間違い指摘反射を利用して、文章を書こう
間違いは指摘して、正したくなる
「間違い指摘反射」は、動機づけ面接法で語られる言葉です。間違いを正したくなる人間の心理傾向のことを言います。たとえば、「私が言いたいのはそういうことではなくて」や、「それは科学的に正しくなくて」のように、私達はつい間違いを訂正したいと思ってしまう傾向があります。
間違い指摘反射を利用すると、文章が書ける
会話の中で自分の伝えたいことが伝わっていないとき、私達は「そういう意味ではなくて、私が言いたいのは・・・」と、より正しく伝わるように訂正しようとするでしょう。間違いを正したいという心理傾向は、私達に自然と備わっています。
この心理傾向を活用することで、私達はより自然な方法で、自分の伝えたいことを明確にすることができるようになります。
AIに文章を書かせて、人間が訂正する。
AIはその性質上、間違えることが多々あります。そして、私達は間違いを訂正するのが好きです。ですから、AIに間違えてもらい、それを私達が訂正するという手順を取れば、私達は自然と、自分の意図がより伝わる文章が書けるのです。
AIに、目次だけ与えて、文章を書かせる
最初は、AIに目次だけ与えて、文章を書かせてみましょう。そうすると、AIはあなたの意図とは全く違う文章を書いてきます。
ここで間違い指摘反射が起こりますので、文章を訂正したくなります。そして、自分の意図をより正しく伝えるための補足説明をしたくなります。自分が書きたいと思える限りは書いていきましょう。
AIに要約させて、訂正する
文章をある程度書いて疲れたら、今度はAIに要約をさせてみましょう。自分の伝えたい内容が正確に伝わっているかどうかをチェックします。もし要約内容が自分の伝えたいメッセージと異なる場合は、自分の伝えたい内容をAIに伝えて書き直しをさせてみます。そうすると、また手元に、手直しが必要な文章が出てきますから、それを修正・訂正するのです。
これを繰り返すことで、私達は文章を書くことができます。
AIが間違えることを利用しよう
AIはその性質上、間違いを含んだ情報を出すことがあります。また、私達はそれを訂正するのが好きです。AIが出た当初、どれだけ多くの「間違い指摘」がインターネット上でされたかを思い出しても、それは明白です。
そうであれば、AIに間違ってもらい、私達がそれを正すという方法は、AIにとっても、人間にとっても自然な文章作成方法となりえます。
AIが間違えるという性質を活かすことで、私達は自分の伝えたい意図をより正確に伝えられるようになるのです。AIの間違えるという性質、人間の正したいという性質の両方を活かして、文章を書いていきましょう。
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