職場における発達障害者への援助や配慮に関する研究の予備調査 ~協力のお願い~
【今回の調査研究の目的と今後の研究の流れについて】
私は、通常雇用(一般就労)や精神障害者雇用における、発達障害のある人や発達障害の疑われる人に対する職場内での理解や援助、配慮がどのようにしたら促進され、実践されるのかについて研究をしようとしています。また、職場内で発達障害のある人に対して援助行動をする人の心理についても研究しようと考えています。
<予備調査の目的>
今回の調査は、「職場における」「知的障害の伴わない発達障害者および発達障害の疑われる人」の「援助や配慮を必要とする状況」、「必要とされる援助や配慮」、「職場内で実際に行われている援助や配慮」、「援助行動の意図」、「援助行動を促進/抑制する要因」、「援助者のストレス」について、網羅的な情報収集をすることを目的としています。
<集めた情報を本研究でどのように使うか>
今回の調査で情報収集した内容をまとめて20~30個の代表的な援助場面や援助行動・配慮、援助に関する例文を作成し、他の質問項目の回答と合わせて分類、分析し、援助や配慮の必要な場面や援助行動について分類を行います。(記入していただいた文をそのまま本調査の例文として用いることはありません。)
今回の予備調査で得た情報を、本調査の質問紙に反映させ、調査研究を行います。
<調査対象>
1.精神障害者を雇用している(した経験のある)企業
2.キャリアコンサルテーション事業所
3.カウンセリングルーム等の相談支援施設
4.障害者の相談支援事業施設
5.精神科、心療内科等の医療機関
6.精神障害者の就労移行・職場復帰・職場定着支援施設
7.発達障害者支援センター
8.公的機関(保健所、障害福祉科、社会福祉事務所等)
9.その他
にて、知的障害のない成人期の発達障害者や発達障害の疑われる人と関わった経験のある専門職の方や企業の担当者を対象としています。
調査内容の詳細は、以下のURLにある予備調査の御協力のお願いに書きました。
本調査の内容に同意していただける方は、同URLの質問票に続けて回答をお願いします。
https://reas3.ouj.ac.jp/reas/q/64649
(回答期限は6月30日までですが、中旬までに回答していただけると大変助かります。)
御協力、よろしくお願い申し上げます。
筑波大学大学院 人間総合科学研究科生涯発達専攻
カウンセリングコース博士前期課程
大野留美