大きな電力、小さな素子。パワエレの世界へようこそ😁
こんにちは!
マサキです(*^^*)
145日連続更新企画7日目、今日は東京理科大学に来ております💡
パワーエレクトロニクス研究室の合宿みたいなものですね~。
え?パワーエレクトロニクスがなにかって?
それでは今日は『パワエレ』について日記を書いていきましょうかヽ(=´▽`=)ノ✒📒
”ちょい難”な電気の世界へようこそ!
■今日の予定
1.PEMC-campポスターセッション
2.PEMC-campにて次世代型モビリティの情報収集
3.PPT講座スライド制作→準完成へ
4.PPT講座参加者返信用テンプレ制作
■『パワエレ』とは?電力の魔術師🎩
みなさん、「今の生活に必要ものは何?」と聞かれたらどう答えるでしょう。
スマートフォン?家?
あ、お金って回答はなしで!笑
実は今みなさんが思い浮かべてくれたその中の9割以上には、『パワエレ』の技術が使われているんです❗
『パワエレ』とは『パワーエレクトロニクス(Power Electronics)』の略称。
直訳すると『力のある電気』ですね😃
そう‼
機械を動かしたり、発電をしたりする大きな電気を
扱う分野がパワーエレクトロニクスなんです🌠
蒸気の回転運動から電気を作り出すさまはまさに魔術師なわけです🌟
■快適な生活とパワエレ⚡
さて、それでは身の回りのどこにパワエレが潜んでいるんでしょうか?
代表的なところを1つずつ見ていきたいと思います!
①スマートフォン充電器
皆さん、家のコンセントは何Vでしょーかっ。
100Vですよね😉
では、スマホは何Vでしょうか!?
サラサラ...
答え!!
スマホは5Vです!
(系や規格にもよりますが)
1つ豆知識が増えましたね💡
ここで1つ疑問が浮上。
「100Vがどこで5Vに変わるんだ?」
→充電器で変わります!
電圧などを変えることを「電力変換」と呼び、この機能を担う回路を「電力変換回路」と呼びます‼
この回路はパワーエレクトロニクスど真ん中の技術で、いかに高効率で小型化できるかが期待されておりました!
現在はほんの角砂糖大くらいの製品もあり、技術としては大成されてきている方です!
②電気自動車
電気自動車もパワーエレクトロニクスの代表です‼
モーターを電気で動かしたり、バッテリーに充電したり、家に放電したり。
動作は簡単かもしれませんが回路などの実現は容易ではありません!
例えばタイヤに関わるモーターの部分。
自動車はたくさん作られるわけですが、モーターには磁性体(磁石)等が必要です。
磁性体はレアアースなどを用いるため高価で、量産に向かないという欠点があります。
そのため磁性体を用いないモーターの研究が行われたりしていますが,もともと物理的に存在していたものをなくして同じ動作をさせるのはすごく大変。
しかしそれを回路動作のみで解決してくれるのがパワエレの技術!
回路方式や制御方法は無限大と言える形式があり、今でも新しい方式が検討されています。
どれがより良く適切かを理論的に見極めるために技術者がいて、私達の生活を支えてくれているわけですね!
他にもたくさん研究項目はありますが、電気自動車は自動運転技術などとともに、現在最も研究されている分野の1つと言えるでしょう😃
ちなみに電気自動車のメインバッテリーは日本製だと300-400Vくらいです!
③非接触給電
難しい単語が出てきたと思った方!
Suicaです。
Suicaが非接触給電です。
Suicaは電池などが入っていないにもかかわらず、改札で”ピッ”と反応して我々を通してくれますよね?
あれ、実はカードの中にコイルが入っているんです!
コイルとは電線を巻いたもので、磁界が通ると起電力を発生し電流が流れたりします。
これによってカード内の情報を読み取り、改札を通してくれているわけなんです。
ここでいま出てきた「コイル」がパワエレどストライクの分野。
Suicaのように次回で情報や電力をやり取りする方式は「磁界結合方式」と呼ばれています。
スマホに自動車にSuicaまでパワエレと言われたらもう立つ瀬がないでしょう!笑
■技術を有する者よ、寛大であれ。
さぁここまできたら技術を実現している「技術者」に頭が上がりませんね!
「給料上げろ経営者ども‼」とみんなで叫ぼう!とどこかの教授は仰っておられました😅
私マサキも専門電気や工学故「技術者」になるのかもしれませんが、そんな「技術者」に1つアドバイスをしておきたいと思います。
特に日本の大学では、技術者は技術の習得のため朝から晩まで研究室に通い詰めたり、休日も時間を割いて技術の発展に寄与したりします。
ほんとうに感謝です。
でも、それでいいんでしょうか?
ボクが課題を感じているのは技術者の人間性です。
先述の通り、技術者は多くの時間を技術に費やします。
そのため、人と触れ合うことも少なく、世間の話題にも疎い人さえいます。
経済や異文化理解などの知見に乏しい人も多いです。
ボクの実体験だと、そういった方がほとんど。
もちろん全員がそうではなく、時間の使い方を否定しているわけでもありません。
けれど、技術者が人と寄り添わないのはもったいないです。
技術は人々の生活を良くする手段であり、それ自体が目的ではないですから。
人々の専門家に対する願いは「寄り添って課題解決してくれること」。
そのためには技術者も多様な考え方を持つ人々と出会い話すべきではないでしょうか?
技術だけにならないことをボクは強く願います!
みんなの意識から、1つ1つ変えていきましょう(*^_^*)
そろそろポスターセッション戻らなきゃ💦
それでは、また明日🌸