失った地図の破片
先日、コラボ曲を仕上げた。そう、この曲は音楽仲間である元さんと仕上げてた曲。タイトルは、"地図"。
地図という名の由来
何故地図という題名なのかというと、"隙間だらけの地図を埋めていこうという気持ちのもとで作ったから。"
元さんもオレも今年の春に転職したということもあって、新しいスタートを切った。その歩みの上で、失った地図の破片を取り戻していこうという決意を歌にしたわけだ。
曲調としては、Beyond the Journeyのような爽やかなロック調に仕上がったかなと思う。
ちなみにだが、制作段階ではGLAYのアルバム、BELOVEDを意識した。
ロックなんだけどどこか懐かしさを感じる作風が、元さんのデモを聞いた瞬間思い浮かんだ。実際歌詞も都忘れから一部引用したし。("お互いの過去に戻れない")
お互いの意思を読み取る
当初から心がけてたのは、なるべく自分の色を出しすぎないっていうこと。まぁ今回のコラボにかぎったことでもないがなるべく相手の意図を読み取ることを一番意識した。
例えば相手が作ってくれたドラムのこのフレーズを活かすには、自分がどのようなベースを弾くか?
または、ギターを弾く時でもできるだけ元さんが考えてくださったフレーズのニュアンスを崩さないように意識してレコーディングした。
新たに加えたフレーズも、元からあったフレーズに対してどうすれば違和感なく聞こえるか?など、コラボすることによって学ぶこともたくさんあった。
歌詞も少し病んでた時に書いた詩集リストがここで役に立った。笑
去年の年末から今年の初め頃に仕事帰りに通る橋から木津川を眺めながら描いた詩たちが、ようやく役に立つ時が来たようだ。
シンセのお勉強
さて、今回のコラボでオレは二つの挑戦をした。
一つ目はシンセ。今年からはシンセのお勉強をしていってオシャレに使いこなしてやろうと決意している。
その第一歩として、Vitalで理想の音色を作っていこうと考えた。どうやらこのVitalがシンセ音源の定番中の定番で、コレさえ扱えればセラムなど他のシンセソフトにも応用できるそうなので、使わない手はないと思った。
今は解説動画の人と一緒にワンステップずつやってるんですが、狙い通りの音が出ればむちゃくちゃテンション上がる。
DTM初めて4年経った今ようやく、"オレってDTMやってるなー" って感じがした。今までは自分がバンド出身ってことで、生音レコーディング的な感覚でDTMを見てたから。
アコギレコーディング
2つ目はアコギ。この前のラジオで語った新しいエレアコ。アレを初めてレコーディングで使った。そう、今回のコラボ曲でデビューという形になった。
いやーアコギのレコーディングむずい...。やはりラインの音が思ってた以上に冷たい感じだったので、確かにノイズとかには強いものの、癖はあった。
んで自分的にむしろマイクで撮った音の方がすごく好み。まぁオーテクのAT4050という奮発したマイクを持ってる強みだからでしょう、最高の生音が取れたと思った。
ラインだと遠くからアコギが鳴ってるけど、マイク取りだと臨場感あるサウンドが感じられた。そして、懸念されていた意外と周りのノイズも気にならなかった。
ただ、逆に相当練習しておかないと変な音になる。
例えばFコードが頻繁に出てくるが、少しでも人差し指の押さえ方が甘かったら途端に変な音になる。
なので、エレキ以上に自分のプレイにシビアにならなければいけないって実感した。それこそもう体に染み込ませる勢いで慣らさなければならない。
そんなわけで今回のコラボは色々勉強になった。いい経験に変えていきたい。
ヒビロック