見出し画像

自給自足カレッジ13

12回目の今日は、年金問題とその問題への一つの解決方法としての、自給自足的な生き方。
自給自足カレッジが提唱する

1/4クォーターファーマーライフ

について書いてみたいと思います。
最近、一橋大学名誉教授の野口悠紀雄さんが「2040年の日本」という本を出されていますが、そこでも日本の財政制度や年金制度について書かれています。
日本政府の長期の財政収支や年金財政の見通しでは、過去の実績と比較して、異常に高い経済成長率や実質賃金上昇率。高い出生率と低い高齢化率を前提として作られていて、これを過去の実績ベースに落とし込んで再計算してみると、結論としては、財政収支試算は、いつになっても目標は達成できず、むしろ赤字は拡大する。そして財政危機は深刻化する。財政の健全化は、消費税の増税や社会保障費の思い切った削減を行わない限り、実現出来ない。
公的年金財政検証は、所得代替率は引き下げざるをえず、年金財政は破綻する、と読むべきだと書かれています。
2040年に、もし今の年金給付水準が維持されていたならば、現役世代一人当たりの負担は、33.3%も上昇しなければいけない計算になり、過去同様、賃金は今後もさして伸びないと考えられるので、現役世代の負担の痛みは、極めて強いものになると書いています。今後は、負担増だけで対処することはできず、給付を相当程度引き下げざるを得ないだろう。年金については、支給開始年齢を現在の65歳から70歳に引き上げるといった対策が必要になるだろう、と結論付けています。
こういった議論は様々な機会にこれまでも語られているので、今の日本人は、年金財政の破綻というリスクを、多かれ少なかれ感じながら生活しているというのが、実体だろうと思います。
では、自給自足カレッジが提唱する1/4クォーターファーマーになったらどうなるのか❓
家族4人を前提にすると、田畑が二反あればカロリーベースでの食料を8割程度自給することは可能になり、二反=の農地は、300坪(約1000平米)✖️2になるので、600坪=2000平米の農地を手に入れて、自給自足カレッジで自給の為の農法の知識と技術を身につけさえすれば、年金の給付水準について大きく気を揉む事も少なくなると思います。
私の実家近くに去年農業法人を立ち上げましたが、三重県の県庁所在地から程近くの農地なら、坪500円程度も出せば買えます。私の友人は、神奈川県の平塚あたりで農地を買ってますが、神奈川県でも坪1500円程度で買えます。600坪の農地なら、30万円から90万円も出せば手に入る計算になりますし、日本に5000はあると言われる限界集落まで許容範囲とすると、限りなくただに近い感じで田畑が買ったり借りたりできます。田舎に行けば、空き家はたくさんあるので、リノベーションの技術を身につければ、古民家再生なんかも仲間と一緒に楽しくイベント化してやって、ついでにエネルギー自給もやってしまえば、食料とエネルギーにお金はかからなくなります。
1/4クォーターファーマーとして、1日2時間晴れた日に農作業をして、8割程度の食料自給をする。残りの6時間は、自分の好きな事、得意な事をやって、現金収入を得る。ITエンジニア、デザイナー。税理士や弁護士といった士業。リモートワークで出来る事なら、場所を選ばないので、限界集落に仲間で集まって、ワイワイガヤガヤと楽しく自給自足を楽しみながら、生活する。
こう考えると、年金問題や財政問題なんかで悩む必要がなくなるように思いますが、如何でしょうか❓

自給自足カレッジについてご興味のある方は、下記のURLから我々のホームページを覗いてみてください。

self-sufficient-life.jp

また、自給自足カレッジのオープンイベントとして、3月4日土曜日と3月19日日曜日にオープンカレッジを、三重県多気町のVISONで行いますので、ご興味のある方は、上記ホームページからお申し込みください。


自給自足カレッジ
 小柴正浩

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?