原点を考えたら、原点に戻ってきたことに気づいた話
シーズンが終わると、色々振り返る時期にくるのだが、今年は少し様相が違う。
今年からバスケ雑誌「ダブドリ」の一員に加わらせていただいたので、色々忙しくしている。
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忙しくしている理由は結局、
色々やっている中で煮詰まってくると
「これ面白いからオファーしよう。」
「あ、あの人の話も聞いてみたい。」
なんて気持ちの赴くままに企画を作ったり、ありがたいことにさまざまなお誘いをいただくと
「あれ?なんで俺はこんなに抱えているんだ?」
となったりする(笑)。
(増やしているのは自分という事実)
これが仕事なのか?と言われると疑問ではある。
仕事ではあるが、好きなことをできていることはすごく幸せなことであるのは大前提でありながら、それが故の恐怖心?葛藤?もある。
(なんなら今も合間にnoteを書いている)
ここまで読んだ方に勘違いして欲しくないのは、これでは愚痴ではない。
じゃー、なんだ?と言われると…息抜きである(笑)。
原点は?
先日、佐賀バルーナーズの髙橋ACが「コーチとしての原点」というnoteが更新された。
こういうものはタイミングが重なると感じている。
このnoteを読んで、僕の原点はなんだったろうなー…
なんて考えていたら、先日、群馬の輪島射矢ACにお会いした。
僕の今のバスケットボールの関わりへの原点は2つある。
20歳でコーチを始めたこととBリーグが始まり、「輪島射矢を追いかけて」というブログを書き始めたことだ。
当時は、今と違いBリーグ関連のコンテンツは少なかったがゆえに、ある程度の反響があった。
コーチの話はまたにして、僕とBリーグの始まりの原点を振り返ると
レバンガ北海道の選評、分析と輪島射矢から始まった。
自分が好きなものにスポットと当てる。
それは至極普通なことだが、今もその原点を貫けている自分はすごく歪な気がするし、感謝しかない。
要するに僕の原点は「自分が心を射抜かれたもの」の魅力を探求することにある。
21−22シーズン
これまでを振り返っても、僕には常にバスケの関わり方の軸点があった。
山本柊輔選手(愛媛オレンジバイキングス)、スラムダンク奨学金メンバー、そして、21−22シーズンは長谷川暢(秋田ノーザンハピネッツ)だった。
これは仕事でもなんでもない。
ただ、自分が彼らに心動かされただけである。
だから僕は、それを言葉にしたかった。
それがいいか悪いか……。初めて今シーズンの長谷川暢は
個人の想いなのか、仕事なのか……。
混同とまでは言わないが、違和感を感じることは多々あった。
僕としても非常に難しいシーズンではあったことは間違いない。
「自分なりに」ではなく、全てをかけて誰かのもとに届けたい
色んな人と話す機会が増えたことによって、僕は1つの引っかかるの言葉を見つけた。
それはカテゴリーに関係なく、その中で上にいくチームや選手に共通していると思う。
「自分なりに」
という言葉だ。
「自分なりに頑張った。」
という言葉は個人的には誉められるものではないと感じている。
バスケに当てはめてみても、今年伸びた選手は自分なりにではなく、チームに求められるものをやり切れた選手が多かったと感じているし、自身の言葉からも「チームの中で」や「やるべきことはやり切れた」という言葉を多く聞いた気がする。
逆にうまくいかなかったチームや選手は
「自分なりに頑張った」
というニュアンスの言葉が多かったように思う。
今、僕もこの立場にいて、
「自分なりに頑張ってもダメだ」
ということに気づかせてもらった。
逆に言えば、「自分なりに頑張る」を積み上げていたなら、
今、僕はここにはいなかったのかもしれない。
自分の立ち位置を認め、自分に何ができるのかできないのかを考え、そして今の環境で何が必要かを見極めて行動をしなくてはいけない。
これからは全てをかけて誰かのもとに届けたい。
話がややこしくなったが、巡り巡って原点に戻ってきたなということだ。
僕はそう感じている。
ただ、それはぐるぐる回るのではなく、雪だるまのように転がる中で、常に大きく成長していかなくてはいけない。
時に壊れるかもしれないが、それでもまた転がして大きくしていく。
原点を考えたら、原点に戻ってきたと気づいた。
今日この頃。
追記
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