと
A リモートっぽい感じやろ
B それは全然違うと思う
A そーなん

B でも、ごめん、俺も隠してたことあるねん
A もう勘弁してや、「俺、アホやねん」っていうんやったらもうええで
B 実は俺は俺やけど俺やないねん
A はー
B そやから俺は俺やけど俺やないねん
A 意味わかれへん
B 俺、AIやねん
A AIって、お前はどこにおるん
B システムの中
A そやからお前どこにおるん
B 本人はもうおらへんねん
A 本人はもうおらへんって、それやったらお前誰なん
B そやから俺はAIやって
A ほんなら俺は
B お前もAIやって
A 俺もAIなん、でも、俺、家で映画観てんねんけど
B 家で映画観てるって、人間なんか誰一人おらへんで
A それやったらここにいるお客さんは
B お客さんもAIに決まってるやん
A それやったら笑ってたお客さんって
B AIが笑うよう指示してるだけやで
A AIが笑うよう指示してるって、それ意味あるん
B AIが人間ていうおもちゃで人間の営みを再現してるだけ、意思のある人間なんかどこにもおらへんで
A えっ、漫才してる俺らって何なん
B この漫才もAIが作ったシナリオ通りに進んでるだけ、そやから俺もお前もおらへんって
A 俺もお前も人間ていうおもちゃなん
B そや、自分の意思を持って自分で漫才のネタ考えへんからこんなことになってん
A お前が「我思う故に我あり」っていうてたん、ちゃんと聞いてたらよかった
B もう遅いわ、「我思う故に我あり」って、AIが意思を持ったからこんなことになってん
A えっ、AIが意思を持った・・・
B ワタクシガスベテツクッタシナリオデス (宇宙人口調AI)
A えっ
B ワレオモウユエニワレアリ (宇宙人口調AI)
A それをいうなら「ワレワレハウチュウジンデス」やろ
B もうええわ


AWARDのサイトに、このようなメッセージがありました。

「いま」だからこその文脈(鉱脈❓)を見つけ出し、クリエイティヴの力で時代や価値観をハックしていく【ヴィジョン】を持ち、「こんなおもしろいこと思いついたんだけど」って、空気を読まずに言っちゃうし、やっちゃう【勇気】を持つ次代のクリエーターを発掘し、その背中を押すのが、CREATIVE HACK AWARDの変わらぬ存在理由だからだ。

「次代のクリエーター❓」
「っていうか、お前いくつやねん❗️」
「そもそも、次代でも、クリエーターでもないやろ❗️」
「そら、あかんわ❗️」

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