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さて10万字 --- 「ダウン症があるとかないとかどうでもいい、誇りがあればいい。」

だいたい10万字を超えた。10万字というと、文庫一冊分くらいである。

とは言え、情報共有という目的としては、まだ書かないといけないことが沢山ある。滲出性中耳炎と鼓膜チューブのこととか、摂食指導とか、ST、OT、PTのこととか。ただ病気や療育方面は妻がメインになっているので、彼女のほうが詳しいのだな。思い出しつつ書ければいいとは思うけれど。
支援学校での生活も書いていきたいのだけれど、保育園のときと違って直接出向く機会が少ないので(多くても困るが)、なかなか雰囲気がわからない。
でも、息子は楽しく学校生活を過ごしているようだ。

先日、学校で「学習発表会」というイベントがあった。これまで学校でやってきたものを発表する催しで、高学年や中等部になると劇をやったりしていたが、一年生は授業でやった平均台と箱積みと型ハメを順番にやった。あ、あとエビカニックスという体操もやった。
息子は自分の番になると幕の裏からステージ中央にバーンと両手を広げて登場してみんなに手を振り、平均台などの間も、終始ニコニコしながらカメラ目線だった。みんなに手を振ったりカメラ目線な子、他にいなかったぞ。
この子のニコニコは、いわゆるダウン症のニコニコとは少し違って、うたのおにいさん風味というか、人の目を意識したニコニコな気がするのである。よほど舞台が好きなのだろうな。

そんな人前に出るのが大好きな息子が、この先どういう風に育つのか、興味津々である。長い目で観察していこう。

(2018年12月28日記)

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