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僕からみた作品③「SKAJAN DRESS]

いきなり冬が本気モード。
本気と書いてマジと読む。かよ〜すぐ本気になりやがってよ。
お前秋の気持ち考えたことあんのか?どんどん短くなってよー
秋はなー、秋は、
言いかけた刹那、秋が口を開いた。
秋「もうやめて!冬くんだけのせいじゃない、あなただって年々長くなってるじゃない。9月も10月もずっと暑いんだよ!私どうしたらいいの!」
いや、わし夏やったんかーい。

これがほんまの劇団四季。
言うてますけどね

季節の変わり目にめっぽう弱い僕は、しっかりと体調を崩しまして
ほんとに参っちゃいますよね〜
気とたるんだ腹を引き締めて、今回はスカジャンドレスをご紹介します。

スカジャンとドレス。悟空とベジータくらいパワーワードです。

スカジャンドレスを、作りたいんですよ〜
↑トムブラウンみたいになってもた

ビッグからそれを聞いたのはわしの真っ只中、あ、夏の真っ只中でした。(←くだらん役はよ抜けや)

スカジャンは、みなさんご存知の通りアクが強いアイテム。
お野菜で言うたら筍。
それをドレスに??どう調理するんだろうと楽しみにしていました。
筍の例えいらんな〜

まずはデザインスケッチが僕の方に送られてきました。
生地の配色をシュミレーションしていきます。

これはリブの色を決める前のもの

何パターンかシュミレーションし、現在の色に決定しました。
可愛いのはもちろん、3色使いというのがスカジャンにありそうでない。
甘さと辛さがちょうどいいバランスですよね?
あれ、なんかカレー食いたなってきた。

ともあれそんなこんなでカラーが決定し、次はあれです。
そう、スカジャンといえば「刺繍」
刺繍の原画はすべて、画家のSAKI君が描いてくれています。
虎、龍、蝶、花様々なモチーフ。ほんとに描くの大変だっただろうなと想像します。オンラインストアにはSAKI君の想いも掲載していますのでぜひご一読いただきたいです。
SAKI君の原画を先ほどの画像に載せて、サイズ感やバランスを調整。
ここで僕の仕事は終わりです。

あとは通称「GOD」と呼ばれる刺繍職人さんのお仕事。
これがほんまにすごい。そらGOD呼ばれる訳や。
みなさん、刺繍ってどうやって行われているかご存知ですか?
機械にデザインデータを入力してポチッとな。
で機械が自動で刺繍してくれる、これが一般的です。

ですが、GODの刺繍は「手振り」と呼ばれるやり方で直接針が左右に動く横振りミシンを用いて、デザイン図案を見ながら、直接生地に柄を刺繍していく技法とのこと。
聞いただけで、熟練の技術が必要じゃん!て理解できます。

これが職人技というやつです


これが神業というやつです

フロントの刺繍はこちらに掲載していますので、ぜひご覧ください。


スカジャンドレス。ゴジータぐらいパワーワードです。

そして完成した作品ですが、ドレスですね。
スカジャンですが、ドレスです。
ボリューム感のある袖、リボンでシェイプしたウエスト、広がる裾
このバランス感がまさにMASAHIRO OKUNOですね。

本気を出してきた冬に対抗するにはこれくらいパワーのあるアウターじゃないと。
ぜひ一度チェックしていただけると嬉しいです。
ちなみにこちらは数量限定の作品ですので、気になっている方はお早めのご予約をお勧めいたします。

https://okuno.official.ec/items/94220707


では目黒の蒙古タンメン中本に向かうデザイナーの画像でお別れです。

まだ食べてないのにもう嬉しそう。

では。

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