RB2023 頂点まであと2つ 〜相乗効果の一日
「本当に秋なのか?」と感じるほどの暖かさが続く中、来るべき秋季大会準決勝戦に向け、いつものようにダブルヘッダーのOP戦にてチーム力アップに努めていきます。10月半ばの土曜日に行われたゲームでは、特に新戦力の台頭が目立った嬉しい内容となりました。
つい最近入団した若手のS選手はゲームプランに毎度「投手」として名前が出て来るものの、本人は「今まで投げたことがないのですが…」と困惑の様子。しかし、ついに初先発の機会が訪れました。
立ち上がり上々のS投手に報いようとその裏、人情に厚い?切り込み隊長の1番K選手はファールで粘った6球目をフルスイング。レフトの頭上を一直線に越えた打球を見て、ベンチを向き歩きながら喜びのポーズ?!
まるでスタンドに入ったかのようなパフォーマンスでしたが、ここは延々と外野が続く河川敷グランド。慌てて走り出し、本塁クロスプレーで間一髪のセーフ。まさに「油断禁物」との言葉が身に染みた打席でした。
4回に制球が乱れたS投手に代わり登板したベテランK投手でしたが、こちらは最初から相変わらずの制球難。たちまち同点となり、わずか打者6人でエースのK投手にスイッチ。しかし勝ち越しは許さず、長いこの回を終えました。
人たらしのK選手により、某焼肉店での出会いから半ば強制的にグランドへ連れて来られた?!若い助っ人2名も活躍してくれました。6番に座ったI選手は大事な初回の一死満塁より会心のライト前タイムリーを放ち、ショート内野安打の間に一塁から三塁を落とし入れる走塁も見せてくれました。
紹介者のK選手は7番ライトで先発。互いの相乗効果なのか、セカンド後方へ上がったフライを迷わずに突っ込みキャッチ! チームに勢いを与えてくれました。
多忙な業務と子育てをタテに最近は「行く行く」詐欺気味のO捕手でしたが、変わらず落ち着いたリードで初先発のS投手を引っ張ってくれました。
もう一名の助っ人S選手は2番センターで先発。相手投手に嫌な印象を与えるようなシャープな打撃と抜群の脚力を見せ、フィールドで躍動してくれました。
5回に相手のエラーからチャンスを広げ、ワイルドピッチで勝ち越しましたが、終盤の7回に再び同点に追いつかれました。
8回を迎え、抑えの切り札K投手がマウンドへ。ストレートの四球でいきなり先頭を歩かせてしまいましたが、力でねじ伏せるピッチングで後続を断ち、攻撃陣の奮起を期待しました。
8回、捕手から一塁に回って心身ともに軽くなった?!先頭の5番O選手が初球を迷いなくスイングし、センター前ヒットで出塁。7番K選手のレフト前ヒット等でランナーを進めると、一塁から捕手へと逆に重くなり慎重さが増した?!9番K主将が同じく初球をレフト前に運び、値千金の逆転タイムリー。スコア7-6の1点リードで最終9回を迎えました。
この日の参加メンバーはS監督・I名誉ヘッドを除き12名。最終イニング前には全員が出場できました。このまま勝利を飾れるよう、味方守備の動きにベンチも注目して最終9回に挑みました。
2イニング目となったK投手は先頭より三振を立て続けに奪い、早くもツーアウト。3番目の打者は助っ人K選手の前に転がる平凡なサードゴロで、ゲームセット…と誰もが思いきや、送球が勢い余り一塁手の頭を越えるエラー。この悔しさがきっかけとなった?!K選手はその後、晴れて我がチームへ入団となりました。(笑)
最後も再びサードK選手へ小フライが上がりましたが、今度は無難にキャッチ。7-6で終盤での逆転勝利となりました。
どの助っ人選手もそれぞれ、目標や意気込みを持ってフィールドを訪れ、きちんとプレーで体現してくれました。人数不足である現存メンバーの大きな刺激となり、まさに「相乗効果」を感じた一日でした。