心理学的にも、自己卑下は役に立たない。
『ネガティブな感情が成功を呼ぶ』という書籍があります。
この本の中に、次のような一文があります。
《断酒したばかりで酒に手を出してしまった成人メンバーのうち、面接中に「恥の意識」をまったく表さなかった人たちがその後口にした酒は、4ヶ月で平均7.91杯だった。一方もっとも激しく「恥の意識」を表した人たち(上位10パーセント)は、その後の4ヶ月間に平均117.89杯飲んでいた。酒をやめられない自分を強く恥じている人の方が、立ち直ることががはるかに難しいのである。》(上記書籍から引用)
簡単に言うと、”「恥の意識」を持てば持つほど、断酒が難しくなる。”ということです。
自分を恥じる行為は、行為の改善にはまったく役に立たないのです。
ですから、行為を改善したいのであれば、自責の念は持たないようにしましょう。
自分を恥じるのではなくて、「私らしくなかったな。次はこうしよう。」と考えるようにしてください。
もしあなたがパワハラを受けた自分にも責任があると思っているとしても、それはあなたの行為について思うべきことであって、あなたの人格や性格の問題には、捉えないでくださいね。そのように捉えても、あなたの行為の改善には結びつかないのですから。
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