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カッコいい大人の条件

映画は本当に良い。家にいながら異世界へ連れて行ってくれる。
一番好きな映画は何か?と聞かれると、はっきりこれとは答えづらいのだが、
一番観た映画は何か?の質問にははっきり答えられる。

シリーズを含めてにはなってしまうが、マット・デイモン主演の「ボーン」シリーズだ。
厳密に言うと全部で5作あるのだが、
僕的には
「ボーン・アイデンティティ」(2002)
「ボーン・スプレマシー」(2004)
「ボーン・アルティメイタム」(2007)。
この3作は一番観ている作品達だ。

あまり内容についてお話しするとネタバレになるのであまり話さないようにするが、記憶喪失になった元CIAの暗殺者ジェイソン・ボーンが、CIAの秘密組織と戦いながら、自らのアイデンティティーを取り戻すために戦うという結構ありきたりなストーリー展開である。

そんなありきたりな内容なのに、何度も観たくなってしまうのはなぜなのか?
自分なりに考えてみた。

1、マット・デイモンがカッコ良すぎる
これはもう言うまでもない。作品を観てほしい。とにかくマッチョなマット・デイモンを観るだけでも一見の価値がある。

2、展開が早い
ボーンは基本的にいつでもCIAに追われている。刺客もどんどん現れる。
突然の刺客にボーンは苦戦しながらも、最後は必ず勝つ。
行き着く暇もない展開にいつもハラハラさせらる。

3、アクションシーン
アクションシーンは果てしない臨場感に息を呑む。
臨場感演出のために、手持ちのカメラで撮影し、わざとブレさせている。
僕はこれ以上のアクションシーンを今も観たことがない。

4、曲がカッコ良すぎる
3作とも一貫してエンディングはMOBYの「Extreme Ways」である。
これがまたエンディングで流れるとカッコいいのだ。
個人的にこの曲は世界で一番カッコいい曲だと思っている笑

ネタバレしないように話すとこれぐらいの説明になってしまうのだが、
とにかくため息が出るくらいカッコいい作品である。

明日は7月7日で、七夕の日である。
4歳の次男が短冊に「カッコいい大人になりたい」と書いていた。
ボーンは殺し屋で架空の人物なので、参考にならないかもしれないが、
ボーンからカッコいい大人を学んでみたい。

ボーンは最終的に一人でCIAの秘密組織をぶっ潰してしまう。
そう。不可能を可能にしてきたからカッコいいのだと思う。
不可能を可能にするとは、色んな意味が隠されているように思う。

不可能を可能にするためには、諦めない心が必要だ。
一見不可能に思える事は、周りからも無理だとか、やめておけと言われる事が多いだろう。
しかし、諦めないでチャレンジし続けることで、
道は少しずつ開いていく。

不可能を可能にするには、信じる心が必要だ。
諦めない心と共に、自分をいかに信じられるかがとても大切だ。
新たな道を作るという事は、トライ&エラーの繰り返しを何回も行う必要がある。
きっと失敗する度に思うだろう。

「もうだめかもしれない」と。

でも、自分を信じる事だ。むしろ暗示をかけるくらい、自分を信じないといけないのかもしれない。時に俯瞰しながら自分を観て、周りも見えないくらい主観的に自分を研ぎ澄ましていく事で、道は少しずつ開いていく。

不可能を可能にするには、努力が必要だ。
諦めない心や自分を信じる事が出来ても、常に努力を怠らない事が必要だ。
常に努力を怠らない事は、とーっても難しい。年齢を取れば取るほど、体力や気力は削がれていく。
でもだからこそ、継続して努力をしていかなければ道は絶対に見えてこない。
年齢を重ねれば重ねるほど、人は経験値が上がっていく。
そして大概の人はその経験値で物事を判断していく。
経験値はメタボのお腹のようにどんどん膨らんでいく。
経験値があるのはとても大事な事だし、素晴らしい価値だと思う。

でも、それだけに重心を置くのは絶対に間違っている。

経験値以外の選択が出現すると、無理やり自分の枠に入れてしまうからだ。
そしてマウントを取ろうとする。
努力を重ねている人は、新しい意見や考えもまずは受け入れようと努力する。
経験値オンリーの人とは雲泥の差があると思う。

次男よ。よく肝に銘じておくんだ。
カッコいい大人というのは、諦めない強い心と、自分を信じる心を持っているから、自分に自信があるんだ。
カッコいい大人というのは、常に努力しているから、余裕があるんだ。
自分に自信があって、余裕があるから、凛々しくて、人に優しく出来るんだ。
そして、周りに良い影響を与えられる存在になれるんだ。

いつも言っているけど、カッコいい大人になるのは、とても大変なんだ。
でもパパは、君達にカッコいい大人だと思ってもらうために、これからも努力し続けたいと思う。
だから見ていてくれ。
パパは君達がカッコいい大人になれるよう、少し斜めの位置から応援しているよ。



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