#12 力の入れ方

最近まで自覚がなかったけれど、どうやら僕はすべてのボールを一生懸命打とうとしてしまう性格があるらしい。すべてをクリーンヒットできればいいのだけれど、もちろん現実は疲れも溜まりゴロはおろか空振りばかり。たまには休むことも大切なのに、どうしてもそれができない。ニコニコしてその場を切り抜ければいいのにそれができない。君と僕は他人だと割り切って向き合えればどんなに楽だろうか。どちらかと言えば休むことがどういうことかいまいち分からない。遠出をして温泉に浸かればいいのか、淹れたコーヒーの香りを楽しめばいいのか。仕事のこと、チームのこと、難民の仲間のこと、会社の将来のこと、一つ一つのことに真剣に向き合い過ぎなのかもしれない。仕事に真剣にならない理由とは。少しでも仕事を通じて社会の役に立たずして自分の人生に何の意味があるのだろうか。少なくとも自給自足の無人島ではなく社会に生きる者として。僕がヘンテコで世間からズレているだけなのか、まだ理解者に出会えていないだけなのか。ただただ難民認定率の改善のために前進するしかない。心情の吐露ばかりが続き情けないがどうせ誰も読んでいないことに甘んじて臆病にもインターネットの奥隅に置いておく。