5/20第4回講義のアーカイブ視聴報告③〜自給自足カレッジ98
上記の写真を見ると皐月晴れで、気持ち良さそうな最高の環境で、5月20日の実習は行われたそうです。
残念ながら私は理事をしているUWC ISAK Japanの理事会及び評議委員会と翌日の次男の卒業式が重なり、断腸の思いで欠席したのですが、スタッフがオンライン生用に実習もビデオ取りしてくれていたので、それを見た形で受講しました。
午後の実習の講師は、小島冬樹さんで、野菜やお米作りに関しては、筋金入りのベテラン自然農法家で、村上眞平さん同様、海外の農園等での経験もあり、日本でも19年の長きに渡って田畑と向き合ってこられている方です。
以下、小島さんの経歴です。
1965年神奈川県川崎市生まれ。東京農業大学農学部造園学科卒。園芸会社に5年間勤めた後、青年海外協力隊員としてアフリカのジンバブエ国で3年間園芸緑化の仕事に携わる。その後もブラジルにおける大豆栽培農家聞き取りに参加するなどして、海外で大地に向き合う人々の姿を目にし出会ってきたことで、「生きることは食べること、食べることは生きること」を強く感じ日本国内で自分ができることがあるのではないかと思い、作物を作ることを決意して農の道を歩んで19年間。現在に至る。東日本大震災福島第一原発事故をきっかけに循環型の農業を目指してきた茨城県から三重県に移住。現在は、できる限り石油由来の資材類を使わずに有機栽培で季節の露地野菜を中心に米・小麦・大豆を作り、地球に負荷をかけないようなてづくりの暮らしを目指している。また、作物を育てること=命を育てること、命をいただくこと、繋げていくこと、手を使うことなどの大切さを地域の子供たちに伝える活動もしている。
下記が、小島さんの受講生に対するメッセージです。
田んぼや畑にいると太陽の光、土や風の匂い、また雨や冷たい氷や雪をその季節ごとに感じることができます。そして、目に見えるだけでも様々な生き物たちの営みを目にすることができます。彼らは、人間界の「やれ、温暖化だ、異常気象だ」といった喧騒をよそにここ地球上で何事もなく日々生を全うしています。雑草という草はありません。害虫という虫もいません。自然の中で、そこに“あるべくして、いるべくして”います。そのような中で作物を育てる喜び、収穫する喜び、いただく喜びを味わいながら生きていくことはとても幸せだなあと感じます。といっても、私自身も田畑に向かいながら考え学ぶ毎日です。どうぞよろしくお願いします。
5/20の小島さんによる午後の実習では、オンラインでチェックすると、下記のような事を受講生に話され、色々と教えられていました。
以前、家で育てるように受講生に渡された種(トマト、ナス、ピーマン等)3種類の生育状況に関する質問が受講生から小島さんにされて、次回6月定植するので、一本立にして、ポットも10〜15cmの一回り大きいものに植え替えると、より大きくなるだろうとのアドバイスあり。
ポットの下から根が出ているようだと、根がポット中に回っているので、そうなったら植え替えの時期。
水やりについては午前中が良い。
トマトは乾燥を好むので、あまり水をやらなくても良い。水が足らなくて萎れたぐらいで水をやるぐらいで良い。夜には水が乾いている程度の水やりで十分。
今日の実習作業
1.前にタネを撒いたきゅうりとインゲンの支柱を立てての定植
2.前に撒いた葉物類の収穫
その他、下記のような作業もされたようです。
3.さつまいもの苗植え
4.トウモロコシの苗付け
5.にんにく、玉ねぎの収穫
6.ジャガイモの土寄せ
支柱作りに関しては、下記のようなメモをビデオをみて取っています。
竹(真竹 破竹)、マイカー線 ネット 麻ひも
竹は冬の間に切ると水分が少なく腐りにくい。
苗は、インゲン2〜3 きゅうり2〜3を植える。
インゲンの株間は、30cm
竹7本を巻き結びで固定。
是非、ここまでお読み頂いて、ご興味を持たれた方は、VISON農園で月4回行われている無料体験会にご参加ください。6月以降でも、本格的に無肥料無農薬でお米や野菜が育てられる自給自足生活の手法を学べる講座が、毎月第一第三週の週末(土曜日曜)に開催されています。
6月・・・ 3日(土)・4日(日)・17日(土)・18日(日)
7月・・・ 1日(土)・2日(日)・15日(土)・16日(日)
8月・・・ 5日(土)・6日(日)・19日(土)・20日(日)
今まで経験した事のない新たな経験や発見があるものと思います。
下記は、自給自足カレッジの紹介ビデオです。
見ていると気持ちが何となく落ち着いてくる気がします。
YouTube動画(3分)
https://www.youtube.com/watch?v=N66HzZV7Td0
体験会等について詳しくは、下記のホームページをご覧ください。
https://self-sufficient-life.jp
自給自足カレッジ
小柴正浩