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現役講師が教える スピーチ、プレゼン上手になる練習法

拍手万雷のスピーチをしたい!
勝つプレゼンをしたい!

そんなあなたに向けた記事です。

これを読んで、魅力的なスピーチ、引き込まれるプレゼンの一歩目を踏み出してください。

以下は、スピーチなら原稿が、プレゼンならプレゼン資料が作成済みと仮定して話を進めます。
(原稿や資料の作成方法は、別途書きたいと思います)

つまり、下準備は万全、しかも内容には自信がある。
という状態を想定しています。

では、いきましょう。

1.リハーサル

まずは、いつもやっている方法でリハーサルをしてください。

なに?リハーサルなんてしたことがない?
それは困ったものです。

つまり自己流ってことですかね。
それでは、いつまでたっても殻を破れませんよ。
そんなあなたは、ぜひ続きを読んで実践してください。

さて、話を戻してリハーサルです。

この時のポイントは2つ。

「本番を想定すること」
「納得するまでやること」

これだけです。

それぞれについて、説明していきます。

① 本番を想定すること

いわゆるイメージトレーニングです。
人前に立つとうまく話せない。
その原因のほとんどが緊張です。

緊張に打ち勝つ武器は自信です。
自信は練習から生まれます。

ただし、単に回数を重ねるだけでは効果は上がりません。
だから、本番を想定するのです。

お客様向けのプレゼンならば、場所は会議室でしょうか。
人数は5~10人ぐらい?

本番をできるだけ具体的に思い描いてください。
どうですか。少し緊張感が高まりましたか?

その緊張感を維持したままで、練習をしましょう。

ここで練習をした数だけ、緊張の度合いが低くなります。

② 納得するまでやること

先ほど練習が自信につながり、緊張緩和につながると書きました。

その自信は「あれだけやったから絶対大丈夫」と思えるぐらいに練習した人にだけ宿ります。

もうこれで十分だと思える練習量をこなして初めて自信がうまれるのです。

さあ、ここまでで、あなたは本番(想定)で何度も繰り返しプレゼンテーションやスピーチを実施したことになります。

確かに仮想の経験ではあります。
しかし、練習量は嘘をつきません。
いざ、本番!という時に自信は絶対に裏切りません。

「いや、裏切られたけど」という人!
それは単なる練習不足ですよ。

本当に納得するまでやりましたか。
自分に問いかけてみてください。

内なる自分が「もう納得した」と言うまで繰り返しましょう。

2.スマホ撮影

さて、ここまで来たあなたは、納得いくまで練習したはず。

しましたよね?

したと信じて、次のステップに進みましょう。

第二段階はスマホによる動画撮影です。
動画を撮影できるならスマホじゃなくてもいいです。

この時のポイントは2つ。

「本番と同じ環境を用意すること」
「身だしなみも本番と同じにすること」

では、詳しく見ていきましょう。

① 本番と同じ環境を用意すること

撮影する前に準備が必要です。
可能な限り本番環境と似た状態を作りましょう。

これは「できるだけ本番同等」ということで手を打ちましょう。
客先でプレゼンをするなら、その環境にできるだけ近づける。
広さ、窓・ドアの位置、聴衆との距離。
プロジェクタの大きさ、ポインタの使い方。
これらの物理的なことを、可能な限り本番に近づけていきます。

これは後程説明する「4.ノンバーバル調整」に影響します。

自宅で撮影するなら、そんな環境を用意するのは難しいですよね。

時間とお金を投じて、貸会議室を借りて対応しましょう。
本気でうまくなりたいなら、投資は必要です。

② 身だしなみも本番と同じにすること

家着で撮影しても緊張感も何もありません。
当日着る予定の服を着て、靴を履いて撮影します。

きちんと御髪を整え、男性ならば髭を剃り、本番と同じ準備をして、同じいでたちで撮影をします。

スピーチやプレゼンは見た目や、体の動きも成功のための要素なのです。
ここで手を抜くことは許されない。

もちろん前述したイメージトレーニングの一環でもあります。
そして、緊張感を少しでも高めるための準備なのです。

さあ!
準備ができたら撮影です。

タイムマネジメントをしっかりし、全身をフレーム内に入れて撮影をしましょう。

ここから、チェックと調整の無限ループに入っていきます。

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