土と共に滅ぶ文明〜5/7自給自足カレッジ第3回目の講義と実習④〜自給自足カレッジ86
自給自足カレッジの座学で講師の村上眞平さんが、よく話をするのが、眞平さんがインドのガンジーアシュラムで農業を教えていた時の経験です。
インドの最も貧しい州の一つのビハール州のブッダガヤに行った時に、寺院に描かれているブッダの時代のブッダガヤと、現代のブッダガヤの違いについて愕然としたと言います。
仏陀は緑豊かなブッダガヤの地を選んで修行をしていましたが、最後に大きな菩提樹の下で悟りを開いたと言われています。
托鉢をして歩く修行僧も多かったという事なので、豊かな土地だったのだろうと思います。
仏陀の時代から2500年が経ち、豊かな森がなくなり、川も乾季には干上がると言います。
乾季に入ると熱風が吹くので、厚目の衣服でないと耐えられないとの話を眞平さんはしていました。
インダス文明が栄えたのはアフガニスタン、パキスタン、インドに跨る地域ですが、4000年前には自然豊かだった地域が、下記のような状況になっています。
エジプト文明も同じような轍を踏んでいます。
四大文明最後の黄河文明は、どうでしょうか?
Googleマップで見る限り、砂漠化はしていないですが、森は失われてしまったようです。
現代の文明の中心地ではどうなっているのか❓
西部開拓以降開発が進み、温暖化で乾燥した土地では、毎年のように山火事が起こっています。
上記写真は、アメリカの農地を上から撮影したものです。
化石水を地下数百メートルから掘り出して、それをスプリンクラーで撒いているので、円形になっています。
有名なオガララ滞水層は、枯渇しつつあるとの懸念が持たれています
人によって木が失われて、水も失われていますが、もう一つ大きなものがあります。
世界中から、土の元になる腐蝕が戦後半分になったと、眞平さんは説明しています。
化学肥料や農薬を多用しているのと、農業の大規模化で、どんどんと土が失われてきています。
過去文明が滅びた後は、移動すれば生きられましたが、今は移動する場所がなくなってきています。
移動できないとなれば、その土地で行われている現代農業をサステナブルな形にするには、自然の森に倣って、循環性、多様性、多層性を取り戻さなければなりません。
自給自足カレッジでは、持続可能性の高い自然農法で作物を作る事が学べます。
是非一度、VISON農園の無料体験に来てみてください。
5月ゴールデンウィーク以降でも、本格的に無肥料無農薬でお米や野菜が育てられる自給自足生活の手法を学べる講座が、毎月第一第三週の週末(土曜日曜)に開催されています。
ゴールデンウィーク以降では、5月20日(土)・21日(日)
6月・・・ 3日(土)・4日(日)・17日(土)・18日(日)
7月・・・ 1日(土)・2日(日)・15日(土)・16日(日)
今まで経験した事のない新たな経験や発見があるものと思います。
下記は、自給自足カレッジの紹介ビデオです。
見ていると気持ちが何となく落ち着いてくる気がします。
YouTube動画(3分)
https://www.youtube.com/watch?v=N66HzZV7Td0
体験会等について詳しくは、下記のホームページをご覧ください。
https://self-sufficient-life.jp
自給自足カレッジ
小柴正浩