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感謝、愚直に、4度目の育休へ。

令和6年12月、第4子となる次男が誕生しました。まずは、元気な赤ちゃんを命懸けで産んでくれた妻に感謝です。
今回、次男の出産を機に、パパ・ママ産後育休(新制度)と育児休業を利用しています。今回の育児休業は1年間です。これまで、第一子の長女の時を除き、5回(内1回は時短勤務)、育児休業制度を利用してきました。次女出産後の3週間と11ヶ月目~12ヶ月目の2ヶ月間、長男出産後の時短勤務と1歳~1歳2ヶ月の2ヶ月間(特例制度)です。おそらく、今回が育休を取ることが最後になるだろうと思い、1年間を選択しました。

これまでの育休を取った経験から、そのメリットや取り方の工夫を自分なりに理解することができました。育休を取ってみて、我が子との信頼関係が育めること、日々変わる我が子の表情や成長が手に取るように分かり父性を育めること。育休は、人生を豊かにする「手段」であること。取る際は、妻との合意形成が重要であること。妻との対話の時間が増え、私自身の人生のあり方を見つめ直す機会になったこと。これまで、私の中で、いろんなメリットや気づきがありました。これは、あくまでも私の育休の感想・解釈ではあります。しかし、こういった、実践を通した感想・解釈を発信していくことは必要だと考えています。
なぜかというと、育休を取りたい、取ってみたいプレパパやパパの助けになると考えています。そんなプレパパやパパの周囲に育休を取ったことがある存在がいれば、育休を取りやすく、相談もできます。しかし、周囲に育休を取った人がいないと、相談もできず、1人で悩み、育休を取ることを諦めることにつながります。実際に、育休の取りやすさの要因の1つに、「周囲に育休経験者がいる」というのは大きいことが分かっています。私が、初めて育休を取りに行った時は、周囲に経験者がいませんでした。当時の上司に相談に行くときは、「1人で大きなモノに立ち向かっていく」、そんな気持ちでした。
育休の良さは、取ってみないと分かりません。うまくいかないことの方が多いですが、取ってみて分かることの方がたくさんあります。特に、男性の育休に関しては、実践例がまだまだ少ないと思います。
ママは、理由も聞かれることなく産休育休に入ります。しかし、パパになると、「なぜ育休を取るのか?」と理由を問われがちです。
その時に、取ったこともない、相談する人もいないとなると、説明に困ります。
「取りたいから」が本音ですが、そこに味のない理由を付け足さないといけない現状があります。「取りたいから」で充分です。でも、理由を付け足さないといけない場合は、是非、育休を取った人の実践例を使ってほしいと思います。

育休を取りたいけど、「取らない」と決断した人の多くの理由が、私は「空気」だと感じています。その空気は、案外、周りの他人ではなく、自分自身が作り出し、勝手に感じ取っているのではと感じています。変な空気を読んで、取らないのは勿体ない。

片寄った意見だと重々承知ですが、もし、そう感じている人がいれば、少し冷徹になることも必要だと思います。「家族の笑顔」のために。
育休は、時間や心のゆとりができます。我が子が生まれてからの育児は、日中の家事育児や夜泣きの対応など、ジワジワと体力を消耗します。家族の心の安定が崩れます。しかし、育児を2馬力で、集中的にやることで、その不安や崩れを解消することができます。
大袈裟かもしれませんが、もしプレパパの方や育休を考えている方は、空気を読まず、立ち向かってほしいと思います。家族の笑顔のために。自分のために。パパたちの育休が、前よりも、今よりも育休の取りやすさにつながります。さらに、今のこどもたちが、子育て世代になったときに、私たちが抱く子育てへの不安や悩みを、こどもたちが抱くことなく子育てできることにつながると感じています。

育休は、育休取得率が目立ちがちですが、大事なのは期間です。今回、私も初めて1年間取得しています。未知の景色です。実践を通して学んでいきたいと思います。

4度目の育休へ。支えてくださる多くの方への感謝を持ちながら、愚直に向き合っていきます。

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