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PMP更新メモ

3年に一回のPMP (Project Management Professional)の更新。毎回手続きを忘れているので記録として残します。
効率の良さに加え、「できるだけお金をかけない方法」で更新しています。
なお、当記事は2024年11月1日時点の画面で作成しています。PMIのサイトは頻繁に変わるので、適宜読み替えてください。


現在のステータスを確認

この時点で思い出せません。
本来、60PDUは3年間でコツコツやれば、1か月で2時間もやれば余裕…なのですが、常にギリギリで生きているのが私です。

1.PMIのサイトにアクセスし、[Log in] します。

ログイン

2.右上の名前をクリックし、[Dashboard] をクリックします。


Dashboardを開く

3.現在のステータスがわかります。

PMP 状況の確認

必要なPDUとカテゴリ

全体で必要なPDUは60。
PDUのカテゴリは2つ

  • Education (教育)

    • 最低35必要。60すべてを教育で埋めてもOK。

  • Giving Back (貢献)

    • 最大で25。

    • 実際のPM業務や、講演、ボランティアを登録できるので、私のようなITエンジニアやコンサルとして活動している方は、ここを稼ぐのが効率が良いです。

Giving Back (貢献) の登録

Giving Backには下記のカテゴリがあります。

  • Work as a Practitioner (実践)

  • Create Content (コンテンツ作成)

  • Give a Presentation (講演)

  • Share Knowledge (知識の共有)

  • Volunteer (ボランティア)

仕事していれば、Work as a Practitionerだけで余裕で25…と考えますが、それぞれで最大PDUがあり、Work as a Practitionerの場合は「8」です。

教育は受講しなくてはいけない…ので、しっかり25を稼いでおくのが、効率化のポイントです。

私がよく登録する3つについて登録方法を記録しておきます。なお、PJ名やコンテンツ名が日本語でも、英語で記入する必要があります。

Work as a Practitioner

仕事でPMをやった実績を書きます。項目は多いようですが、ほとんどがOptional (任意) 項目です。

  • Employer

    • 直訳すると雇用主です。仕事をしたときの所属会社を記入します。

  • Job Title

    • 仕事をしたときの役割を記入します。例えば、Project Manager, Project Leader。

  • Responsibilities (Optional)

    • 仕事をしたときの責任範囲を記入します。

    • 機微な情報はプロジェクト名を取り除いた形で記入するとより分かりやすい。

  • URL (Optional)

    • その仕事に関連する公開Webページがあれば記入します。

  • Contact Person (Optional)

    • おそらく監査対象になった場合の問い合わせ先。PJ中の上司の名前が無難です。

  • Contact Phone (Optional)

    • 照会先の連絡先電話番号。

  • Contact Email  (Optional)

    • 照会先のメールアドレス。

  • Date Started

    • PJの開始日

  • Date Completed

    • PJの終了日

  • PDU Claimed

    • 申請するPDU数。最大8までです。

Create Content

書籍やWebコンテンツを作成した実績を記入します。比較的対外的なコンテンツを作成しているので、いくつか記入しています。
PMに関わるコンテンツにはなりますが、完全に合致していなくても問題ないようです。

  • Organization

    • コンテンツを公開したときに所属している会社を記入します。

  • Title

    • コンテンツのタイトルを記入します。

  • Description

    • コンテンツのサマリーを記入します。冒頭やまとめのセクションを翻訳してコピペしました。

  • URL  (Optional)

    • 公開されているページがある場合には、URLを記入します。

  • Contact Person  (Optional)

    • おそらく監査対象になった場合の問い合わせ先。PJ中の上司の名前が無難です。

  • Contact Phone  (Optional)

    • 照会先の連絡先電話番号。

  • Contact Email  (Optional)

    • 照会先のメールアドレス。

  • Date Started

    • 作成開始日。

  • Date Completed

    • 作成終了日。

Give a Presentation

自分の知識を共通した実績を記入します。コーチングや教育などがあてはまるようですが、私はありがたいことにセールス活動の一環でプレゼンテーションの機会があるので、いくつか登録しました。

  • Audience

    • プレゼンテーションの対象者を記入します。例えば、IT Engineer, IT Consultant, Executive, XX Solution Users といったことを記入しました。

  • Presentation Title

    • プレゼンテーションののタイトルを記入します。

  • Description

    • プレゼンテーションコンテンツのサマリーを記入します。私は告知Webページを翻訳して記入しました。

  • URL (Optional)

    • 公開されているページがある場合には、URLを記入します。

  • Contact Person (Optional)

    • おそらく監査対象になった場合の問い合わせ先。PJ中の上司の名前が無難です。

  • Contact Phone  (Optional)

    • 照会先の連絡先電話番号。

  • Contact Email  (Optional)

    • 照会先のメールアドレス。

  • Date Stated

    • プレゼンテーションの開始日。ほとんどの場合、Completedと同日を記入しました。

  • Date Completed

    • プレゼンテーションの終了日。ほとんどの場合、Statedと同日を記入しました。

Education (教育)

Giving Backで25稼いだとしても、のこり35は、講習を受ける必要があります。

教育にもカテゴリがあります。

  • Course of Training (研修)

  • Organization Meeting (社内会議)

  • Online or Digital Media (e-Learning)

  • Read (書籍やWeb記事を読む)

  • Informal Learning (非公式な学習)

効率が良いのと、覚えているのは「Read」と「Online or Digital Media」でしょうか。

Read (書籍やWeb記事を読む)

ITの仕事をしていると、何かしら書籍やWeb記事は読んでいるものです。この中でマネージメントに関わる書籍を登録しました。2017年3月までは、Readの上限がありましたが、2017年4月に上限撤廃されているので、Readで60稼ぐこともできます。
読んだ書籍を思い出すために、Amazonの購入履歴を見ました。

  • Author

    • 作者を記入します。英語で入れました。

  • Title

    • 書籍にタイトルを記入します。

  • Description

    • 得た知識、PMIの分野に関する情報を記入します。

    • 「サイバーセキュリティ体制構築に関するプロジェクトリードの知識を得た (Gained knowledge of project lead on establishing cybersecurity structure)」みたいなことを書きます。

  • URL (Optional)

    • 書籍のURLがあれば記入します。

    • 思い出すためにも、AmazonのURLを入れておきました。

  • Date Started

    • 読み始めた日。

  • Date Completed

    • 読み終えた日。

  • PDUs Claimed

    • 各カテゴリでPDUのポイントを入力します。

なお、ReadだけでもPDU60を稼ぐこともできますが、監査対象になるのを避けるためにもバランス良く取得するのが無難です(監査対象になったことはないのですけれども)。

Online or Digital Media (e-Learning)

日本国内のサービスとしては、ネットラーニング社のサービスが最もメジャーと思います。
私もPMP取得時、1回目の更新時は利用していたのですが、35PDUのコースで38,000円とちょっと高い。日本語コンテンツですし、内容も品質は良いのですけれど。

一番安い(はず)なのが、ProjectManagement.comのWebinersです。PMIのメンバーになっていれば無料で受講することができます。ずるいといわれそうですが、1年分だけPMIのメンバーになっています。

Membership 139ドル + Taxes 13.90ドル = 152.90ドル。
2024年11月1日時点のレートだと、1ドル152円(高い)なので、23,240円です。

PMI Membership のお値段

On-Demand Webinarsを開くと、各コンテンツに獲得できるPDU数が書いてあります。クリックして、動画を見るだけです。ProjectManagement.com のコンテンツを見た場合は、自動的にPDUとして加算されますので、登録作業が要らないのは大きなメリットです。コンテンツが英語なのが厳しいですけれど。

なお、PDUの反映は、48時間ごとに更新されるので即時ではありません。タイムラグがあるので、ゆっくり待ちましょう。(休日(土日)だと反映が遅いような印象あり…)

PDU totals update every 48 hours

PDUがたまったら更新手続き

PDUs remaining to renew が「0」になると、[Renew Now] のリンクが表示されます。[Renew Now] をクリックします。

Renew Now

[Renew Now]をクリックすると、この画面に来ました。[Renew] をクリックします。

Renew

$60.00 を支払います。Donateは任意で、[Make A Donation] をクリックしなければ追加されません。

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かかった費用まとめ

書籍費用はカウントしませんが、かかった費用はこちらです。

  • PMI Membership

    • Membership 139ドル + Taxes 13.90ドル = 152.90ドル、約23,000円

  • PMP更新 (PMI Memberの場合)

    • 60ドル、約9,000円

      • 非会員の場合は150ドル

  • 合計: 32,000円

さいごに

基本的に自分の3年後のために記録に残しました。
活動はしっかり入力して、Giving Backを稼ぎ、定期的に本を読み、PMI Membershipの講習を受けることのが一番よさそうです。

おまけ

PMI Membershipは、自動更新が初期値です。
右上の[ユーザー名]→[Membership]から、[Automatic Renew Off]で設定変更できます。

Membership Overview

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