ものおじしない性格 --- 「 ダウン症があるとかないとかどうでもいい、誇りがあればいい。」
息子が通う保育園では、毎月お誕生日会というのをやるらしい。
全クラスがホールに集まって、その月お誕生日の子が前にでて、好きな衣装をきて、ケーキ(的な形をした何か)のろうそくを消す(ふり)をしたりするようだ。
そして、前に出た子に、みんなから好きな質問をしましょう、とかもやるらしい。友達が手を挙げて、誕生日の子が指して、質問をしてもらうらしい。
その質問コーナーで息子が手を挙げて指してもらったらしい。
さて、息子はまだ喋れない。
で、どうしたかというと、「ご飯」のジェスチャーをしたらしい。それを見た先生が、意図をくんでくれて「朝ご飯は何を食べましたか?だって」とかわりに質問してくれて、誕生日のお友達はそれに答えてくれて、息子は満足したらしい。
その他にも、帰るくらいの時間の時に、みんなでホールで集まって遊んでいる時に、息子が前に出て椅子に座って、手遊び(めーがーでーてー、ふくらんでー、かな?違うかも)をみんなの前でやっていたこともあるらしい。
でも歌えないから、他のお友達が先生に「先生、歌ってあげてよ」とか言っていたらしい。
クラスでは当番というのがあって、当番の子は前に出て挨拶の音頭をとったり、朝の会で朝ご飯に食べたものとかを発表するらしい。
さて、息子はまだ喋れない。でもご飯のジェスチャーとか、飲み物のジェスチャーはできるので、それで伝えて、先生が説明してくれているらしい。
飲み物のジェスチャーをして、
「お味噌汁を飲んだのですか?」
「うん」(うん、は言える)
とかやっているらしい。いや、みそ汁なんか飲んでないんだけど。
まあね。
意図を汲んでくれている先生や友達に支えられているという部分は本当にあって、それはとても助かっている。ありがたいことだと思う。
ただ、それにしても、息子のものおじしないところというか、度胸というか、そういうのがすごいなと思ったわけだ。
お喋りが苦手な子は、すこしひっこみじあんになって、自分から手を挙げたりしないような気がするのだが、この子は手を挙げちゃうんだねえ。
すごいねえ。
このまま、邁進して欲しいものだ。
ただ、いや君は手を出さなくていいってことに手を出そうとするのが、家ではちょっと困っている。
(2017年3月29日記)
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