ヴァイスシュヴァルツ BCF2024 記録
今期急遽決定したネオスタンダードへの挑戦は京都地区で終了となったので、発売スケジュールに合わせてやってきたことを記録しておく。
使用制限変更直後
デッキの軸が揺らがなかったアレキサンダーとルーナを再検討。
チェンソーやミュウランなど他のデッキのリペアは一人回しの段階で自分では扱えない寄りだったので、もし使用者が多いようだったら再学習フェイズに入ろうと思って一旦放置した。結果としては東京地区で一瞬だけチェンソーマンが顔を見せていたが、抽選上がりを狙えそうなデッキのうち、前期から使ってた人が自信があるということで持ち込んでいるような雰囲気だった。
アレキサンダー
転生お市で中継していた部分を黄色くするか諦めるかの二択を迫られていたので、そもそも8宝をやめてしまおうと思った。
結論から言うと門宝以外は8宝だったころに比べてCXの供給に劣化が見られ、捨てた1枚目の連動が間に合わないのが弱すぎたので、リペアするならミナカ+アレキサンダーだなと決めた。ちょうど知り合いがミナカアレキサンダーネイとかいう気狂いデッキを使っていたので、自分ではやらなかった。
そんなに悪くなさそうだったけど、まあアレキの通りが良いなら使うか、くらいのつもりでいた。
蓋を開けてみればとんでもないほど電源環境で、アレキサンダーがチャンプアタックを貰える気は全くしなかったので結局使うことはなかった。
ルーナ
単純に弱体化してしまってはいたものの、ほかのデッキも軒並み弱体化したのでひとまずコイツだなと重点的に試した。
元々後述のプロセカ枝扉に対して1のラインが刺さる面取り耐久デッキという観点から使い始めたデッキだったが、基本的に各種1000/1デッキ相手に1帯最強なので安定感抜群だし、8電源シャニマス相手やアリスギア相手にも2帯以降を余裕で張り合っていけるので、あとは相手の1000/1を程よく止めることが出来れば全然トップデッキ。
デッキを試している段階ではブルーアーカイブの発売により強さに陰りが見えたものの、ブルーアーカイブのシェア率低下により息を吹き返し、プレミアムブースターの追加も相まって規制されながらも強化を得るという不思議な変化を辿った。
個人的な話では一度1点バーンの打ち方が下手すぎて諦めかけてしまっていたが、アリスギアアイギスの経験を経て再評価している。
かなたマリン
前期からあるアーキタイプで有望だったので試した。XルックとCX交換を使うことでかなたの連動を拾い続ける動きに安定感があり、思ったよりも強いデッキだった。
が、12500以上を多面してくる相手に対する動きが纏まらなかったのと、もしサイド→カウンターで返すをメインプランに取る場合絶対35分じゃ足りないと思ったので大会に持っていくには至らなかった。
後述のどり~む環境()が向かい風だったこともあり、地区期間中一度も再検討に至らなかった。
ウマ娘
一応前期から形を変えずに生きていたストブ宝を試したが、回復する気皆無だしちょっと止めなかったら強制的に不利な状態で詰め走らされるし、何をどう考えても8-1~9-0するデッキでは無かったので無しになった。
先に走る以上本体を複数通したくて、カレンでドラドラ捲ってそのせいで止められるのが許容できないから自分には無理で、他の形もいくつか試したがあまり良いものは作れなかった。
というのも、別にレベル0が突出して優れているというわけでもないし、固有ギミックの継承それ自体はルールによって定められている手札7枚を超える過剰リソースが圧縮になるというだけで、過剰リソースを思い出やストックに変換すること自体は他のタイトルでも出来るんだよね。
プロセカ
枝扉はシーズン初期に爆発的に流行したもののいざ地区がはじまるころには数を減らしてしまったデッキで、8袋はなかなか強いものの流行りすらしなかった。
枝扉に関してはかなりウマ娘に近い性質があり、ヒールの薄さの割にあんまり強くない山に青柳を走っても勝てない一方で枝扉側がストックを使っちゃうと全然耐えない山になってしまうので点が抜けたゲームを取り返すのが厳しく、序盤の安定感に反して9-0デッキではないなという印象。
8袋は枝扉が流行ってる時に触ってたのも少し良くなかったが、1のパワーラインが少し低いので連動の通りが悪いのと、袋というか緑のアドCX特有の暴れ方が流行らなかった要因かなと。自分も結局あんまりうまく扱えないまま一旦触るのをやめてしまった。
マクロス
練習環境で二人組んだ人が居たので自分では試さなかった。対戦した感じは、1帯のリソース回復力が異常に高いので手の質で勝負するのは分が悪いという感想と、ストックに干渉してこないのでスローゲームで圧縮優先の展開になったときにあまり負ける展開にはならなそうだと感じた。
でもよく考えたらかなたマリンで相手してたのは普通に終わってたと思う。
ブルーアーカイブ
ちょうどルーナを試しているときに発売されて、ヒフミ三面の破壊力に圧倒され続けた結果、どうにもならんので自分で使った方が早いとなって自分でも組んで試した。
ルーナでヒフミは本当に無理なんだけど、ヒフミ側はそれはそれで0~1帯が貧弱という致命的な欠陥を抱えていて、そのへんの普通のデッキ相手に押し込まれてスタートする展開で捲り切る前に負けてしまうことが多々あった。
山を薄くする性質もどり~む()がめちゃくちゃ噛み合ってしまうのでプロセカ枝扉や青ブタ8扉にあまり相性は良くない。
ちなみに今は類を見ないほどの電源環境で、ブルアカの使用者自体もほとんどいなくなったので若干追い風ではあるが、足腰の弱さから9-0デッキ足りえるかというとかなり怪しい。
カードキャプターさくら
発売当初はみんなが弱い弱いとこき下ろすし、実際誰も使ってないのであんまり気にしなかった。
枝連動だけ実はちょっと死ぬ性能だったので油断ならんなということでちゃんとデッキの形での学習はした。(仮組み段階で1連動に人生賭けてたので買って試すまではいかなかった)
実は2/2の電源連動けっこう強くてネオスタンでもやれないかなとか思ったけど、上をどう組んでも多分ルーナがきちい。
ソードアート・オンライン
ちょうどプロセカまみれの時期に、1パン目の青柳を思い出に送って残りを全部条件未達成にしてやろうという思いで、アリスと8電源を試した。
アリスは序盤の立ち上がりに少し難はあるものの、プロセカにだけは絶対勝てそうなデッキだった。プロセカ以外に全然負けるのでやめた。
8電源はちょうどやってない時期のデッキを扉電源時代の知識でさらっと組んだせいで全然デッキにすらなっていなかった。プロセカ以外のことも考えて組まないといけないという根本的なことを思い出すことが出来たので一旦封印した。
DC
木琴占いとホラー、楓互換で対ドリーム耐性をメキメキ上げつつ、SAOの反省を生かして非ドラメインの思い出圧縮と門採用による平均打点向上で改善を試みた。
2/1の門連動がアタックの終わりに能力発動なので1パン目に噛むと自分で埋めて全然良くないし、アタックの終わりなので思い出拳で何もなくなっちゃって草ですって感じでてんでダメだった。あとなまじ平均打点が上がってるせいで先上がりした相手を踏むのに苦労してるのも本末転倒。
小さい角度からデッキを考えるのはやめようと思った。
アリス・ギア・アイギス
実は前期から居たデッキだったが、当時周りがバケモノすぎてだいぶ長いこと隠れていたように思う。
いつも遊んでくれる世界で一番ヴァイスシュヴァルツが上手い男からこのデッキが強いぞということで今シーズンのアリスギアを直接教えてもらった。
なのに「アリスギアはムズいからな~」と他のデッキを探していて全然練習しないまま東京地区を迎えてしまったので練度が低いまま持ち込んでしまって大事なところを下手負けで落としてしまった。
悔しかったのでマリガンを教えてもらい、一人回しを重ね、郡山と京都もこれを持ち込んだ。
欠点が無いと言えば嘘にはなるが、あまりにも最強のデッキすぎて後述のタイトルは全部これと比べながら評価したので正直全部足りないと思っている。
五等分の花嫁
ヴァイスシュヴァルツから離れていた時期にいっぱいパックが出ててもうわけわから~~~~んだったので、身近で組む人のデッキで学習させてもらおうスタイルで五月、四葉、一花、三玖、二乃の順で理解を深めている途中。
京都終わりにようやく四葉に対する理解の誤りを解くことができた。
自分で使うなら一花だが、明らかに一花をやり込んでいる熟練のプレイヤーが時間切れを起こしているのを何度か目撃しているので全く使う気が起きない。デッキは5軸の中で一番環境に合ってそう。
あと別タイトルのノリで5デッキが同タイトルに同居しているせいで抽選争いがかなり不利。地区の個人戦には不向きだと感じた。
青ブタ
プロセカで山の下をめくる詰めには懲りていたので自分では組まなかった。
相手にしていると余裕で2-3くらいから死にかけるし、デッキの軸自体もかなり強いのでめちゃくちゃ気にした。最終的には自分がアリスギアを持ち込み続けたのでこれといって特別な対策はしなかった。せいぜい後列を無意味なカードで埋めないようにしたくらい。
自分で組まなかったので8扉以外のデッキについては未だに理解度が足りてない。
フリーレン
作品が好きなので4コンにして擦り倒している。
8本、8電源、8門(ヒールのほう)、8門(TDのほう)、8枝、枝電源、扉電源、門枝はやった。
結論から言うとどれもアリスギアよりも優れたデッキではなかったので解散した。
これについては別個で記事を書くかもしれない。
ひとつ確かなことは、3の連動テキストが全部弱い。
シャニマス
旧弾何も持ってないし、周りで組むという人がいるので全く組む気はなかったのに、気付いたらデッキを組んでいた。
1の電源連動にカードパワーを感じ、8電源が結構良い感じっぽそうだなという印象は合っていたようで、京都地区を終えた今、もはやトップシェアなのではないかというくらい流行っている。
流行りすぎて全勝必須なのと、ミラーにプレイ差がほとんど出ないので構築がムズい。まだ自分の中では個人戦に持ってく自信のあるデッキには出来ていない。
アリスギア的には夜露が全部触られるのでかな~りしんどい。
ペルソナ
光景とジャックがあって旧弾のインチキカードも使えそうなので当然組んだ。
身近にペルソナ大好きオタクが居たので金土日でペルソナ研究会を開催した。
盤面全部リロード特徴じゃないといけない縛りがクソすぎて全然混ぜれなかった。
次の金曜日ですべてスリーブから外した。
ミラーウォリアーズ
事前に見えていたミッキーが結構良さげだったのと、バズがめちゃくちゃアリスギアに効くので期待しながら購入。ペルソナからキャラスリを強奪した。
結局まだデッキは模索中ではあるが、一旦シャニがキツすぎてまだわからんという感じ。
地区のスケジュールとの兼ね合いで見ると、
1.シャニの後に東京・郡山
2.ペルソナとミラーウォリアーズの後に小倉、京都
3.今週はいよいよグリザイアが出ての名古屋、札幌。
4.そしてデレマスを挟んで全国決勝ということで、4段階の環境となっている。
グリザイアはヒールメタ持ちの3ブースタータイトル、デレマスは8年前に暴れすぎて規制されたタイトルの追加ということで、どちらもカードプールの量が多いのもあって大会までにデッキが間に合うかはかなり怪しいものの、もしかしたらスゲーのが出てくるかもしれないので今から期待。
今期はたくさんのタイトルで自分の意見を反映させて組むという行為を繰り返してみた。SAOで出力した意見をちゃんと潰してもらえたり、あんまり強くなさそうだなと思いながら組んだ変なデッキを片っ端からちゃんと木端微塵にしてくれた調整環境に感謝。
そしてプロセカやウマ娘を経て、「強い」・「弱い」以外に、「向いてない(強みは理解しているが使わない)」という評価項目が生まれたのは今期の収穫だった。
特に今期は多少の差はあれどデッキパワーは横並びで、少し頭が抜けてるデッキは手堅いものが多かったので、デッキよりは人が勝っている印象が強い。
自分に置き換えてみると適切にプレイできてデッキパワーの差をこぼさずにいられた相手にはちゃんと勝ててたと思うし、負けそうないし負けた相手にはやっぱり自分の知識の無さや判断ミスが出ていたなと思う。自覚できなかったミスを運と置き換えるのは気楽で良いけど、日ごろのあまりにも強い練習相手に負け続けているのが運だけなのかというとそんなわけはないので、基礎力UPは当面の課題としていこう。
知らないで負けるのは勿体ないし悔しいので、この後もわからないからいいやで放置することはないよう努めていきたい。
(とは言えゾンビランドサガだの無職転生だのやってない時期のタイトルが勝つとリストとにらめっこしながら対戦動画を見て~なんていう学習に割く時間がそれほど十分には取れないので、あんまり古いのは勝たないでほしい!)
あとがき
とりあえず今期お疲れ様でした。
一足先にオフシーズンに入ります(*‘ω‘ *)