感染症から考えるSDGs(アフリカ編) ~識字率と教育の格差~(後編)
前回の続きです。前回の投稿を先に読んでくださいね。
3. すべての人に健康と福祉を(SDGs)
今回は感染症についての実験をやりました。これと関連の深いSDGsの3番目のゴールとターゲットに注目してみましょう。
SDGsのゴールはよく見かけるけど、ターゲットについてはよく知らない人が多いんじゃないでしょうか。少なくとも僕はよく知らないです。
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農林水産省のページで17のゴールとターゲットを確認しました。
ターゲットの1と2には妊産婦や新生児、5歳以下の死亡率について書かれいます。僕がアフリカで感じたことがターゲットにあるので、現地では大きな問題なんだろうなと思います。
そして、3番目のターゲットには感染症について書かれています。
世界三大感染症
ところで、世界三大感染症ってご存じですか?
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知ってますか?ヒントはこれです。
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わかりますか?
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三大感染症はエイズ、結核、マラリアです。
AIDSとHIVの違いは?
AIDSのS、HIVのVは、なんでしょうか?
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エイズってかかってしまったら、どうしようもない病気なんじゃないかって思っていませんか?僕はそう思っていました。
下に示した動画の中で末期のエイズ患者に抗HIV薬を投与して回復して元気そうな姿になったスライドがありました。完治はできなくて一生薬を飲み続けることにはなるみたいですが。
さらにいろいろ調べてみると
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詳しくはこちらから
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U=Uのメッセージはいわば、社会生活において陽性者は、性行為を含めて感染していない人と何ら変わることのない生活を送ることができる、ということを伝えるものです。精神的な負担や、その他の諸々の負担から解放されて、選択肢の幅が増えることになります。こうして、陽性者の生活の質(Quality of Life:QOL)の向上につながると考えます。(U=U Japan Projectより)
エイズ患者への差別や偏見はあるみたいです。僕は感染症のことを調べていて、たまたまこのページを知っただけだけど、知らないことばかりだなと思います。正しい知識をもっていれば、差別や偏見も減るのかな。
顧みられない熱帯病
次に、顧みられない熱帯病って書いていますね。
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顧みられない熱帯病ってなんでしょうか?調べてみると
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NTDsって言うらしいですね。これまで見放されてきたとか、あまり関心を向けてこられなかったって言われたりもします。
どんな病気があるのでしょうか。
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デング熱や狂犬病はよく聞きますね。ハンセン病も聞きますが、他はあまり聞かないかなと思います。オンコセルカ症って知っていますか?
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ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智さん、大村さんはオンコセルカ症に効果のある薬を開発して、多くの人たちを救ったことが評価されたそうです。
大村さんは何かの薬を開発して、たくさんの人たちを救ったってぼんやりとしか知らなかったけど、感染症のことを調べていてこんなところでつながって感動しました。
この2つのスライドは日本製薬工業協会のページからとってきました。
水系感染症
次に水系感染症について
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水系感染とは水、特に飲料水によって感染症が流行すること。(コトバンクより)
不衛生な水を口にすると感染のリスクは上がります。
日本ではあまり聞かないと思います。
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日本では水系感染症に有効な浄水処理と1957年に水道法により塩素消毒が義務化され、水道普及率もあがり、水系感染も減ってきたようです。(わが国の水系感染症の推移ー大阪市ーより)
世界の水道普及率は
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やはりアフリカやアジアの地域は水道普及率低いですね。
水は川や池、湖から汲む必要があります。
当然ながらこのような場所の水は泥や細菌、動物の糞尿が混ざっており、安全といえないどころか、非常に汚れた水となっています。
病原菌や寄生虫にも汚染されていることが多く、これらを浄水することなく使用したり、飲んだりするため、とても危険なのです。(gooddoマガジン編集部より)
終わりに
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2016年にJICA教師海外研修に参加して、ワークショップや教材作成を体験・実践して、それからアフリカ3回の旅行を経て2018年に感染症の化学実験を考えました。
始めは実験のアクティビティだけでしたが、機会がある度に実践して、アドバイスをもらい、いろいろ調べて改良して、こんなふうに形になりました。
調べていくと新しい事を知っていくけど、本当に知らないことばかりだなと思い知らされます。自分も知らないことで偏見を持っていたりしているんだろうなと。
見てくれた人がどこかで実践したり、なにかの知識とつながったりするとうれしいです。
あと、参考までに
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学校とかで実践する場合は通学方法でやるといいと思います。
後編おしまい。
①ケニア、②③エチオピア、④ザンビアのツアーについては次の投稿に。