単細胞生物と多細胞生物の企業論
高校のとき、生物の先生が不意に
「単細胞生物と多細胞生物、どっちがすごいと思いますかー?」
と無邪気な二択質問を投げかけたことを覚えている。
たしか、クラスのほとんどは「多細胞生物」に票を投じた中、ちょっと変わった女の子だけが「単細胞生物」に手を挙げた。
「一個の細胞で全部やっちゃうっていうのがすごい」
これまた変な先生が望んていた答えを言ったわけ。
で、僕は両方に手を挙げなかった。
生きていることは等しくすごいと思ったからだ。
そういう選択肢がなかったことが、未だに心に引っかかり続けている。
これは企業経営でもそうで、従業員の数や株主の数が企業の価値を決めるわけではないなと思っている。
そりゃもちろん、従業員の人生を支えている経営者からすれば僕は自由気ままにやっているだけに映ると思うし、事実そうなのだが、それはあくまで経営者の資質であって、企業の価値ではない。
生き残ってる生物がすごいのと同様、生き残っている企業はえらい!
という話。
最近、世の中の零細企業や個人事業主、あと単純に個人がかかえている財政的な問題ってほとんどキャッシュフローと固定費に起因すると思ってきたので、また改めてこれについて書きたいな。
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