僕の脚本コンクール史・前編
脚本家志望の方に結構、フォローされているので、
僕がどんなコンクールに出してきたのか、
どんなコンクールに落ちてきたのか、まとめてみました。
あと、パソコンの中にコンクールに実際に出した
シナリオが残っていたので、
いくつか、それも貼り付けてみます。
えらそうなこと言ってるけど、
「クソつまらんシナリオ書いているやんけ」と
勇気を出してもらえれば、嬉しいです。
プロデューサーの方は絶対に見ないで下さい笑
▼2010年3月 S-1グランプリ 「事実、無婚」
人生で初めてコンクールに出した作品。
データを見つけた時、書いたことすら、覚えていなかったです笑
「結婚破棄された主人公が、
結婚式場の前に住む羽目になって…」というあらすじ。
このログラインは結構、好きでした。
どこまで進んだか全然覚えてないですけど、
一次は通過した気がします。
シナリオセンターのコンクールだしね。
「事実、無婚」というタイトルは悪くない。
▼2010年7月 伊参映画祭 「鈍行タクシー」
これは、何となく覚えてました。
「妻に離婚届を渡されたタクシー運転手・山崎勝(38)。
山崎のタクシーに結婚式に遅刻しそうな
新郎・清野正一郎(19)が乗車」
という設定は「事実、無根」と超似てます。
これも、一次通過ぐらいだったと思います。
ちなみに、
当時、付き合っていた彼女に見せて、その3か月後に振られました。
才能がないと思われたのでしょう笑
▼2010年 テレ朝21世紀シナリオ大賞 「不幸しりとり」
これは、結構好きでした。
ログラインは、こんな感じ。
『自殺した保険金で借金を返そうと、自殺の名所・西尋坊へ向かう池田陽平。その道中、マンションから飛び降り自殺を試みた女子高生・泉が池田の車に落下。「私も連れてって」と強引に車に乗り込む泉を池田は断れず、二人は一緒に自殺の旅をすることに』
冒頭、いきなり池田の車の上に、泉が落ちてくるシーン、好きでした。
今じゃ、「これどう撮るんだ?」となって絶対書けません。
この頃から、書くのがすごく楽しくなってきた記憶があります。
これは一次か二次、通過して、
テレ朝のホームページに載ったのが嬉しかった記憶があります。
2010年は、他に、富士山・河口湖映画祭と、
秋のS-1グランプリにも提出していたので、
年に5本出してたみたいです。結構、頑張ってました。
今見ると、稚拙なシナリオばかりですが、
この頃の自分が良かったと思う点は
➀タイトルを一工夫している
➁ログラインを面白くしようとしている
の2点。
あと当時、構成作家業が死ぬほど忙しい中で、
年に5本も書けたのは、とにかく仲間の存在が大きかったです。
シナリオセンターで知り合った方と切磋琢磨して、
作品をアドバイスしあって、書いてました。
そして、その方は、僕が途中で落ちた
2010年のテレ朝のコンクールで最終審査まで残り、
「僕も負けてられない」という気持ちにさせてくれました。
コンクールを出し続ける上で一番大事なのは、「仲間」なのかも。
後編は需要がありそうなら、またアップします!