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ボカロPを初めてみた。
この度、ボカロを使い始めてみた。
そう、ボカロに関する話は色々なところで聞くが、百聞は一見に如かずということで、実際に自ら触ってみようということで始めたのだ。実際使ってみてめちゃくちゃ楽しい!
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まぁバンドサウンドしか聴いてこなかった去年までのオレからすれば信じられない話だが笑 最近いろいろといじっていて、これがまた楽しくてね。
女性曲カヴァーのためのボカロ
とはいえ、何も重音テトちゃんとか小春六花ちゃん、花隈千冬ちゃんとかそういう推しのキャラがいるわけでもなく、特定の女性キャラクターと組んで何かしらオリジナル曲を作って音楽活動をしようとまでは現時点では思っていない。
単純に女性キーの曲をコピーするのに使いたいなぁって思ったまでである。例えばぼっちざろっくの結束バンドだったり、シークレットベースで有名なZONEとか川嶋あいだったり。やはり1曲でも多くカヴァーしていって今後作る曲のネタにしていきたい。
Voisonaで知声(Chis-A)ちゃん
さて現時点で誰の声をどうやって動かしているのかと言うと…
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Voisonaというソフトを使って知声(Chis-A)ちゃんの声を仕上げている。
合成音声ソフトといえば、重音テトやRyo、花隈千冬など様々なキャラクターをSynthesizer Vで動かすイメージがあると思われるが、オレの場合取り敢えず無料でどうやったらそろえられるかなーって考えた結果がVoisonaで、そこに一番最初に入ってたのが知声ちゃんっていうだけのことであった。
Voisonaは有償?それとも無償?
さて今回使ったVoisona。相変わらず癖だらけだ。もともとVoisonaはCubaseと連携していじれると何かの動画で見た気がするが…
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ダメだった。おそらく考えられるのが、例えばCubeseとVoisonaがコラボしている有償パッケージ版を買わなきゃCubase上で動かせないんだろう。エラーメッセージには
"有償ボイスライブラリをご契約中のお客様"
って書いてあったし。んで、"インストゥルメントプラグインはどなたでもご利用いただけます" ってやつが...
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この画面の左上にある知声ちゃんっていう感じなんだろうきっと。(この画面は無料でVoisonaのアカウントを作ってインストールさえすれば開ける)
なので、タダでボカロを使うにはCubaseと別の画面でVoisonaを開き編集して、それをWAVに落としてCubaseで読み込むという手間のかかることをしなければならない。
(まぁ無料で揃えたのでそれくらいの手間は致し方無し…)
とはいえ、操作はなんとか慣れてきた。範囲指定がわかりにくすぎたり巻き戻し早送りがなかったりなど苦労する場面は多々あった。見た目や触り心地だけでいうとCubaseのピッチ補正ツール、VariAudioに近い気がする。
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ボカロPならではのこだわりの多さ
また、親友に色々ボカロの極意を教えてもらった。初めて使うので最初は棒読み感も機械感もあってよく分からなかった。だからDTMやってる後輩に、焼き肉をご馳走してDTM講座を開いてもらったのだ笑 大まかに学んだこととすれば、
・自然なしゃくらせ方
・低い声から高い声への急上昇
・音価(音の長さ)
・ブレスの有無
・タイミング補正
など...本当にキリが無いが、様々な処理を行って最終的に人間らしく自然に聴かすことができる。こうやってニコ動におけるボカロ文化ができたんだな。
世のボカロP達は凄すぎる…
というかね、オレは思った。ボカロって凝り出したら止まんない。こだわるところがあまりに多すぎる。
DTMerであれば結構ボカロ率が高いが、みんなよくこんなことやってるなぁって感心した。実際に触ってみて本当によくわかったよ。
コンペで賞取ってる人とかそうなんだけど、いかに合成音声であそこまで歌わせるのが難しいかっていう。そして尚且つあれだけ良い音質を保ちつつボーカルミックス処理をしている。ただただ頭が上がらない。
なので、オリジナル曲に繋がるかどうかはわかんないけど、少なくともボカロPならではの苦労というかこだわりを知れたという意味では、本当にいい経験を得られたと思う。彼らに対するリスペクトを抱えつつ、これからも音楽活動していければと思う。
ヒビロック