「危ない」をシェアする
2023年10月15日(日)に「親子ブッシュクラフト体験」を実施しました。
去年に引き続き、JBS認定ブッシュクラフトインストラクター🄬の藤崎善樹氏を講師にお招きして、火起こし・ナイフワークを伝授していただきました。
このワークショップを開催した目的は、かつて、子どもたちは野山や川を駆け回り、五感と想像力をフルに使い遊んでいました。その手にはナイフがあり、そばには焚き火があり、日々の暮らしの中で自然に「生きる力」が育まれていました。現在、私たち大人は、ナイフや火を危ないからという理由だけで、子どもたちから遠ざけています。でも、私たち大人もどう扱っていいのかわからないことがあります。もしかしたら、私たちもナイフや火を遠ざけられた世代かもしれません。そうであれば、自分のお子さんと一緒に体験しながら学んでみませんか?正しく学んで使えるようになることで自然の中での楽しみや防災の力も育まれます。そのため、今回のワークショップを開催しました。
Try&Error
火起こしで必要な3つの要素「熱×燃料×空気」。まずは、その要素を考えながら、自分たちで薪を集め、自由に組んでいきました。制限時間は30分!
薪組発表会
どんな材料を使ったか、工夫したことは何かをみんなでシェアしました!
火が付いたものもあれば付かないものもありましたが、いろんなアイデアと気づきがあった時間でした!最初から教えるのではなく、ポイントを伝え、まずはやってみることで、いろんな薪の組み方を見ることができました!最後は、Try&Errorで、みんな火を起こすことができました!
ナイフワーク「箸づくり」
まずは、ナイフを使う前の環境を整えること、ナイフを使うときの心と身体の作法を確認しました。
安全に、自分でやってみたり、親子で支え合いながら使うことで、徐々にワクワクと恐怖心のバランスが保てていく様子が見られました。
最後の方は、大人も使い方に慣れ、子どもに教える姿が見られました。まずは、自分がやってみることで、自信をもって教えることができるんですね。親も子も体験する良さを感じた一面でした。
ふりかえり「危ない」をシェア
活動前・中・後の自分の気持ちを紙に書いてシェア!
最初は、「ワクワク・ドキドキ・恐怖・不安」があり、最中は、「没頭、夢中、楽しさ」、終わった後は、「楽しさ、開放感、またやりたい」というキーワードが多かったです。参加者の皆さんの「危ない」の心が少し溶けてくれたかなと思います。
1日を通して、薪を拾い、薪を組み、マッチで火をつけ、火起こしをする。自分たちで起こした火を使い、飯盒でうどんを作る。ナイフで、食べる時の箸を、自分で創る。自然の中から多くのものをいただき、楽しい時間を参加者自身が創ることができました。自然に感謝ですね。
「自然の中で、私たちは暮らし生かされているのだな」と感じた時間でした。最後に、ヨッシーが参加者の皆さんに伝えていたメッセージを最後に終わりたいと思います。
「今私たちがこの地球で生活できているのは、7世代先の孫から、自然の恵みをお借りてしています。だから、少しでも今の自然を大切にしたいし、ありがとうという気持ちがとても大切です!」
TacK!
おせっかいおじさん ぷーさん
参考文献
https://morakniv.jp/
morinocoナイフ – 子どもたちにナイフを|自然と遊びをつなぐコミュニケーションツール (morinoco-seki.jp)
子どもとナイフを使っていきたい大人達に向けた『子どものためのナイフワーク講習会』開催しました。 – モリノス (morinos.net)
1.1.体験活動の教育的意義:文部科学省 (mext.go.jp)