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心をえぐれ! 暗黒ファンタジー冒頭企画 感想 #暗ファン企画

 こんにちは。心を抉るファンタジーもけっこう好きだったりします。まさかミケ猫です。ダークなやつもいいですよねぇ。
 さてさて、今回は「暗黒ファンタジー冒頭企画」ということで、暗黒ファンタジーをテーマにした長編書き出しの4000字で競作しようぜという企画になっております。めっちゃ楽しそうですよね。私ももちろん参加しておりますので、いつものように感想を書いていければと思っております。
 例によって自分の作品についてはステルスしつつ書いていければと思っています。よろしくお願いしまーす!


企画について

企画概要

暗黒ファンタジー冒頭企画

『ダークファンタジー』オンリーの匿名企画です。
2500文字から4000文字までの冒頭の面白さを競います。あなたの思う、心惹かれるダークファンタジー小説の冒頭を見せてください。
SNSなどで呟く際のハッシュタグは #暗ファン企画  でお願いします。

複数の筆者様が執筆した作品を掲載させていただいております。
参加の時点で、企画概要にある通り、各参加者の方より掲載許可を得たものとします。
参加者の方は評価・ブックマークは禁止です。

企画概要より

投票所

感想

01:肉挽きはお茶会の後で

タイトル・あらすじ感想:
 最初からすごく良いの来ましたね! おしゃれな感じと不穏な感じがいい感じに同居したタイトル。そしてあらすじは……うわぁ、めちゃくちゃダークな世界じゃないですか。「魔女は、男と交わるたびに魔法を一つ手に入れる」というのが本作の肝になるわけですね。これはワクワクせざるをえません。
本文感想:
 これはめっちゃいいですよ! 応援したくなる!
 暗黒ファンタジーに相応しい、めちゃくちゃネガティブな方向性への応援といいますか。召喚前は性的なものを含め苛烈な虐めを受けていた彼女が、こんな世界に転移してきたら、それはもう自由気ままに復讐を始めるしかないじゃありませんか。そして、先輩魔女たちも似たような苦しみを抱えていると。これは頑張って、野郎どもを挽き肉にしていって欲しいものです。わー、これは頑張ってほしい!

02:聖女のいない国

タイトル・あらすじ感想:
 二作品目もめっちゃ面白いのが期待できますね。聖女が犠牲になって救われた世界。だけどそれは決して美談などではなく、悲劇であったと。少しずつ選択を『間違えた』人々――おぉ、意味深じゃないですか。どんな物語になっていくんでしょう。これは楽しみだぞ!
本文感想:
 うわぁ、これは気になる! 続き読みたい!
 根底にあるのは復讐譚。いや、復讐でもあるんですけど、執着の方が強めな感じでしょうか。ニーナは「リリーの無念を晴らす」みたいな感情よりも、「リリーがいない世界への絶望」みたいな感情の方が濃いような気がするんですよね。憎しみを浮かべるんじゃなくて「空虚な表情」を浮かべているんですよ。これはこの先どうなるんだろうなぁ。めちゃくちゃ気になるので、続きぜひ書いてください!

03:魔王の腹のなか

タイトル・あらすじ感想:
 あらすじナシですが、タイトルのインパクトがいいですよね。魔王に食べられちゃった後の話でしょうか。これは読みたいぞ!
本文感想:
 ほっほう、こういう方向性に持っていくのは予想外でしたね!
 いや、いいですね。脱出ゲームが始まるのかなぁと思いきや、サスペンスな展開になるとは思いませんでした。シチュエーションもあいまって、ドキドキハラハラな作品になっていますね。時間制限付きで死んでしまうことが明らか、脱出をしなければならない中で、まさか殺人事件が起こってしまうとは思わないじゃないですか。まさに、魔王の腹の中で、互いの腹を探り合うような作品でしたね。誰がやったんだろうなぁ……!

04:迷い子よ、闇に踊れ

タイトル・あらすじ感想:
 これは面白そうですねぇ。かなりシビアな世界観での冒険ファンタジーを予感させてくれるあらすじです。ラザの過去が鍵を握っていそうな感じですが、それだけってわけでもなさそうですからね。どうなるのか楽しみです。
本文感想:
 おお、いいですね! これはバチバチの冒険ファンタジー冒頭でした!
 ラザとマークの関係がいい感じのバディ感が出ているのと、アッシュとの出会いによって明かされるラザの正体、そしてあらすじによれば、これから三人の旅が始まるんですよね。いやぁ、これはもうワクワクさせていただきました。魔族の存在すら疑われているような中、ラザがどう生きてきたのか、アッシュをどう導いていくのか。そこにマークの存在がどう利いてくるのか……これは続きが気になりますね。すごく良かったです!

05:幼馴染王子が、義姉に殺されても繰り返し私を選ぶ

タイトル・あらすじ感想:
 なるほど、義姉がヤバそうな奴だってことがビンビンに伝わってきましたね。繰り返しってことは、バッドエンドを迎えるごとにやり直しになっているみたいなループものでしょうか。これはワクワクしますねぇ。
本文感想:
 いいですねぇ、これは覚悟の決まった悲恋ループ!
 両想いって分かっているところからの、彼の命を救うために悲恋に向かって歩いていくルチェラの負の覚悟がいいですよね。読者としては、義姉を倒しつつ彼のことも手に入れてほしいと願ってしまいますが、描写されている義姉の姿はめちゃくちゃ強くて絶望的ですからね。ただ、このルチェラのループの経緯が何かしら鍵を握っていそうだなとも思うんですよ。煌めきの音。全てを手にしたと思っている義姉すら巻き込んで時間をリセットする力ですからね。これはどうにか頑張って、幸せを掴んでほしいものです。

06:その闇を切り裂いて ~『同族殺し』と呼ばれた果てに~

タイトル・あらすじ感想:
 なるほど、人間の男と吸血鬼の女。それぞれ復讐に駆られた二人は、魔族や魔物を殺し続けると……この二人が果たしてどうなるのか。なんともダークな雰囲気が漂ってきますよ……!
本文感想:
 なんと、これは良き男女バディでしたね! これはいいぞ!
 語り手が被害者っていうギミックがいいですよね。てっきりこう、男の過去なのかなと思いながら読んでいたので、二人が出てきたときにはびっくりしました。まんまと作者様の手のひらで転がされたなぁ! セイレーンに魅せられた男の悲哀の中、二人の気安いやりとりが読み味を面白くしていて、すごく良かったですよね。ラストも、被害者の命をなんとも思っていない二人の様子がいい感じに狂気を演出してましたね。いいぞぉ!

07:黒聖杯の女神は聖騎士の愛を求める

タイトル・あらすじ感想:
 ほほう、黒聖杯の女神は間違って召喚されちゃった感じでしょうかね。そして、彼女が求めているのは聖騎士だったと。この聖騎士さんは何を知っている/持っているんでしょうかね。これは本文が気になりますよ!
本文感想:
 あらすじから本文でひっくり返してきましたね!
 いやぁ、女神と言うからそういう存在なのかと思いきや、梓ちゃんが召喚されて女神にさせられていたと。ここにまず驚かされましたよね。あらすじでわざとそのあたりを伏せてから叩きつけてくるあたり、やりますねぇ。まんまと膝を叩いてしまいました。その後の梓ちゃんの生活がもう辛くて、悲しくなりますよね。どうか助けてやってくれ……からの、聖騎士の登場。彼は裕貴くんの記憶でも持っているんでしょうかね。そして、瘴気に影響されて聖女に妬みを向けてしまうと。ここからどうなっちゃうのかすごく気になりますね。続きください!

08:チュレタラヴィータ

タイトル・あらすじ感想:
 これはかなり気合の入った設定の作品が来たんじゃないでしょうか。情報が錯綜していますが、ハイヴを狂わせたのは何なのか、魔王が狂った原因や、匿われている妻の真実は。本文を読まなければ!
本文感想:
 あらすじの中でも、ハイヴの過去について掘り下げてくれた第一話だったなぁと思います。なるほど、ハイヴは想像していたよりかなりシビアな状況に追い込まれているらしいですね。父がいなくなり、母と二人暮らしで苦労を重ねてきたところに、化け物になった父が帰って来る。そして食べられからの乗っ取られ。父を狂わせた肉塊が今度は自分に取り憑いていると……いやぁ、なかなかハードなシチュエーションでしたねぇ。最後に現れた謎の女は何なのか。とても気になる書き出しでした!

09:その腕は、心臓音を貫くか

タイトル・あらすじ感想:
 なるほど、タイトルだけでは意味がわからなかったのですが、つまりカイナがハツネを殺せるか、という話なわけですね。姉を殺害したという背景からカイナの感情もわかりますが、裏がありそうですよね。面白そうです。
本文感想:
 ほほう、なるほどそう来ましたか。
 ハツネとカイナがバチバチに争うところから始まりますが、最後まで読むとハツネには彼女なりの正義があってのことだと分かりますよね。カイナとしても、本来の敵は偽勇者だということになるので、この二人はこれから仲間になるルートもあるんじゃないかなぁとは思うんですが、果たしてどうなるのか。これは続きが楽しみな作品でしたね。

10:森の魔術師は、今日も優雅に紅茶を啜る

タイトル・あらすじ感想:
 本作はあらすじナシでしたね。タイトルからはどこかのんびりとした空気が漂っていますが、これは暗ファン企画ですからね。そんなことはないでしょう。さぁ、どんな作品になっていくのか。楽しみです。
本文感想:
 わくわく! これは楽しそうですね!
 追放された二人。復讐相手は悪辣な宮廷魔術師ですか。なかなか一筋縄ではいかない相手っぽいですが、さてどうなることやら。自称あしながおじさんが何者なのか。コンスタンスさんを火あぶりではなく追放刑にしたのはなぜか。ヴィヴィアンくんはどうして追放されたのか……色々と気になる情報が散りばめられてますね。果たして二人の復讐は上手くいくのか。とても良い第一話でした!

11:鏡の檻のアスタリテ

タイトル・あらすじ感想:
 これは怪しげでいいですね。解放してしまった魔女というのが何者なのか。時間の巻き戻りの真実は。アスタリテの身に何が起きて、周囲の人々にも何があったのか……いろいろと不穏さを感じさせるあらすじでしたね。気になる!
本文感想:
 これはいい冒頭でしたね。ヤバい状況に追い込まれたアスタルテの運命は! ここから入れる保険あるかなぁ。
 本作はなんといっても、アスタルテが身体を乗っ取られる描写が光ってましたよね。認識も記憶も弄られていて、自分の思考すら何も信用できないじゃないですか。ベーゼリッテに身体を奪われて、ただ物事を観測するしかなくなったアスタルテ。逆転の芽が全然見えないあたりがほんとダークですよねぇ。どうなっちゃうんだろう……! ベーゼリッテちゃんの目的も含め、続きが気になります!

12:若い日、貴方を嗤って捨てた。あの日の私を殺したい。

タイトル・あらすじ感想:
 タイトルからはめっちゃ後悔にまみれている感じが伝わってきて、あらすじからは家畜→希望→儚いと上げて落とす感じが伝わってきますよね。もう絶対ダークじゃん。バッドエンドしか見えないですね。気になる!
本文感想:
 すごい描写でしたね。めちゃくちゃ家畜でした……! 
 いやほんと、思った以上に家畜でびっくりしました。人間の常識を全く教えられずに育ったこの感じが、すごいなぁと感心しながら読んでしまいました。私もこういうのを書きたいものですね。描き込み方が生々しくて素敵でした。そしてダークでしたねぇ。どん底から希望を見せたところで突き落とすような最後。暗い先行きしか見えない!

13:神と悪魔の創世外典

タイトル・あらすじ感想:
 すごい、なんか本当に本の最初のページとかにこういうの書いてありますよね。意味深でいいなぁ。これが本文にどう利いてくるのか、この時点では分かりませんからね。楽しみに読んでいきたいと思います。
本文感想:
 これはいいですねぇ! 闇落ちクロード!
 あらすじに出てきてたテリーは主人公で、これはクロードにあてた手紙だったということですね。良い仕掛けだなぁ。二人の友情と、ちょっとほろ苦い恋模様と。そういう素敵なものを見せた後で、叩き落とすと。痺れますよねぇ。闇落ちするのがテリーでなくクロードというのが良いのと、リリィがあっさりと死ぬのが良いですよね。この落差で一気にダークになりました。ここからどうなっていくのか、楽しみになります。

14:剣士デュラン、沼地の廃都に迷う

タイトル・あらすじ感想:
 デュランを主人公にした冒険もの! シビアな世界観のファンタジーを楽しませてくれそうですよね。散りばめられた単語がいちいちワクワクするので、とても楽しみです。これはいいぞ……!
本文感想:
 いいですねぇ、これは硬派なハイファンタジー!
 ワクワクする舞台設定でした。デュランの出自のあたりもすごく納得感があって、シビアな世界での冒険譚の始まりを読ませてくれたなぁと思っています。沼地や老婆の様子がまた怪しげで最高でしたよね。バトルにもリアリティがあって良き。全体を通して一貫した空気感で楽しませていただきました。

15:クイーンズルーシー -僕の史上最低最悪な日々-

タイトル・あらすじ感想:
 これはもう、あらすじ段階から仙太郎が可哀想なのがよく伝わってきますよね……可哀想に! めちゃくちゃろくでもない異世界転移だなぁ。どうなっちゃうんだろう……!
本文感想:
 ロブさぁぁぁん!(フラグは立っていたものの!)
 いやぁ、これは仙太郎がどんどん転がり落ちていく物語になりそう。ルーシーさんがヒロインっぽい感じにも見えますが、今のところそういう雰囲気にはまったくならなさそうですからね。色々と厳しい異世界転移(衛生面きついのはほんとつらいですよね)っぽい感じなので、これはほんとずっと大変な目に遭いそうですよね……頑張れ仙太郎!

16:覚醒の代償

タイトル・あらすじ感想:
 あらすじからはサンディが追い込まれて戦っていく感じかと思いますが、タイトルがこれですからね……! 覚醒したサンディはどうなってしまうのか。これは楽しみにしたいと思います。
本文感想:
 いいですねぇ、これはダークなハイファンタジーの冒頭でした!
 自分の意に沿わない形で聖女に覚醒したサンディはこれからどうなってしまうのか。ケリーはどうなるのか。そして、自分勝手なルークとはどんな関係になっていくのか……魔人たちとの戦いもあるでしょうが、人間勢力もけっこう悪そうな感じですよねぇ。これは運命に翻弄されていくサンディの姿が読みたくなりますね。わー、続きが気になりますね。

17:不出来な令嬢は血を代償に、死霊使いとなる

タイトル・あらすじ感想:
 あらすじなしなので、タイトルから。能力が低いか何らかの欠陥がある令嬢が、何かの目的のために死霊使いになる感じですかね! 動機をどう設定するのか次第でいろんな方向に持っていけそうですが……さて、どうなる!
本文感想:
 なるほどなるほど、これはダークな復讐モノですね! やっちゃえ!
 いやもう、リエネルとランベルトが気持ちの良いくらいの悪者っぷりで心置きなくやっちまってほしくなりますね。あと父親。ルーチェットの追い詰められ方が可哀想で、明確に復讐を期待できる構図だなぁ……これはいいぞ。死霊使いになって、これまでの鬱憤をバンバン晴らしていってもらいたくなりますね。これは良きダークファンタジーでした。

18:魔が月の花嫁

タイトル・あらすじ感想:
 すごい、独特の世界観のダークファンタジーの匂いがビシビシと伝わってきますね。使われている文言の意味をちょっと掘り下げてみたいところ。色々と広げていけそうですよね。これはいいぞ……!
本文感想:
 わー、やっぱり独特な世界観のやつだ! 期待したやつ!
 いいですね。色々と怪しげな背景がありそうで、設定が気になります。ファンタジー日本と思しき黄金郷から花嫁修業にやってきたかぐやさん。彼女はなぜか〈神学者の猿〉に追い回されていると。で、ニールは彼女と婚約することになる――いやぁ、冒頭のシーンが色々と意味深ですよね。どういうことなんだろうなぁ。詩的で幻想的でありながら不穏で怪しげ。いろいろと想像の膨らむ冒頭でしたね……!

19:希望の勇者ウィル・サーガ~光喰らう邪神の胎動~

タイトル・あらすじ感想:
 なるほど、何やら意味深ですね。胎動、産声ってことは邪神はこれから生まれてくる感じでしょうか。その時に、勇者も一緒に覚醒する的な? 運命の筋書き、どんな感じなんでしょうね。怪しい匂いがぷんぷんします!
本文感想:
 わぁ、これは心えぐられる冒険譚の始まりでした! うわぁ。
 改めて見返すと、冒頭の意味深なシーンはティアが邪神を孕んでしまった感じですかね。徐々に大きくなるお腹、胎動を感じるたびに、大好きで憎いウィルのことを思い出す。みたいな……! これはきっついですね。アンの気持ちも切ないなぁと思いますが、果たしてここからどうなってしまうのか。ウィルがこのまま死ぬとは思えませんが、だいぶ辛いことになりそう。これは続きありますかね。かなり気になっているんですが!!!

20:その人形は、愛した人の顔をしている

タイトル・あらすじ感想:
 なるほど。天才魔術師が作ったもはや怪異みたいな感じの人形と、誰も愛せなくなった少年の組み合わせ。これは、ダークななかにほんのりと優しさの籠もったいい感じの話になってくれるんじゃないかなぁと期待します!
本文感想:
 いいですねぇ、これはダークで良き良きでしたね。
 魔導人形ちゃんの悲哀と、心を失った少年との交流。いやぁ、こういうこの二人ならではの組み合わせっていうのが本当にいいなぁと思うんですよね。最高じゃないですか。それに最終的に笑顔で死ぬってことはですよ。二人は満たされる……わかんないですけど、心を取り戻した彼は、魔導人形ちゃん自身を愛おしい存在としてそのまま見てくれるようになるのかなぁなんて思うんですよね、きっと。これは好きだなぁ。ぜひ読みたいです。

21:魔女殺し

タイトル・あらすじ感想:
 ほっほう。このシンプルなタイトルにして魔法少女ものですか。しかも、元から倫理観がぶっ壊れているタイプの主人公ですよね。暗黒百合ファンタジーだと……これは楽しみで仕方ないですね!
本文感想:
 わー、これはダークでいいなぁ! めっちゃいい!
 なるほど、魔女の不思議な力みたいなものにぼんやり憧れていたところ、不味いと捨てられる。なんで不味かったんだろうなぁ……こう、恐怖とかの感情を伴わないと美味しくないんでしょうかね。で、この食欲に支配されて望まない行動を取らされてしまうのが心に来ますよね。ドルチェはたぶん魔女なのかなぁと思っていますが、ここからどうなっていくのか。ティエナが次の暴食の魔女とかになるのか、一緒に魔女を滅ぼしていくのか……これは気になりますねぇ。どんな作品になっていくのか! 続きください!

22:璃国妖貴妃伝

タイトル・あらすじ感想:
 あらすじがないのでタイトルから想像する限りだと、妖貴妃は傾国の美女に妖怪要素を足したようなイメージでしょうか。さて、どんな作品になっていくのか……!
本文感想:
 中華後宮モノ+妖魔かぁ! これはいいですねぇ。
 謂れのない罪で処罰された紫歌ちゃん、下手人の鄭貴妃のドロドロの感情がめちゃくちゃ恐ろしいですね。で、そこに現れる夜香ですが、彼女は復讐ではなく「愛されること」を願い、苦痛とともに身体を作り変えられていくと。で、皇帝のもとに現われるわけですが……ダメじゃん! 愛されるどころか、めちゃくちゃドン引きされてる! これはどうなっていくんだろう。妖力で皇帝を惑わすルートなのか、はたまた対立することになって復讐を望むようになるのか。これはダークでしたね……!

23:血濡れた闇聖女は何を成す?

タイトル・あらすじ感想:
 なるほど、天使の力を持った聖女と、人間を蹂躙する悪魔。一見するとわかりやすい対立構造ですが、タイトルの闇聖女っていうのが不穏ですよね。隠された真実っていうのが何なのかも気になります!
本文感想:
 わぁ、これはダークながら強い女の子の話でしたね!
 追い詰められながらも、強い意志と信念によって悪魔の誘惑を跳ね除ける。そして、ラストはおそらく知略で持って最強の悪魔と渡り合おうとしているってことですよね。人間側もなかなかにきな臭い感じですし、どうなるんだろうなぁ。ルシフィエルとバディを組みつつも互いの首を狙い合うような関係でしょうか。これはバチバチに予測不能な物語が展開されていくんじゃないかなぁと思います。めっちゃダークでしたね!

24:消えない願いは誰が叶える? 茫霊と夜闇

タイトル・あらすじ感想:
 ほっほう、これは独特の設定ですね。あくまで茫霊という字を使っているところに、普通の亡霊とは違う何かがあるんでしょうね。それに対処するチームの話って感じでしょうか。どんな作品になっていくのか楽しみです。
本文感想:
 これはいいチームものでしたね。めっちゃ楽しいじゃないですか。
 茫霊を救いたい雨月と、名前のない少女、案山子の四文字に、元茫霊の羽寧。それぞれキャラも立っていて、いい感じの凸凹チーム感があってめっちゃ楽しかったです。茫霊の様子がなかなかにダークな感じですが、呪文詠唱もいい感じに和風っぽくて、独特の世界観になっていましたね。これは楽しい作品になっていくんじゃないかなと思います。少女の能力とか名前のない理由なんかも気になりますし、羽寧のエピソードなんかも読んでみたいです。すごく良かったですね。

25:首無し騎士と銀月夜

タイトル・あらすじ感想:
 タイトルが怪しげで雰囲気あっていいですね。写真を撮ったら消えてしまった殺人鬼、おそらく冤罪で捕まってしまうだろうオウルはどうなるのか。写真に何か残ってたりしますかね。どうなるのかなぁ。
本文感想:
 こうなっていくのは予想外でしたね!
 なるほど、首なし騎士はこんな感じで現れるのかぁ。純粋に助けてくれたのか、何かしらの意図を持って現れたのか。オウルの冤罪が誤解だと分かるといいですが、どうなんでしょうね。あと写真に何か写ってないかも気になるところです。あと、首なし騎士の落ちた首はどうなるんだろうなぁ。なかなか切羽詰まったところからのドキドキの始まりでしたね。このあとどうなっていくのかすごく気になります。

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