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みんなの”たまり場”×TANOプレーパーク

8月3日、10日の2週連続で、田野児童センターのご協力をいただき、「TANOプレーパーク」を開催しました。当日は、こどもから大人まで計63名(3日:35名、10日:28名)の方が遊びに来てくれました。どちらも暑い日の実施でしたが、こどもたちは暑さに負けず、水遊びを中心に焚き火や自由工作を楽しんでいました。


異年齢交流

世代を超えたつながりが生まれました。今回のTANOプレーパークは、田野まちづくり協議会人材育成部会のご協力をいただいています。その人材育成部会の前田部長もお手伝いに来ていただきました。いつの間にか、前田さんと女の子が椅子に座り、オセロをやっていました。二人とも初めて会った関係とは思えないくらいリラックスして会話をしながらオセロの時間を楽しんでいました。縁側でくつろぐような温かい時間が生まれていました。

前田さんと女の子

安心できる環境は、大人の意識も変わる?

当日は、児童クラブのこどもたちも参加してくれました。日頃、ケンカが絶えないやんちゃの子もいると聞いていました。しかし、そんな子も、最初はぎこちない感じで入ってきたものの、徐々に場の環境に慣れて、楽しそうに遊び、協力する姿も見られました。児童クラブの職員の方も、最初は不安を抱き声をかけていましたが、こどもたちの楽しい様子を見て安心したのか、ゆっくり座ってこどもたちの様子を見始めました。こどもたちが、生き生きとした行動を取ると、一緒に喜んでいたのが印象的でした。職員の方も、責任ある立場にあるのは承知しています。でも、それが過度になると、本当にあるべき姿と乖離してしまうことは、私の経験の中でもあるし、そことの葛藤や挑戦でもあります。説明と理解を重ねながら、大人同士の関係性を築き、みんなで安心して遊べる環境が創れたらと思います。

温かく見守っていただきありがとうございます。

主体性は、元々持っている

毎回、TANOプレーパークでは、”片付け”をこどもたちには求めていません。でも、私が片付けをしていると、最後まで残って遊んでいるこどもたちが、「なんか手伝うことない?」と聞いてきてくれました。そのこどもたちの姿を見ていて、勇気や思いやりを感じることができます。
”自然に湧いてくる思いやり”というものでしょうか。嬉しく思うとともに、教えてなくても、元々、持っている感性なのだなと実感します。

ほとばしる感性1
ほとばしる感性2
ほとばしる感性3

人を集める場所ではなく、人が集まる場所

両日とも、焚き火と焼きマシュマロを行いました。
ある子が、「マシュマロやるよーーー!」と言うと、颯爽と群がるこどもたち。花より団子ですね。薪割から火起こし、マシュマロを焼いて食べるまでのプロセスを、自分でやることは、マシュマロの味だけでなく、プロセスを含めて「おいしい!」です。
みんなが、譲り合い、助け合い、火や食を中心に温かい時間が生まれました。
火や食の姿形は、いずれ消えてなくなりますが、その時に感じた温かさはこどもたちの心を温め、その姿を見ている周りの大人の心も温めます。
TANOプレーパークは、自分の責任で自由に遊べる場所であり、人が集まる場所を目指します。あそこに行けば誰かがいる。こどもだろうが、大人だろうが関係なく、町の”たまり場”になければと願い、その願いをカタチにしていきます。

薪割り
焼きマシュマロ


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