「人の役に立つ仕事」だからこそ、副業の強みを活かすことができる。
現在、厚生労働省は副業・兼業を促進しています。
単なる「解禁」ではなく、「促進」しているのです。
せっかく副業するのであれば「人の役に立つ仕事」を目指しましょう。
【1】副業の特性
副業では、資源には限界があります。専業でやっている人よりも、時間も、労力も、お金も、かけることができません。その仕事に1日で費やすことができる資源は、専業の方に比べると圧倒的に少なくなります。
同時に、副業には「短期的な結果を出さなくてもよい」という強みもあります。短期的には採算度外視で取り組めるのが、副業のよいところです。専業では短期的な採算を無視することができません。
副業だからこそ、長期的な視点を持って取り組めるのです。
長期的に取り組むことができるからこそ、副業の特性を活かすことができます。
【2】意義があるから長期的に取り組める
長期的に取り組むときに、もっとも重要となるのが意義です。仕事に意義を感じられなければ、長期的には続きません。
ボランティアの人々が、何も見返りを求めず、長期的にボランティア活動を行っているのは、その活動に意義を感じているからです。
副業も、ボランティア活動のように「意義」を重視しましょう。
これがあることによって、長期的に取り組めるという副業の強みが活かせます。
【3】人をハッピーにすることは、ビジネスにもなる
何をすればいいのか分からない場合は、「人に嬉しいと思ってもらえること」を考えましょう。
ビジネスの本質は社会貢献であり、人に価値を提供することです。
そして価値を人は、「嬉しさ」として感じ取ります。「これを購入すれば、ハッピーになれる」と思えるものを、人は購入するのです。
人に「嬉しい」と思ってもらえることは、意義を感じやすく、ビジネスとして成立もしやすいということです。人は「未来のハッピーな自分」を購入しています。
反対に、人をハッピーにしないものはビジネスとしては成立しにくくなります。植林などのエコロジー活動は意義を感じやすいのですが、直接的に「人をハッピーにする」ということが難しいためビジネスとして成り立たせるのは難しくなります。
【4】「状況」と「目的」と「手段」を考える
ビジネスとは、人に「嬉しい」と思ってもらうことです。
そして、嬉しいと思ってもらうには「特定の状況において生じる、特定の目的達成の手段を提供すること」が重要となります。たとえば、家庭教師は「勉強成績はよくはないが(状況)勉強ができるようになりたい(目的)生徒に、分かりやすく勉強を教える(手段)」ことをしています。何かしらの状況があり、その状況から生じる目的があって、その目的達成のための手段を提供するのがビジネスです。
ビジネスを考えるときは「状況」、「目的」、「手段」の3つを考えることが必要不可欠です。
ですから、まずはこの3つについて書き出して考えてみましょう。
あなたはどのような「状況」にいる人々の役に立ちたいでしょう。
その「状況」にいる人々は、どのような目的を持つでしょうか。どのような進歩を望むでしょうか。どのような状況改善を求めているでしょうか。
その「状況」と「目的」を持つ人々に対して、あなたは何を提供できるでしょうか。
【5】人に役立つことこそ、副業にふさわしい
副業には、1日で費やすことができる資源に限りがあります。
反対に、長期的には大量の資源をつぎ込むことができます。
副業は、長期的に取り組むからこそ、その強みが発揮できます。
長期的に取り組むためには、仕事に意義が必要です。特に副業の場合、意義を感じなければ、わざわざ勤務終了後に取り組みたいとは思えなくなります。
意義を感じるもののうち、人に「嬉しい」という感情を生じさせるものはビジネスとしても成立しやすくなります。
「人をハッピーにすること」こそ、副業にふさわしいのです。
世の中には様々な副業があります。中古店に行って機械的に商品を仕入れ、機械的に販売する副業もあります。名前も知らない医療機関のために800字程度の中身の薄い記事を書く副業もあります。そのような副業はたくさんありますが、そのような意義を感じられない仕事は続けられません。
続けられないというのは、副業の強みを活かすことができないということです。
副業の強みを活かす仕事を選びましょう。それこそ、人の役に立つ仕事こそ、副業の強みを活かせるものです。
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